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いろいろなことを、考えてみました。

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自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。
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2023年9月の記事一覧

「その熱心さを、少しでも勉強に向けてくれれば」という「言葉」に思うこと。

 私には子どもはいない。  だから、教育に関しては、何かを語る資格はないような気はするのだけど、逆に言えば、子どもの立場での気持ちは、比較的、いくつになってもおぼえているのかもしれない、と思うこともある。  それに、すでに古い言葉になっているかもしれないけれど、「子宝」という言葉があって、それは時々本当だと思えることもあるし、それは、子どもは親だけではなく、社会の宝、といったニュアンスもあるように感じる。  だから、大人である以上、教育については、考える義務があるのでは

鉄道オタクだけ、どうして細分化された名称があるのだろうか?

 テレビを見ていて、鉄道オタクと言われる人たちの言動が、なんだか面白かったりもする。 『笑神様は突然に 2023年冬2時間SP』  少し昔の番組で、それは、あんなに夢中になっちゃって、みたいな、どこかからかうような気持ちもあるのかもしれないけれど、だけど、その夢中の度合いがあるラインを超えると、それは、どこか敬意のようなものが混じった思いにもなる。  そんなことを思うようになった。 鉄道オタク 同時に、『笑神様は突然に』で「鉄道BIG4」の姿を見ていて、このメンバーの

本当に思ったことだけを、伝える。

 最初に入社したのがスポーツ新聞社で、ゴルフ記者として働き始めた。  大学4年の3月上旬から出社し、最初は現場で先輩記者に、いろいろと教わったり、怒られたりもした。  そして4月中旬には、記者一人、カメラマン一人で、国内の女子プロゴルフの取材に出かけた。  そうやって、すぐに現場での仕事が始まったから「どうやって取材をするか?」については、他社のゴルフ記者の人達の仕事ぶりを見て、さらに学ぶしかない。実際に、プロゴルファーの人たちを相手にし、様々な失敗を繰り返しながら、自

コロナ禍で起こった事を、考え続ける。

 新型コロナウイルスは「5類移行」後は、だんだんニュースにもならなくなった。感染者の全数把握もされなくなり、感染状況がよく分からなくなった。  それでも、感染者は確実に増え続けているというニュースは伝わってきて、だから持病を持つ家族がいたりすれば、感染への怖さは、それほど変わりがなく、外出をなるべく控える生活も継続している。  もし「5類移行」後も、感染した際に、誰でも素早く適切な治療を受けられる医療体制ができていれば、もっと緊張感がなく毎日を過ごせると思う。  だけど

どうして、こんなに消極的な人生なのだろう?

 中年の危機、という言葉がある。  これは心理学的にも言われているし、文学的にも語られているし、ただ、それは実はずっとあったもので、その気持ちに対して、あとになって言葉がつけられ説明されたことなのだろうとも思う。  同時に、ある程度の年月を生きることができて、さらに、ふと自分のこれまでを振り返るような、そんな余裕ともいえる時間がないと、もしかしたら、その中年の危機は訪れないかもしれないと思うと、一種のぜいたくなことかもしれない。 35歳問題 「35歳問題」は、それまで語

たぶん、コンプライアンス。

 駅のポスター。  それも、啓発という目的で貼られるものは、時々、これは違う、と炎上のようなことになりやすくなっている気がする。  見出し写真のポスターは、電車の乗り降りに関して、出口付近に立ち止まって、人の流れを阻害してしまうことを、やめてください、ということを訴えていて、その内容に関しては、とても納得ができる。 踏ん張る人たち 今は、満員電車に乗る機会があまりなくなったし、コロナ禍以降は、今もなるべく人混みを避けるようにしているから、より満員電車が縁遠くなっているけ

命日の意味を、考えた。

 暑い日に、父親は亡くなった。 病気 平均寿命には、かなり届かないから、自分が年齢を重ねるごとに、死ぬにはまだ若かったんだ、と思っても仕方がないことを思うようになった。だから、いろいろと無念だったのかもしれないとも考えたりもする。  生きている頃は、自分の結婚を頑なに反対されたこともあって、完全に縁を切りたいとも思っていたのだけど、結婚して何年か経ってから、母親から連絡があり、父が病気だということを知った。  命に関わる状態だったから、病院に行き、手術の時も、病院で待っ

「植物は動かない」からこそ、「成長」と「変化」を続けられる。と思った。

 家の柿の枝を切る。  電線にかかりそうだから、高枝切りバサミを使って、何本も切る。  切れ味が悪くなっているから、はさんで、ひねらないと、枝が切り落とせない。  だけど、確かこの前、わりと新しいノコギリを買って、その切れ味が良くて、だから、多少の太い枝も切れるようになって、なんとなくうれしくて何本も切ったはずだ。  これで、しばらく安心だ。  そんなことを思ったのは、つい最近のはずだったのに、もう、こんなに伸びている。  どうして、こんなに伸びるのだろう。 庭