不妊治療に取り組む!!
僕は、適応障害の他にもう1つ病気を抱えています。
その名は。。
『下垂体前葉機能低下症(ゴナドトロピン単独欠損症)』
聞いたことありますか?
近年では男性不妊症も、話題なることが増えてきたようなので聞いたことある方もいるかもしれませんね。でもほぼいないんじゃないかな?
下垂体から分泌され精巣に働きかける性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)が、何らかの原因で正常に分泌されなくなり性欲低下や勃起不全などEDのような症状もみられる病気です。
最初の診断
僕がこの診断を受けたのは社会人2年目の夏頃でした。
性欲がある時期と比べて極端に落ちていたこと、仕事中も身体の火照りや集中力の低下、急な動悸など更年期によくあると言われている症状に見舞われていました。
仕事を始めて、帰宅時間が毎日22時が当たり前のような忙しい日々が続いていたところで、きっとストレスによる一過性のものだろうと思っていたのですが、症状が出るようになってから気づけば1年が経過していました。
近くの基幹病院の泌尿器科を受診して、血液検査をしたところ、男性ホルモン(テストステロン)の数値が悪いとのことで、内分泌科に回されCTを取ったり、ホルモン負荷試験をしたりいろんな検査をしました。
それらを経て、ついた病名がそれでした。
病気の原因
仕事でストレスを感じ始めた時期と、症状が出始めた時期が重なるので、ストレスが悪い影響を及ぼしたと考えていますが、確かな原因は分からないことになっています。
僕は他人に比べて精巣が小さい、体毛が薄いなどの身体的特徴があるので、もともと男性ホルモンの分泌が弱いか二次性徴での未発達も考えられるとのことでした。
別で診察を受けている精神科の医師曰くは、ストレスによりホルモンが欠損してしまい、身体のバランスが崩れたことでメンタル面でも影響が出たのではないか?と見解を示されましたが、専門医ではないので参考までに留めています。
治療について
この病気は、2009年に特定疾患(難病)に指定されていて僕も現在、補助を受けながら治療を続けています。
治療方法は、自己注射💉
ゴナドトロピンには、LHとFSHの2種類があり、LHは黄体形成ホルモン、FSHは卵胞刺激ホルモンとそれぞれ呼ばれています。
僕はLHの値が低いのでそれを補うために、HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を週2回注射しています。
これが、実際に使っている注射器具一式
糖尿病治療のように簡易的なキットがないので、現場の看護師さんと同じように、薬を作って注射をします。
今は慣れましたが、はじめは手が震えて注射できず、毎週末に病院に通って看護師さんに指導してもらっていました。
治療をするようになってからは、性欲も向上しほぼ元どおりの生活を送っています。ただ少し問題が…。
精子の数が少ない
治療を開始してから定期的に精液検査を行なっています。精子の濃度、運動率を確かめるためです。
今日も検査を行いましたが、前回と比べるとあまりよくなかったのです。あまり悲観していませんが。
因みに検査らこれまで3回行なっていて、最初は精液の中に精子が7つしかなかったという悲しい結果でした。
将来に向けて
将来のことはまだ分かりませんが、医師の話によれば将来結婚して子供を望むのであれば、HCG製剤だけではなくFSH製剤も併用した方がより効果的とのこと。
金額的にはFSH製剤の方が高いようなので、計画的に治療を進めていきたいところです。
最初は身体の火照りや動悸、集中力の低下などが何より辛かったのでそれを何とかしたいという気持ちでした。
これからは不妊治療に取り組むという意識を持たないといけないんだなぁと感じています。すごい大きなスケールの話になってきましたね。笑
粘り強く頑張りますよ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?