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【実例】自分を大切にする意味がわかった瞬間

【自分を大切にする】ということは、

まず「自分自身を蔑ろにしていることに気づきなさい」ということ。

なので、まずここを受け入れるのに抵抗が発生するケースが多いんです。

私自身もそうでした。

だって、自分のこと大好きだし、大切にしていると信じていたから。

でもよーく掘り下げていくと、大切にしていなかった意味が分かってきました。

セッションでも私の体験を通して、いろいろお話しをしながら一緒に掘り下げていきます。

この記事では、別の占い師さんに「もっと自分を大切にしなさい」と言われたクライアントさんが

「じゃあ、自分のために何ができるんだろう」と思い立って、

私のセッションを受けてくれた内容をお伝えします。


実際にあったセッションでのお話し

子どもがいなくなったら(子どもが成長したら)、
自分の価値がなくなってしまう。

セッションで話しをしていくうちに、この内容↑↑にたどり着いたクライアントさんがいました。

「自分の価値がなくなってしまう」が本人の前提なので、

それが変だとか、この前提が、”自分を大切にしていない”こととどうつながるのか、

彼女はさっぱりわからなかったんです。

今回の内容は、以下の人も当てはまるので、心当たりのある方は参考にしていただきたいですし、

わからない場合は、私のところでなくても、カウンセリングや心のブロックに詳しい人に相談してみることをオススメします。

該当するのはこんなタイプ

  • 自分に自信がない

  • 「どうせ自分には悪いことしか起こらない」と思う

  • 常に親を喜ばせるために行動する

  • 〇〇(親や配偶者)が死ぬのが怖いと感じる

  • 完璧を求めて「〇〇しなければならない」と思ってしまう

  • 周囲に自分がどう思われているか気になる

ほかにもありますが、こんな感じです。

さて、このご相談者をAさんとします。

Aさんは、占い好きで「当たる」と言われる占い師さん会いに行っては

「自分を大切にしなさい」と言われていました。

でもHow toまでは教えてもらえない。

確かに、占い師さんのお仕事の範囲ではないので、これ以上の話は出ないため、

Aさんはどうしたらいいのかわからずにいたところに、私と出会ったという感じでした。

以下、セッションでの会話形式で書いていきます。

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私:Aさんのどういうところが ”自分を大切にしていない” とほかの占い師さんに思われたと思いますか?

Aさん:わかんないです。だって、自分は幸せだって思ってたから。

私:じゃあ、いくつか質問させてください。一緒に掘り下げていましょう。
Aさんは何をしているときが一番幸せと感じる?

Aさん:子どもと一緒にご飯を食べているときとか、子どもがいい成績を持って帰ってきたときとか、子どもと旅行しているとき。
子どもも自分と同じスポーツをやってくれてるんです。送迎とか頑張ってます。
周りのお母さんたちからは、「Aはスパルタ」だって言われるんですけど(笑)、別に子どもにはプレッシャーかけてないですよ(笑)。

私:なるほど。お子さんと一緒にいるのは楽しいよね。
中学・高校と成長していったら、一緒に過ごすこともなくなるから、今のうちにたくさん一緒に体験しておくって、子どもにとっても貴重だし。 
じゃあ、Aさんひとりでいるときは、どんなときに幸せを感じる?

Aさん:えー!ひとりでは幸せは感じないです。だって、寂しいし、誰かと一緒にいられるから楽しいと感じるじゃないですか。
もう、子どもが成長することを想像するだけで怖くなる~。嫌だなぁ。

私:うん、そうなんだね。
では、質問を変えますね。
Aさんが子どもの頃ってどんなことをするのが好きだった?

Aさん:友だちと遊んだりするのは楽しかった。あ、お絵描きとかも結構好きだったかな。
でも、スポーツクラブに入部してから、母親が厳しくなっちゃって、「遊んでいる時間があるなら自主トレーニングしなさい」とか、大会で表彰台に上がらないと認めてもらえなくなったんですよね…

私:それっていつ頃からですか?

Aさん:9歳とか10歳くらい。
元々「勉強しなさい」ってうるさい親で、成績悪いとお母さんの機嫌が無茶苦茶悪かったから、平和に過ごすには頑張るだけというか…

私:おお、そうだったんですね。それは大変というか、辛かったですよね。よく頑張ったと思います。
実はその頃のお母さんとの関係性で、「自分を大切にする」ことができなくなっているかもしれないです。
別の質問をしますね。
もしお金も世間体もまったく気にしなくいいとして、「それはあり得ない」という願いでも、何でも叶えてあげるよ!言われたら、何がいい?

Aさん:え??? わかんない。でも子どもと一緒にいられるなら…

私:うーん、お子さんはいずれ成長して、Aさんみたいに好きな人と結婚するかもしれない。
そしたら必ず親元を離れるよね? だからAさん自身の人生で考えてみてほしいんです。

Aさん:え、無理! 子どもがいないと自分の価値がなくなっちゃう。

私:どうしてそう感じるの?

