オンライン勤務ののち、これからの教育とITについて思いを馳せる。 #日々短文随筆

土曜日。今日は一日中オンライン勤務のアルバイト。

このようなご時世にあって外出を控えたい中、オンラインで出勤できる仕事にありつけたのは幸運だったとつくづく思う。


朝9時前zoomでの朝会に参加、そして午後5時ほどの締め会に参加。フル出勤。

来週以降もしばらくはオンライン出勤になりそうである。



ここ一年ぐらいでzoomやMicrosoft Teamsなどなど、webミーティングアプリにはだいぶお世話になった(そしてふと、自分でこのように書いておきながら”webミーティング”という言い方は正しいのか?と思ったりする)。


大学の授業でも、リアルタイムで実施される際には zoom や Microsoft Teamsが使われた。リアルタイムではなくあらかじめ録画されたビデオを各自観て勉強する形式の授業では、動画は YouTube に限定公開され、または Microsoft Streamにアップロードされた。Microsoft Stream は、アップロードしておいた動画を特定の範囲の利用者グループに配信することができるサービスである。自分の大学ではMicrosoft Office 365 クラウドメールサービスを通じて学生は大学用のメールアドレスを発行されており、このメールアドレスを有する限り閲覧が可能である閉鎖的な動画共有プラットフォームとしてMicrosoft Streamが利用された。

大学では当たり前のようにオンライン授業が行われていたが、高校でも Google Classroom といったサービスによってこれを実施していたという話を母校の恩師と久しぶりに連絡を取った際に聞いた。



ITがこれほどまで教育に干渉した時代はないと思う。そしてこれは、教育格差に直結する深刻な問題となった。オンライン授業の環境整備が遅れてしまえば、指導者の力量とは別の問題として授業の質に格差が生まれてしまう。

新型コロナ休校で「教育格差」6割、慣れないオンライン授業には戸惑い
格差が生じるオンライン授業


しかし一方で、一度ITが導入され環境が整備されてしまえば、この格差もITこそが解決する手段となる。東進衛星予備校のように、プロフェッショナル(東進衛星予備校の授業が本当にプロフェッショナルかどうかは知る由もない)な学習環境が皆に平等に与えられることになる。



こうなってしまえば、もはや特定の教育機関に所属するという必要性自体も疑わしくなり、「この授業は〜大学の〜教授が開講しているからとってみよう」といったように、授業単位で自由に大学を行き来する時代もいつか来たりはしないだろうか、と思ったりする(個人的にはユートピア)。

実際に、既にMITやハーバード大学といった一流大学でも一部の授業コンテンツを無料公開しており、オンライン上で誰でも授業を履修できるようになっていたりする。このような活動はオープンコースウェアと呼ばれている。

オープンコースウェア (Opencourseware; OCW) とは、大学や大学院などの高等教育機関で正規に提供された講義とその関連情報を、インターネットを通じて無償で公開する活動。2003年9月、アメリカの理工系大学マサチューセッツ工科大学が世界初のOCWサイトを立ち上げ、その後世界中の大学にその活動が広がっている。OCWが始まった当初は、サイトで公開されているコンテンツと言えば、講義で使ったシラバスや講義ノート程度のものが中心であった。しかし近年の通信回線の大容量化(ブロードバンド化)にともない、YouTubeなどで講義ビデオをそのまま公開するような大学が多数出始めている。また、湯川秀樹のノーベル賞受賞論文など歴史的な資料も公開されている。(Wikiより)

自分が大学で取った授業の中にはこのようなオープンコースウェアを利用し、英語の教材を用いて数学を勉強する Mathematics for Computer Science という授業もあったし、また自粛期間中の時間がある時にはYouTubeに公開されている動画コンテンツを利用して自主的に学習を進めたりした。


さらにいってしまえば、6年間小学校に通い、3年間中学校に通い、、、といったように、教育カリキュラムを時間で区切って管理する必要性もないのかなと、思ったりする。たまたま近所に住んでいるたまたま同い年の子達とわざわざ同じスピードで授業を受けなくてはいけない従来の教育体制は、学習コンテンツが学校以外でも獲得できるような環境からすると、非効率的に思えてしまう。

ただしここで断っておきたいのは、小・中学校ぐらいまでは、学校で授業を受けることの本質は単に学習をするということ以上に、人格形成やコミュニケーション能力を培うということにあると思っているので、あくまでこれは極論であるということである。


しかし、少なくとも大学は、今まで述べてきたようにもっと自由に学べる環境であって良いと思う。




ということで、オンライン勤務をして疲れたので今日のnoteは短くてもいいや、と思いながら書き始めたら意外と2000文字くらいになった。

これからの時代教育はどのように変化していくのか、非常に興味深い。教育について自分でも考えたりすることが多いので、今後もnoteにてまとめて行けたらなと思う。



では今日はこの辺で。

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