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いろいろなことを、考えてみました。

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自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。
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#最近の学び

「病気についての常識」で、改めて確認してみたいこと。

 なるべく外出しないようにしているけれど、昨日は、出かけた。  帰りの電車は、人がぴったりくっつくほどの距離だった。午後8時くらいになっているのに、乗れないくらい混んでいたから、もう1台待って、それでも、けっこう混んでいた。列の一番前で待っていたから、座れた。隣の男性が少しせきをする。同じ車両の遠くの方で、せきをする声が、複数聞こえる。  この前は、これまでだったら、駅の男子トイレは手を洗わない人も結構いたのに、3カ所ある洗面台の液体せっけんが全部、空だった。スーパーのアル

『「上質な感じの良さ」について』、というセミナーがあったら、と想像してみる。

 もしかしたらもうピークを過ぎたのかもしれないけれど、あやまるときに、眉を八の字にして少し悲しそうな表情を作る、というのが一種のマニュアルとして広まっているらしいことを知った。  そして、確かに、そんなにあやまらなくてもいいような場面でも、その表情を見ることが多くなった。そうした対応をする人は真面目な人なのだろう、仕事熱心なタイプなのだろうと思いながらも、そこまでしなくてもいいのではないか。こういうことを常識として広めたり、マニュアル化するのは、やっぱり怖いことなのではない

「UFOを見ることができる人」の条件を考えてみた。

 ラジオの本編が始まる前のエピソードとして、UFOの話が出ていた。  この番組のパーソナリティである小山薫堂が、UFOを見たことがあるかどうか、といったことを聞かれて、ありますよ、と有名な観光地に行ったことがあるというトーンのように答えていた。  場所は東京・蒲田のビジネスホテルの屋上。  その街は、私にとっては近い繁華街といってもいい場所だから、その地名だけで、やや具体的な街の光景がイメージできる。  小山の話によると、その屋上にはUFOが呼べる、という触れ込みの人

「警備ロボット」の存在が、改めて考えさせてくれたこと

 都心の新しいビルで、初めて「警備ロボット」を見た時は、ちょっと驚いたのと、未来が具体的にやってきた感じがした。 初めて、「警備ロボッ」トを見たとき ロボットは、多くはペッパーくんのように、かなり小柄で、それはロボットはどうしてもボディが固いので、同じ大きさだったらかなり圧迫感があるはずで、という配慮のためだろうけど、「警備ロボット」は、それよりは大きく見えた。  それは、警備という役割を考えたら、当然のはずで、ここにいる、ということがわからないと意味がないからで、ただ、

最新のビル・新しい企業・エリートな気配・クールすぎる空気。

 大きめの駅で降りて、久しぶりの改札を出ると、駅前の風景が変わっているように思えた。  それは、それまでに記憶にないような大きく新しいビルができていたからだった。そこには、あまり聞いたことのない店などもあって、魅力的に見えたので、そこを通り過ぎて、用事が終わってから再び目の前を通ったので、そのビルに入ることにした。 飲食店 外から見たら、ロゴもカッコよくて、何かあまり見たことがお店の名前だったので、珍しくておしゃれなものが売っているのでは、と妻と一緒に思って、何段かの階段

『現代アートチーム・目[mé]』と、エジソンの似ているところ

 誰だって知っていることとして「エジソンは偉い人」という歌詞の歌が街のどこでも流れていたように思えたのは、バブル絶頂期からバブル崩壊の間の頃だった。  偉人伝の常連として「エジソン」は、今でもおそらく誰でもが知っていて、それは「発明王」としてすごいと言われてきた。ただ、同時に年月が過ぎるほどに、エジソンのネガティブな面も徐々に広く知られるようになってきた。  おそらくは大きな業績を上げた誰もが決してプラスの部分だけはないだろうと想像はできるけれど、エジソンのイメージは良か

同じ人が、同じ話を繰り返す理由について考える。

 あ、また同じ話をしている。  そんなことを思ったことがない人はいない、と思う。  例えば、身近な人で、そんな人がいる場合、その人が話を始め、あるテーマにさしかかった時、空気が変わるような気がする。  また、同じ話か。  それは、誰か自分以外の人だと、同じ話をしているのは、よくわかる。だけど、自分自身だと気がつきにくい。  どうして、人は同じ話を繰り返してしまうのだろうか。 自慢話 まず、思いつくのがいわゆる「自慢話」。  それも、そこにいる人が見たことがないよ