Aさん:自分には価値がないから。

私:どうして価値がないと思ってしまうと思う? それが今までAさんが自分を大切にできなかった原因のタネなんです。
抵抗を感じる内容かもしれないけど、Aさんにはもっと心に豊かさを取り戻して魅力的になってほしいから、これからお伝えすることを聞いてもらってもいいですか?

Aさん:え?そうなんですか? なんか怖い… でもわかりました。

私:人って生まれて初めて関わる人間は母親なんです。母親から生まれるからね。
(人によっては母親がいなくなる場合もあるので、母親代わりの存在に置き換えてもいいです)
Aさんはお母さんとの関係が大きく影響しているようです。
私も含めて、みんなそうですけど赤ちゃんは母乳で育つでしょ?
お母さんが飲ませてくれないと、母乳ってゲットできないんですよ。
生まれたときって、お母さん次第で自分が生きるか死ぬか決まるといっても過言ではないんですよね。ひとりで栄養を取りにいけないから。
なので、お母さんの機嫌は最重要事項になるんです。
そうやってみんな、自分の世界が【お母さん】になっていきます。
知らず知らずのうちに、お母さんとの関係を基本にしてしまう傾向にあるんです。
これはAさんだけではないです。私もそうです。今でもつい癖で出てきます。
お母さんの価値観とか、口癖とか、ぜーんぶ自分の中に沁み込んでいて、それが前提になってしまう人も少なくないです。
たとえば、私が子どもの頃の場合、母親の機嫌が悪いと「自分が服をちゃんと着れなかったからだ」とか「自分がご飯をこぼしたせいだ!」とか本気で思い込んでいたんですよ(笑)。
で、大きくなってもその癖が抜けなくて、何かあればすぐに自分のせいにして、「どうせ自分は…」って思う癖があったのに気づいこともありました。
人はそうやって、子どもの頃の不思議な勘違いによって、「生きるのが辛い」と思うことを引き起こしていることがあるので、時間のあるときに振り返ってみてください。わかるだけでブロックは解放されますから。
で、話を戻しますね。
子どもの頃のAさんは、そんなお母さんとの関係から、「自分が良い結果を残さないと認めてもらえない」状況にあった、ということを知ってほしいんです。
すべては自分のためではなく、お母さんのための努力といってもいいくらい。
とにかく、自分の気持ちを後回しにして頑張っていた。
きっと、お母さんの願いが自分の願いと思っていたかもしれないですよね。

Aさん:そうなんです。本当に気が抜けないというか。

私:うん。本当に頑張ったと思います。
でも本当は、いい成績を残せなくても自分がどれだけ頑張ったかなんて、Aさん自身にしかわからないじゃないですか。
そんなときって自分を褒めてあげたことありますか?
「思ったような結果じゃなかったけど、頑張ったなぁ」とか。
スポーツの負けってすっごい悔しいじゃないですか。
「あんなにやったのにまだ強い人がいるんだ」って。
努力=良い結果 につながるとは限らないのもスポーツだし、そこをフォローしてくれる大人がいなかったのかもしれないですよね。
お父さんとかおじいちゃん、おばあちゃんがフォローしてくれていれば、ちょっと違ったかもしれないんだけど…

Aさん:あー、だれもいなかったです。完全に孤独状態というか。
「自分って何なんだろう」とか思ったこともありました。
だから、母親は今でも苦手で、あまり近寄らないようにしていて…
自分が嫌な思いをしたから、自分は子どもにそんな思いをさせたくないんです。

私:そうだよね。そのために自分を大切にしなくちゃいけないんですよ。
今のままだと、形は違ってもAさんが感じたような気持ちを、お子さんも感じて過ごしているかもしれないの。
それは絶対に避けたくないですか?

Aさん:え?私のどこが母親と同じことをしているんですか? 
子どもには自由にさせているし、確かにいい成績を残せば嬉しいけど、プレッシャーをかけたことはないです。

私:うん。ないと思いますよ。
Aさんが自分と同じ体験はさせたくない気持ちもよく伝わってきます。
でもAさんからの「お母さんにはあなたしかいない」という感覚は、子どもは感じ取っている可能性はあるんです。
Aさんを悲しませたくないから、Aさんの子ども時代の頃と同じように、良い子どもでいるために頑張ってしまっているかもしれないんです。
周りのママ友たちからは「Aはスパルタ」って言われるんでしょ?
あなたはそんなつもりじゃなくても、そんな風に見えているみたいですよ。
そうだとしたら、お子さんもすでに『お母さんのために頑張らないと!』と自分を後回しにし始めるかもしれない。それは不本意でしょ。
じゃあ、別の視点からAさんの子ども時代をみてみようと思います。
なぜ、お母さんはAさんの成績にこだわっていたと思いますか?

