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いろいろなことを、考えてみました。

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自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。
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2022年6月の記事一覧

「文字という存在」の不思議さ。

 TOKYO MXは、家のテレビでは、雨が降ると画面が乱れる。  そのチャンネルで、自分にとってのスターでもある美術のアーティストたちが、思った以上に多く出ている番組をやっている。  他の自分達の好きな番組と重なっているので、そんなに頻繁にも見られないのだけど、ある時、渋めのテーマのとき、たまたま見た。  「文字をつくる」人が出ていた。 古い書体  子どもは、年齢によって興味を持つ本が違っていて、図鑑が好きな年代があるといった、かなり新鮮なことを、この本によって知った

「ゆうちょ銀行」の手数料が、やっぱり納得がいかない理由を考えた。

 一番近い駅前にある郵便局が閉まってしまった。そこにあったポストまで移動して、次にいつ再開するかがよく分からなかったし、他の郵便局は、ほぼ行ったことがなかったから、実際より遠く感じて、なるべく行かないようにしていた。 隣町 それでも、ゆうちょ銀行を振込先に指定されることなどもあり、どうしても、行く機会ができてしまったのは、6月になると、国民健康保険など、公共料金の支払いが重なるからだった。  その時、少し小高い場所よりも、広い道路に面した郵便局の方が、お金をおろして持ち帰

「戦争の法則」が発見されれば、「日常のすべて」が見直される、と思う。

 2022年は、コロナ禍が終息しない中、戦争が始まってしまった年にもなった。  戦争が始まると、何もできない気持ちになる。  そんなことを、実際に戦地になっていない場所で思うだけで、偽善的だと感じながらも、終わってくれるように願うしかない。  戦争が始まり、何ヶ月も経つと、勝手なものだけど、その関心すら薄れていることを感じる。 ヒトはなぜ戦争をするのか?   最近になって、アインシュタインとフロイトの往復書簡を読んだ。それも、1932年、国際連盟の発案によるものだった。

固有名詞を、たくさん出す人に、どうしてガッカリしてしまうんだろう。

 私にとっては、とても重要な存在である現代美術のアーティスト二人が対談をする企画があった。その場所は、美術関係者がかなりの割合を占めているようで、独特の雰囲気があって、ちょっと緊張感もあった。 司会  20年以上のベテランの芸術家が、さらにキャリアのあるアーティストに話を聞くような形にもなっていたのだけど、このトークを成立させるために司会の人も存在していた。  司会の人も、何十年も美術業界に関わっているマスコミ関係者で、その人の仕事で、とても得るものも多く、そういう意味で

「本当のジェネレーションギャップ」が、たぶん「150年ぶり」に存在していると思う理由。

「反抗期」という言葉は、「社会の余裕」のようなものがあって初めて成り立つのだと思う。  若い時は、いろいろと反発したくなるのだけど、もう少し大人になり、物事を分かるようになれば、今の社会のあり方に納得が行くようになる。それを正当化できるほど、歳を取ったら、それなりに経済的にも豊かになれる環境もある。  そんな前提があれば、反抗期は若い時などの一時期で、大人になれば、現在の社会に一体化したとしても、そんなに不満は出ないし、社会自体に豊かさがあれば、不幸もそれほど多くならない

「水を飲むな!」にも、「理論」があったのを憶えている。

 暑い夏でも、どれだけ汗をかくほど運動しても、「水を飲んではいけない」と言われていた時代があった。 湿った唇  真夏の午後に学校のサッカー部の練習があって、それも3時間も4時間も続いて、疲れる上に汗もかいて、とてもノドが渇いたのだけど、「先輩」から「水を飲むな」と言われていた。  それでも、とても耐えきれないほどの状態になった時は、はずれたシュートのボールを拾いに行って、それは校舎の角の向こうだったから、「死角」になった場所に水道があったので、そこでこっそり水を飲むのが「

「近くに感じる」や「遠く感じる」とは、どういうことなのだろう?

 玄関が開く音がして、見に行ったら、妻が出かけるところだった。  近くのコンビニに行くから、と言われ、あ、あそこなら近いから、となんだか安心する気持ちになった。  どうして、近くに感じたのだろう。そして、なんで勝手に安心したのだろう。 近くに感じる  それまで、ウチから近いのは小さめのスーパーだった。そのうちに、近くの駐車場で工事が始まり、またマンションが建つとしたら、反対運動が始まるのだろうか、自分も関係しなくてはいけないのだろうか、といった焦りのようなものまで感じたが

「大人になったら、純粋さを失なう」というのは、本当だろうか。

 6月に終わったテレビドラマ「17才の帝国」。  ドラマ自体は、いろいろな試みがあり、映像も鮮やかな印象が強く、エンディングも格好良く、そして、主人公の17歳の「総理」のまっすぐさや純粋さのようなものも目立った。それは、古典的なことなのかもしれないが、やはり人の心をうつ。  それは、どうしてAIが、17才の彼を「総理」に選んだのか、という理由にもつながっていきそうだし、改めて「正しさ」や「幸せ」などに関しても自然に考えていたから、いいドラマだったのだと思う。 大人になっ

「知名度にお金が支払われる」について、考える。

 テレビ番組で、漫才師・ハライチ岩井勇気が語ったことが、強めに印象に残っている。  自分の収入の変化について、以前は、才能や能力や努力や工夫の成果としての作品や表現の質について、お金が支払われると思っていた。だけど、キャリアを重ねて気がついたのは、そんなことではなく、単純に「知名度にお金が払われる」のがわかった。  そんな話を、岩井がしていた。それまでうっすらと気がついていて、だけど、その一方で、それを認められなかった自分の気持ちにも気がついた。  知名度の高低、それに