「ゴールデンウィークとワクチンの行方」。2022.5.7.
何か湿気が多く、包むような暖かさがあり、ちょっとうっとおしい空気感がある。
ゴールデンウィークは、もうすぐ終わる。
ダイヤ改正
これまでセーターを着ていたけれど、ワイシャツにジャケットを着て、セーターは持っていくことにする。
午前9時前に家を出て、駅までの道には、今日は、いつもより人通りが少ない。
薄曇りでも、気温が高めに感じる。
駅に着いて、電車がわりとすぐに来る。
人が少なめで、空席もあるけれど、立っている人が自分も含めて、1車両に10人くらいいる。
窓が少し開いている。
何となくいつもよりも早めに短い私鉄の終点に着いて、乗り換えて、パスモにチャージをしたのに、いつもよりも一本早い電車に乗れる。
ダイヤ改正は、もう結構前のはずだけど、その変更がどれくらいの変化なのかを、まだ把握していないのに気がつく。
マスクの色
改札のそばのアルコール除菌は、今日も私一人だけが使って、ボトルが設置してある四角い線からはみ出したので、また戻す。
階段を降りて、来た電車に乗り込む。
静かな車内。
広告は美容整形のものが目に入る。
車内は、みんなマスクをつけて、座席に座ったり、立ったりしているが、ほぼ白で、たまに黒。少し前に、もっとピンクや緑など、いろいろな色があったはずだけど、コロナ禍が長くなるほどバリエーションが減っているのかもしれない。
階段
目的の駅で降りて、ホームを歩く。
改札は上の階だから、いつもはエスカレーターに乗るのだけど、前を歩いている男性が、その先の階段に向かっていったので、つられるように、私もエスカレーターを通り過ぎて、階段を登る。
改札を抜けて、構内を通って、階段を降りて、道路に向かう途中に、線路ぎわが見えて、春に生える雑草と、冬に枯れた草がそのまま残っている。あまり人の手が入らない場所だから、季節がまじっている。
ワクチン
道路ぎわの並木は、1週間ごとに明らかに茂り方が激しくなっていって、見るからに緑が増えていっている。
植物は動かないのに、どんどん変化していく。
道路を歩いていると、後ろから黒いマスクをして、黒っぽい格好をした若い男性がかなりのスピードで走ってきて、追い抜いて、あっという間に遠ざかっていく。そのあとに、もう少し歩いていると、今度は別の若い男性が、またかなりのハイスピードで横切っていく。
こんなに早く走る人間を道路で見たのは久しぶりだった。
公共の建物では、ワクチン接種の案内の係もいないし、立て看板も見当たらない。
もうワクチンは終わってしまったのかと思ったら、小さめのポスターに近くの別の場所に移ったという案内があった。
いろいろなことを変えていく前兆のように思った。
つないだ手
午後4時過ぎ。まだ温度が高く、湿度も高めに感じる。
あたたかい夕方。
駅に向かって、階段を降りたら、電車が止まっていて、動かないと思ったら、走り出す。ちょうど電車が出発する瞬間だった。
だから、次の電車を待つ。
来て乗ったら、空いている。
女性が座り、その正面に男性が立ち、その二人は、指を柔らかく握り合うように、手をつないで、見つめあっている。
ニュース
電車のドアの上の画面ではニュースが流れている。
政府、訪日客、6月再開
ケンタッキー値上げ
アジア大会 来年に延期
ホワイトハウス報道官 初の黒人女性
コロナ禍で、3年ぶり、修学旅行
ペンギン こどもの日
ゴールデンウィークが終わったら、また感染が増えるのだろうか。
すでに増加傾向が始まっているようだ。
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