「初めてのIKEA」で触れた北欧の思想。

 やっと、初めてIKEAに行くことができた。  IKEAストアが日本に出店してから、20年近く経っているから、とても遅い「始めて」になる。 IKEAストア 日本国内でIKEAストアが出来てから、約20年経っていることを改めて知った。アイフォンが、その翌年の2007年に発売されたのだから、世の中が大きく変わっていく頃だったはずだ。  IKEAに関しては、テレビなどで情報としては知っていたけれど、店舗に行くにはバスに乗ったりしないと行けなかったし、会員にならないと入店できな

特殊な地域

 初めて行った場所だった。  東海道線の大船駅で降りて、モノレールに乗りたかったけれど、目指すギャラリーのサイトにはバスで来た方がいいです、と書いてあったので、その指示に従うようにバス停に向かった。  初めて使う交通機関は、本当にここで合っているのかどうかの不安が消えない。でも目指すバス停の名前を見つけて、乗り込んだ。  だんだん坂道を上がる。  あまり広くない道だから、正確な知識かどうかは分からないのだけど、昔の街道ではないか、などと思いながら微妙なカーブと少しずつ

気がついたら「セルフレジ」ばかりになっていた

 コンビニによっては、スタッフと直接金銭の受け渡しをしなくなった。  レジで商品を渡すとバーコードで値段を表示して、その機械の画面をタッチして支払いをする。  気がついたら、列の前に並ぶ人がカードだったり、スマホをかざして電子マネーといわれるシステムを使っていたりする場合も多くなり、現金を使う人が減っている実感はあるものの、自分自身はずっと現金を使い、機械の場合にはなるべく小銭を投入するなど、以前とは少し違う行動をするようにはなった。  最初は戸惑ったが、少し経つと慣れ

少しでも、残酷さを減らすために出来ること

 なんとか、少しでも世の中が良くならないだろうか。  そんな漠然とした思いは、濃淡は変わっても、いつも心の中にあるような気がする。それは、純粋に利他的なことではなく、そうなったら、自分ももう少し楽になるのではないか、といった打算的な気持ちも込みだったりする。  同時に、戦争など大きな悲劇があると、何も出来るわけがないから、なるべく考えないようにしてしまう時もある。そんな人間の「少しでも世の中が良くならないだろうか」といった願いには、何の力もないのだと思うこともある。 星

バイデン大統領の髪型と、富裕層

 いつの間にか、アメリカの大統領選がおこなわれる年になっていて、今もバイデンとトランプが有力な候補だと知った。  今も、いろいろな意味で最も力のある国のトップを、この二人のどちらかしか選択肢がないとすれば、それは、ちょっと怖いことだと思う。 バイデン バイデン大統領が、どんな人なのか。それを少しでも知る知識も情報もなく、それほどの興味も持てないせいか、わからないままだ。  だけど、最初にバイデン大統領をテレビ画面で見て、そして、久しぶりにまた見かけたけれど、その印象は変

「推定人口2%」の「人気者」になりたかったけれど、なれなかった理由。

 学校というのは、強引なシステムだと、もう学校に行かなくなってかなりの時間が経ってからでも、やっぱりそんなふうに思うことがある。 小学校 生まれてから7年くらい。まだ、いろいろとおぼつかない時期なのに、急に同じ歳、という区分けで、狭い教室にかなりの人数を入れられ、そして、一斉に同じことを習う。  小学校という場所に行って、勉強をするらしい。  そんなことをぼんやりと思っていても、何をしたらいいか分からないし、その前に幼稚園とかに一緒に行っていたり、もしくは近所で知ってい

「脱げかかった靴下」は、どうして面白いのだろう?

 冬になると、いわゆる発熱系の厚い靴下ばかりをはいている。  コタツにも入って、あたたかいと思っていて、そこから出るときも、ちょっとためらうくらい寒い日もある。  そんな冬の日、在宅で作業をしていて、座っている時間も長くなって、だけど立ち上がって、1階へ行こうとしたら、妻が笑っていた。 靴下 何も面白いことをしていないのに、かなりうれしそうに笑いながら、私の足元を見ている。  私自身も、ちょっと違和感があったのだけど、それは、靴下が脱げかかっていて、その様子は、ビロー