見出し画像

潰れる会社、潰れない会社との違いとは? 独立する前に自分でも分析してみよう


画像1

中小企業の多くが、創業から3年以内で廃業に追い込まれているという実態をご存じでしょうか。
個人事業主の場合はさらにサイクルが早く、1年で約4割が店じまいに追い込まれているデータも…
こんな記事が掲載されていたので少し分析をしてみたいと思います。

データから見る実態

画像2

中小企業庁のデータを参照すると、平均して1年で約3割、3~5年で4~6割が廃業に追い込まれるという実態が明らかにされています。
5年で大半が廃業していることになります。
このデータだけを見ると独立なんかするもんじゃないと思います。

倒産理由は何だろう?

画像3

倒産理由のNo.1は資金ショートと言われています。
途中でお金が足りなくなるといった理由とは、ちょっと寂しいものがあります。
しかし、これが現実です。お金が無ければ何もできない、というわけです。
そのお金が無くなる原因は
直近11年の調査で1位に挙げられているのが「販売不振」であって
単純に「売れない」といったのはどうしようもなく、憤りさえ感じます。

黒字転換には6~7ヵ月程度かかります

画像4

開業当時は赤字は「当たり前だのクラッカー」と言ったもんです。
そう簡単には楽はできませんから経費を水雑巾の様に絞りに絞り、売上げを上げるために知恵を絞って毎日の営業
をしていく必要があります。
多くの方は開業に向けて「こんなオシャレな店にしたい」「スタッフがやりがいをもって仕事ができる環境」などと夢ばかりを語っているが、
現実にはそんな甘い考えでは通用しないのが商売の世界でもあります。
過去に商売に大事なのは「ロマンとソロバンのバランス」と聞いておりました。
現実はコストがふくらむ一方で、売上の見通しも立たなくなります。
一番悪い流れが“貧すれば鈍する”で、「客が来ない→売上が上がらない→料理やサービスのレベルダウン→客足がさらに遠のく」
という悪循環に陥ってしまうことです。
何の成果も得られない状況が経営者としては苦痛でしょうがないです。

最後に・・・

画像5


プロからのアドバイスで多いのが「開業前に最低でも半年間分ぐらいは、売上がゼロでも生活できるよう生活費を貯めておいてください」
との答えです。まあ順当、妥当、適切な答えだと思います。しかし準備をしすぎるとタイミングを失い、準備を万全にしてないと余裕を失います。難しいですね。これを払拭させてきたのが情熱や想いなどであります。でも、これも通じないのがコロナの世の中ではないでしょうか?あなたの見極め力が試されている一方で独立って本当に必要?の部分を明確にされてみてはいかがでしょうか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?