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『夏日と、「5類移行1年」』。2024.5.11。

 よく眠れなかった。

 次の日が自分にとって朝が早めだと緊張して寝付けないのかと思ったが、同時に、気温が高くなっているのに、寒がりのためかまだ冬の布団のため、実は暑く、それでよく眠れていないのかもしれない。

 それでも朝は起きられた。

 天気はいい。


ランキング

 今日の気温は上がっていくらしい。
 また夏日になるようだ。

 テレビでは様々な商品をランキングする番組を放送している。
 今日は台所用洗剤。

 全部を見ていると支度が遅れるので、時々見ていて、たまたま1位がわかったら、うちでもいつも使っている洗剤がランキングのナンバーワンだった。変なうれしさがある。

カット&カラー

 午前9時前に家を出る。

 すれ違う人も、追い抜いていく人も少ない。

 駅のそばの牛丼屋には入り口近くに客がひとり背中を見せて食事をしている。

 1000円カットの前には誰もいないが、カット&カラーの店にはすでに2人の女性客が並んでいる。

 改札に着いたら、その上の電光表示板には中央線の遅延の情報が流れている。

スマホ

 駅のホームには人がいて、次の電車まで4分ほどあったら、さらに人が増えてきて、20人を超えた。マスク着用率は4割くらいだと思う。

 大柄な中年男性が、ややにこやかに大きな声でホームでスマホでしゃべっていて電車が来たらそのまま電車に乗り込んだ。座席に座りながら会話を終わらせ、スマホをしまって、座席に座ったようだ。

せき

 車両内は空いている。

 1つの車両に立っている人は、自分も含めて4〜5人くらいだった。

 静かに進む。

 駅ごとに人が増えてきて、終点一つ前の駅で最も人が多くなるが、それでもスペースはまだ十分にある。

 近くでせきをする人がいる。

 何度かするけれど、もう気にする人はいない。

歩きスマホ

 終点に着く。

 乗客は一斉に降りる。

 ホームを歩いていたら、今日は人の移動のペースが少し遅い。

 ちょっと前を歩く4〜5人の人が歩きスマホで進んでいて、だからスピードが落ちているようで、次の乗り換えもあるから、ちょっと焦っている。

ハーフパンツ

 改札を出て、次の改札へ向かう。

 駅の構内のスペースは、人の通りが多い。

 今日は特にアトランダムでスピードも早く、正面からキャリーケースを勢いよく引っ張って、真っ直ぐこちらに向かってくる人がいて、よけてしまう。

 少し前にトロピカルなハープパンツをもうはいているスクスク育ったような若い男性がリラックスして歩いている。この世に自分を脅かすものはないと思っているように見える。その隣に黒っぽいけれどハワイアンな気配がする女性と一緒に楽しそうに会話をして、歩き続ける。

 改札を入って、階段を降りて、ホームに着いて、違う路線の電車が来て、乗り込むまでスマホを見ながら歩いている人がいつもよりも多く感じる。

四角い光

 電車は出発して、進む。
 車内は静かなまま、次の駅に着く。
 さらに次の駅へ向かって走り出す。

 それを繰り返す。

 座席に座った女性の顔が四角く照らされている。

 スマホに反射した陽の光が自分の顔にあたっているようだ。

サックス

 大きな駅に着くと、大勢の人が降りていく。

 黒いワンピースを着た背の高い女性が背中に硬めの楽器ケースを背負って降りていく。

 バイオリンか何か分からないようなやや小さめの大きさのケースだったのだけど、その上部にサックスのマークがあった。だから、その中身もおそらくサックスなのだろうと思うと、その女性が演奏する姿をちょっとだけイメージしてしまった。

半袖

 今日は家を出てから、駅に着いて、電車に乗って、移動をしているとき、かなりの数の半袖の人を見かけた。

 そのことで、気温が上がっているのを実感する。自分自身は、まだワイシャツを着てジャケットをさらに着て、冷房が強いかもしれないと、カーディガンを持っている。

 寒がりにとっては、季節の進み方は遅いのかもしれない。

アルコール

 目的の駅について、ホームを歩いて階段を上って、改札を出て、さらに通路の向こう側の改札のそばまで歩く。

 人の動線から外れた隅っこに小さな机があって、そこにアルコール除菌のポンプがある。近づいて頭を押した。先っぽが取れたままで、中味は空のようで何度押しても「スカッ」みたいな音が出るだけで、アルコールは出てこない。