Aさん:私の成績によって、友達のお母さんたちから褒められたり、注目を集められるからだと思います。子どもを道具にしていた感じ。

私:うん。じゃあ、もう少し考えてみましょう。
お母さんはなぜAさんを道具にしないといけなかったのか。

Aさん:えー、わかんない。

私:私が感じるのは、今のAさんの気持ちに似ていたんじゃないかな。
悪気は全然なくって、きっと認めてもらえない幼少期だったかもしれないなって。
おばあちゃんとお母さんの関係について聞いたことありますか? 
きっとよくなかったかもしれないです。

Aさん:あ、そんなこと言ってました。
すぐ怒鳴るし、おばあちゃん激高するタイプなんですよー。家を出るために、早くお嫁に行きたかったって言ってました。

私:そうだったんですね。
きっと、お母さんもAさんを道具にするつもりはなくて、ちょっとやらせたら、Aさんが優秀だったから嬉しかったんじゃないかな。
はじめは純粋に嬉しくて、でもそれがどんどんエスカレートしちゃって、そんなつもりじゃないけど、Aさん=自分の価値 に置き換わった可能性があります。

Aさん:あー、なんかわかるかも。

私:じゃあ、ちょっと勝手に私たちでイメージしてみましょう。
当時のお母さんがどんな状態であれば、Aさんに執着しなかったと思いますか?

Aさん:うーん… 趣味があるとか、仲の良い友達がいるとか、父がもっとかまってあげるとか。
あ、父はねぇ、会社のつきあいとか言って家にいなかった人なんですよ~、もう! 
母も自分のことに一生懸命になれることがあれば、私を道具にしなかったかもしれないですよね。

私:そうかもしれないですよね。
では、お母さんは優秀なAさんがいなかったら、価値のない人になったと思いますか? 

Aさん:えー、別にそんなの関係ないですよね。
私がよっぽど悪さをしない限り。
母は母ですよね。
もっとニコニコしてたらかわいいのに。

私:そうですよね。
では、Aさん! パッと頭に思い浮かんだことを教えてください。
今何がしたいですか? 

Aさん:えー!!! やっぱり、わかんない(笑)。
あ、でもとりあえず、自分のために時間をつかってみたい。
占いじゃなくて、こんな風にセッションを受けたりして、もっといろんなことを知りたいと思いました!

私:あー、すごくいいですね!
自分を大切にするってイメージ掴めました? 
Aさんが楽しくイキイキ過ごすことが、お子さんにとっても嬉しいですよね。
お子さんもAさんの顔色をみながら、期待に応えようと、かつてのあなたのように頑張っているかもしれない。
でも、Aさんが自分を大切にできることで、お互いが解放されて、親子が自立の道に進める可能性が出てきます。
もちろん、お子さんとはこれからもいい関係を築いていってほしいです。
でも子どもの存在が親の存在とイコールではないです。
自分は自分。
【子どもが自立したら無価値のAさんになる】ではないことを知ってください。

Aさん:そっか。結局母と同じ発想になっていたんだ…
あ、思い出した!
私ブログとか書いてみたいと思っていたんですよねぇ。
やってみようかなぁ。
なるほどね!大切にするって、こういうことから始めればいいのかぁ。
最初は何を言ってるのかと、ちょっとムッとしてたんですよ(笑)。
自分を大切にするって、「さあ、今日から頑張るぞ!」じゃないんですね!

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この後は、アカシックで過去生からのメッセージを受け取ったり、

Aさんが過去生から引き継いだ強みや魅力などをお伝えして、

未来の可能性をリーディングしたり、

Aさんの魂の特徴から、生かしていった方がいいことなど、

いろいろなお話しをしました。

80分のセッションは長く感じますが、ご自身を掘り下げながらお話ししていくので、あっという間。
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/83401320122002

多くの人は、母親との関係性で生まれた小さな種が、知らず知らずのうちに大きく育ち、

前に進もうとする行動や思考に制限をかけてられています。

自分の行動を阻む思考や癖を心のブロックと言っています。

「うちは親子仲がいいので大丈夫」と思う人も、

意外に感じるかもしれませんが

お話しを聞いていくと、親との関係が原因のことが多いです。

「自分を大切にする」とか「自分を満たす」とか

簡単に言えるけど深いです。

でも答えは、自分のすぐに近くにあって、

自分で人生を上げていけることも知ってほしい、という想いでセッションをしています。

スピリチュアルって見えないエネルギーとか、魔法のように人生を変えるわけではないです。

【自分をあらゆる角度から知る】ことなんです。

もし、「自分を大切にしてください」と言われたら

まずは、自分のことを後回しにしてきた原因を探ってみてください。

そこがわかると、物事は加速しやすいですよ。

自分で自分の心を整えるコツをワークでもお伝えしています。
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/02200190020310

あ、レイキってね自分を大切にできるツールでもあるんですよ。

ただのヒーリングではないんです。

なので、もしレイキヒーラーさんがこれを読んでいたら、ぜひ毎日レイキとつながってくださいね。

機会があれば、レイキの観点からみる「自分を大切にする方法」をお伝えしますね。

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