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外食産業時間⑦「松屋」赤坂駅そば。2021.7.10.

 たぶん、テレビ番組の影響だと思う。

 この主人公は「チェーン店」のことを「チェン飯」と名付けて、それがとても好きで、そのことをテーマに「ポッドキャスト」を始める。その第1回目が、「松屋」だった。

 そのカレーのおいしさを語る姿に、昔食べた「松屋」のカレー、それから、期間限定の「グリーンカレー」が、とても美味しくて、また食べたかった、といった記憶が蘇る。

「松屋」

 夕方なのにまだ日差しが強い。
 赤坂駅に、前に来た時には「すき家」があったのは覚えていたが、「松屋」があったかどうかは記憶になかったのだけど、この前と違う出口から出たら、すぐそこにあった。

 あ、そういえば、期間限定のカレーがあるはずだった、といったことを思い出した。

 午後5時15分。店のドアを開ける。
 ピロ、ピロ、ピロ、と入店を知らせる電子音。
 自動販売機のタッチパネルをさわる。

 店内で食べることを選ぶと、すぐにカレーの表示が出る。
 バターチキンカレー。
 並、生野菜セットで、790円。

 お金を入れて、券を買う。

 店内に冷房がすごく効いているのは、分かる。
 192番の番号
 出来上がったら、お呼びします、という声も、確か自販機から聞こえる。

 店内には、2人だけ先客がいる。

 十分以上の距離をとっている。

 テレビを見たせいで、カレーを食べたくなったことを改めて思い出し、グリーンカレー食べたかったな、と勝手だけど思う。

 さらに、もう一人の客が入ってくる。

料理完成

 午後5時19分。
 店の奥の厨房の前に二つ画面があって、それは調理中と、出来上がりに分かれている。

 自分の番号は、調理中に入っていて、そして、後から来た193番の方が先に、出来上がりになって、呼ばれている。

 午後5時20分。
 自分の番号192番も、呼ばれる。機械の声が響く。

 その前に、自分の後から入ってきた客が手慣れた仕草で水を注いでいた。その機械の前に行くと、玄米茶もあるけれど、「おいしい水」を選択する。

 そして、自分の券を持って、店の奥へ行き、スタッフの方に渡す。
 お盆にセットになった料理をもらう。

 どんなメニューでもみそ汁がついているのが不思議だったけれど、ずっと続けているから、この「松屋」のシンボルで信念のような気がしている。

 箸が見えなかったので、カウンターにある箸をお盆に乗せる。

バターチキンカレー

 午後5時21分。
 私の背中の側を通って、トイレに入っていく男性がいる。

 バターチキンカレーを食べる前に、みそ汁から飲むというか、食べる。
 そのあと、カレーを食べる。大きな肉が、思った以上に柔らかい。
 カレーも美味しい。

 久しぶりに「松屋」のカレーを食べた。
 ドレッシングは、いろいろあって、ごまをとって、かける。目の前に、かけ放題の調味料があるのは、うれしい。

 午後5時22分。
 また、ひとり入店してくる。
 
 店の中、自分も含めて4人は、本当にバラバラに座っている。

 今日は白いワイシャツを着ていて、カレーがついてしまったら、やっぱり困るので、持っているハンカチを、一応、首からぶら下げてみる。

 午後5時25分。
 194番。195番。
 注文したものができたようだ。
 2人が取りに行っている。

客の動向

 そのあと、193番の男性が帰っていく。
 もう食べ終わったのか、と思う。

 午後5時26分。また、ひとり店を出て行く。

 店内は、ずっと静かだ。

 厨房のスタッフの2人の女性は、会話をしている。
 日本語ではない言葉なのはわかった。

 皿にカレーをかけるのではなく、元々カレーが入っている方の深みのある皿の方に、米を入れる方に切り替える。その方が、なるべく全部のカレーを味わえるように思ったせいだ。

 午後5時30分。
 中年男性が入店して、真っ直ぐに店の奥へ歩いていく。
 
 「すみません、予約した〇〇と申します」。

 少したったら、両手で、おそらくは牛丼のような容器を、6つくらい袋に入れて持って、出ていった。
 あっという間だった。

一人

 午後5時32分。
 もう一人の客が出て行く。

 私一人だけが店でカレーを食べ続けている。

 厨房の方から、スタッフのキレイで穏やかな鼻歌が聞こえてくる。
 気持ちのいい響き。

 おいしい水を飲み終えたので、次は、「玄米茶」を選んだ。それも冷たいお茶にする。

 もうすぐ食べ終わる。

 トレーを戻さなくちゃいけないから、食器を整理していたら、箸が2組あって、最初に、すでに置いてあったことに気づかずに、置いてしまったことに、やっと気づく。なんだか申し訳ない気持ちになる。

 午後5時38分
 食べ終わったので、トレーに食器一式を乗せて、回収する棚に乗せる。

 「恐れ入ります。ありがとうございました」。

 流暢な日本語で、スタッフが伝えてくれる。
 「ごちそうさまでした」と応えるが、声も小さいし、聞こえたかどうかは確信が持てない。

 その後に、出口にいき、もう一度、アルコール除菌をしてから、ドアを開けると、ピロピロピロという入店音がしてしまったせいか、奥からまた「ありがとうございました」と声をかけられる。

 午後5時40分。
 店を出る。

 まだ、日差しが強い。





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