コロナ禍で起こった事を、考え続ける。
新型コロナウイルスは「5類移行」後は、だんだんニュースにもならなくなった。感染者の全数把握もされなくなり、感染状況がよく分からなくなった。
それでも、感染者は確実に増え続けているというニュースは伝わってきて、だから持病を持つ家族がいたりすれば、感染への怖さは、それほど変わりがなく、外出をなるべく控える生活も継続している。
もし「5類移行」後も、感染した際に、誰でも素早く適切な治療を受けられる医療体制ができていれば、もっと緊張感がなく毎日を過ごせると思う。
だけど、そういう体制ができた、というニュースに接したことはない。
「コロナを終わらせたくない人たち」という言葉
自分が健康で、もっと若くて、家族にも周囲にも、高齢者も、持病を持つ人もいなければ、「5類移行」以前から新型コロナへの恐怖心は少なかっただろうと思う。そうした、「コロナを恐れなくていい人」は一定数いたはずだ。
少し前から、おそらくは皮肉を込めて「コロナを終わらせたくない人たち」という言葉も目にするようになった。
これは、推測に過ぎないけれど、そうした表現をする人は「コロナを恐れなくていい人」である確率は高そうだ。だからこそ「コロナを終わらせたくない人たち」という表現が、高齢だったり、持病を持っていたりで、今もコロナ感染を恐れている人の「不安の表明」を押さえ込むような、ある種の暴力的な作用をしていることには気がついていないと思う。
本当に「コロナを終わらせたくない人たち」が実在すると思っているのだろうか。
考え続けること
このコロナ禍が始まってから約3年半の間の出来事。
学校の一斉休校。夜の街への注意喚起。飲食店への規制。自宅療養での死亡例。医療体制。すべてのことを、もう一度検討し、反省すべきことは反省し、必要ならば補償もし、さらによりよい方法があったのではないか。何より現在進行形で、感染して死亡する人を一人でも減らることができるのではないか、と考え続ける必要性を訴えること。
それがとても微力でも、今さらと嫌がられたとしても、コロナ感染で亡くなった、少なくとも7万人を超える方々の犠牲を無駄にせず、未知の感染症がやってくるはずの将来のために、さらには誰1人取り残さない未来のために、できることだと思っている。
(参考資料)
#未来のためにできること #SDGsへの向き合い方 #コロナ禍
#考え続けること
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