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4月1日からゲーム会社に就職する方へ

ゲーム会社に限った話では無いかと思いますが、4月からゲーム会社で働き出す新社会人の方に向けて、少しでもヒントになることがあれば幸いです。

私が入社したのは約20年前でしたが、入社式や配属された日のことは今でもよく覚えています。それくらい人生の中で思い出となったり、ターニングポイントになった時だったのだと思います。

新入社員に伝えたいこと

①まずは新生活を安定化させよう

新しい生活、人との出会い、環境など慣れないことや疲れることは多々あると思います。一人暮らしがスタートする方も多いと思います。
1日8時間の労働というのは初めてでしょうから、週末の休日さえも疲れて寝て過ごしたり、家事だったりに追われ、趣味の時間や遊ぶ時間もなく、どんどんと下向きな気持ちになってしまうかもしれません。
こればかりは早く慣れることしかないのですが、ゲームが好きなあなたなら、それさえもゲームのように攻略方法を考えながらやってみるのもどうでしょうか。 
衣食住の変わり目は特に健康に注意しましょう。

②1つ作品が完成するまでは頑張ろう

悲しいことに、入社から2年かけた私の最初のプロジェクト(製品)は発売
中止になってしまいました。私自身は作ることに楽しさを感じていたので、それほど大きなショックではありませんでしたが、人によっては挫折感や急激なモチベーション低下になってしまうかもしれません。

自分が開発したかったものや入りたかった部署とは違う場所に配属されるかもしれません。ですが、それが普通だと思ってください。会社側も新入社員や若手に辞めてほしくはないので、昔にくらべたら条件を聞いて配属しているはずです。

これらで退職や転職を考えることはもったいないです。会社の上の方からの一声で、プロジェクトの方向が大きく変わることは(私の会社では)よくあります。
まずは1つの作品を発売して、それを店頭で見たりネットでの評判をみてドキドキワクワクな瞬間を味わってください。きっと感動すると思います。

③最初だけは空気を読もう

最初だけで、といっても1年目のことではあります。
1年目は雑用や電話番など、本業とは違うことも多くあると思います。
飲み会に誘われることも多いでしょう。1年目からできる仕事は「気がつくこと」です。空になったウォーターサーバーの水を交換することでも良いです。できることに気がつき、期待されていることに気がつき、気がついたことを実行しましょう。もちろん、パワハラ・セクハラレベルの内容は空気を読む必要はありません。社内窓口などに相談しましょう。

④同期は大切に

同期は増えません。悲しいですが減るだけです。私も仲の良かった最初の10数人も20年経てば3人ぐらいにまで減ってしまいました(結婚など寿退社もありますが)。嫌な奴と仲良くする必要はありませんが、社内チャットでこっそりと相談できるのは仲の良い同期です。

⑤時間は守ろう

仕事であってレポートの遅れとは話が違います。学校であれば先生の優しさで期限切れも受け付けてくれていたかもしれませんが、会社となれば利益や信用に直結します。
遅刻も同様で、積み重なればあなた自身が信用されなくなり、大事な仕事は回してもらえなくなるでしょう。好きな仕事から遠ざかるだけです。
指示された期日を繰り上げるぐらいの気持ちで取り組み、遅れそうならば、遅れると分かった時点で上司や先輩に連絡しましょう。

⑥好みや得意なことを発信しよう

これができるかどうかで、自分のやりたい仕事が回ってくるかが決まると思います。自己紹介だったり、雑談だったりで、RPGが好きなことをアピールしていれば、新しいRPGのプロジェクトに配属される確率はぐっと上がります。
私の同期はデスクの上にゾンビのフィギュアを並べていたら、新作のゾンビゲームに配属されていました。会社側も得意な人や好きな人にモチベーション高く、良い仕事をしてもらいたいので、そういったアピールは積極的にした方が良いと思います。

以上、自身の思い出や経験を振り返りつつ書いてみました。
良いゲーム開発の最初の一歩、頑張ってください。




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