 いよいよ撤去されるかもと思うのは、「5類移行」から1年が経ったせいもある。

 駅の構内を出て陸橋のような場所を歩く。

 外に出ると風が吹いて、日陰を歩いているとちょっと肌寒い。

 だけど、ひなたに出ると、日差しが強く、とたんに体感気温も上がる。

 樹木のが1週間で、また強くなっているように感じる。


「5類移行1年」の変化

 5類に移行後の感染状況について川崎市健康安全研究所の岡部信彦参与は「コロナの感染者が重症化する割合は、少なくなっていて、病床がパンクする状況ではないが一部で重症化してしまう人はいることは変わりなく、インフルエンザと比べて流行シーズンが終わっても居座るような病気だ。人々が注意しなくなると感染者数が増えるので、一定の感染対策は引き続き必要だ」と指摘していました。

(「NHK」より)

 すでにこうして感染対策に気を付ける人たちは、重症化リスクの高い人たちや、その周囲の人たちに限られてしまっているようだ。重症化するような危険性の高い病気であることは変わりないのに、一部を除いてコロナ禍は終わったかのようなみられ方をされているように感じる。

 ただ、高齢者関連の施設では「5類移行後」もそれほど大きく変化していないようだ。

 施設では職員のマスク着用や健康観察、入居者の外出時のマスク着用など感染対策を続けています。

 さらに、入居者と親族などとの面会では特別に用意された個室に透明の間仕切りを設置した上で、それぞれ別の扉から入ってもらい直接、接触しないよう対策を行っています。

 面会には予約が必要で、1回15分の時間制限もあります。

(「NHK」より)

 他の高齢者施設でも、感染対策は変わらずに行われているようだ。

 およそ90人の高齢者が入居する松山市の「ガリラヤ久米」では、新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行された去年5月以降も感染対策の徹底を図っています。

 職員全員がマスクやフェイスシールドを着用して介助にあたり、それぞれが腰に着けたホルダーに消毒液の容器を入れてこまめに手や指を消毒しているほか、1日2回は部屋の換気や消毒も行っています。こうした対策を取っても感染者が出ることは避けられず、去年5月以降も2度集団感染が起こり、この1年で職員と入所者合わせて64人が感染したということです。

 このため施設では抗原検査キットおよそ500セットや使い捨てのガウンなども準備して感染者が出たときに対応できるようにしています。

 佐々木忍施設長は「5類に移行してもコロナウイルスが弱体化したわけではないので、できるかぎりウイルスを持ち込まないよう同じ対策を続けていくしかないと思っています」と話していました。

(「NHK」より)

 当然ながら、その場所だけ、その周辺の人たちだけが感染対策に気をつけるだけではなく、さらに大勢の人が予防に気を配り続けることが必要だとは思うのだけど、もうそんなことを広く呼びかける声が聞こえなくなったように感じる。

 まだ終わっていないのに、とはいつも思う。


夕方

 午後4時過ぎに用意が終わって、朝おりた駅にまた向かう。

 風が強い。

 駅までの過程で、人が結構いて、結構活気がある。

都心

 今週も、さらに都心部に向かう電車に乗る。

 新しくできた高いビル群を中心とした場所は、やたらとおしゃれな店が多かった。

 そこにあるギャラリーに寄って、だけど、他は自分とは縁がないように思って、そこを出る。

 すでに午後5時を過ぎているけれど、当然だけど、まだ明るいし、風も強いままだった。

ベビーカー

 いつもとは違う電車を乗り継いで自宅に向かう。

 これに乗ったら、あとは最寄りの駅まで着く路線の車両に乗る。

 やや混んでいる感じ。

 車両の中に、ベビーカーが2台乗っている。車イスなどが乗るスペースがあるから、もっと余裕がありそうだし、もっとベビーカーを優先すべきとも思うけれど、そんな感じにはならなくて、人が多いせいもあって、なんだかスペースがいっぱいになった感じがする

 次の駅で、そこに大きめのスーツケースを持った人が乗ってくる。

 ベビーカー、スーツケース、そして弓道部の学生。

 それだけで、いつもよりもスペースがうめられているように思う。

 次の駅で降りたい。人がいっぱいいるので、焦って早めに「降ります」と言って動こうとしてけれど、駅に着いたら自分の前に立っている女性も含めて、思ったよりも大勢の人が降りていってその流れに乗るように、自分自身も降りた。

 まだ明るい。





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