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学校での読み聞かせにとーちゃん参戦

こんにちは。
思い立ってまた始めます^^
いつもながら、マイペースで行きたいと思います。

先日、結婚記念日でした。
結婚生活も10年を超えて、そろそろ15年が見えて来そうなんですけど、夫との生活で、子育てを含めて私は本当にたくさんのことを学んだなと思っています。
特に、夫と共に『親』として歩んだ10年は毎日が驚き、発見、喜び、苦しみ、悩み、喜び、学びに満ち満ちていて、今の私を形作っているのはこの10年の経験そのものです。
『経験』って、その人をつくる物凄く大きな材料なんですね。
ランチをしながら、夫と、子育てを始めた頃のことを話していたんですけど、当時私は未知の世界から舞い降りた天使の顔したはちゃめちゃに可愛い謎の宇宙人を抱えて毎日不安と格闘しながら生きていました。今思えばホントに些細な、小さな小さな『分からないこと』を必要以上に恐れてました。
そんな中で、夫は長男が産まれた直後から「大丈夫だって!」と、私に言い続けてくれてたんですね。改めて、「あのとき、わたしに大丈夫って言ってくれてたのって確信とかあったの?」と聞いてみました。そしたら、そんなことは全くないけど何とかなるって思ってた、と言います。毎日いっぱいいっぱいだった私は、夫の言う「大丈夫!」に反して、自分が納得するまで、病院に通うし、ネットで隅から隅まで調べなければ我慢できない、そんな風でした。そして後で「ああ、とーちゃんの言ったとおりだったね。大丈夫だったね」ということが何度もあって。そんな凸凹な子育てを10年続けてきて思うのは、役割の違う二人でよかったなということ。
子育てに関しては楽天的な夫のそんなところに私は何度も救われてきたと思いますし、私の全身全霊で子どもと向き合ってきた子育ても、そう悪くはなかったのかなぁと、子どもたち二人が素敵な笑顔で笑ってくれているのをみると、思ったりもするのです。

さて、絵本の話も少し。

先日、子どもが通う小学校の読み聞かせがあり、夫に行ってもらいました。
コロナ禍の中で、感染対策を施し、読み聞かせをさせて下さっている学校に、関係者の方々に、感謝を申し上げます。
今を生きる子どもたちの心に、読み聞かせの時間が必要だと考えてくださっていることは、嬉しいことです。

学校にお父さんが来る、というだけで、子どもたちはワクワクするらしく、(こういうところにもジェンダーな問題感じますけれども)(私はお父さんたちにももりもりと読み聞かせボランティアに行ってもらいたいと思っています^^)息子も楽しみにしていた様子。
コロナで子どもたちも沢山のストレスを抱えて生活しています。
授業が始まる前に、絵本を通して、少しでも心がほぐれる時間を… そんな気持ちで、子どもたちと触れ合う15分間。
グループの読み聞かせと親子や近しい距離での読み聞かせは、それの持つ意味も、アプローチも少し異なります。(後半でお話ししています^^)
聞き手に安心やリラックスを届けて心地いい時間を作るのが読み聞かせなのですが、グループの場合は、子どもたちの個性や聞く力の育ち具合も様々、一人一人にフォーカスした選書なども出来ません。そんなわけで、そのグループ全体を包み込めるエンターテイメント性もある程度必要になってくる。つまり、読み手には少し技量も求められるということなんですね。☜コレについてはまた改めて記事書きますね!お待ち下さい^^


うちの学校では、読み聞かせをする日の一週間前に、これまでそのクラスで読まれた本のデータや、グループでの読み聞かせについての基本的な約束事が書いてある本の写し(東京子ども図書館発行の書籍より)が入ったファイルを子どもが持ち帰ってきます。
そのデータを参考に、選書をします。
学校の図書室に行って本を借りてもOK。図書館などで借りてくるのももちろんOK。今、コロナの影響で子どもたちはそれぞれの机に着席して聞くことが多いので、大型絵本や、紙芝居なども図書館で貸し出しがあるのですが、物理的に絵が大きいので見やすくていいかもしれません。(大型絵本は、コロナでなければ二人以上で参加して、読み手と本をめくる人に分かれるのが良いと思います)
さて、夫はクレヨンハウス発行の、落語絵本『おにのめん』を読んできましたが、好評だったようです。
落語絵本は、もともと語りのみで紡がれる物語。耳で聞くだけでもお話をしっかりと楽しめる上に、絵が加わることで説得力が増しますね。

いつもお母さんたちが多い中、お父さんが読んでくれる!という特別感、そしてこの、落語絵本と男性ならではの力強さや安定感の相性は素晴らしいですね。

落語絵本だけでなく、お母さんもいいけど、お父さんが読む方が子どもたちが喜ぶ絵本もたくさんあります。

ぜひ、たくさんのお父さんたちに、学校の読み聞かせに行ってもらいたいと思います!


学校での読み聞かせについて、ポイントを少し

コロナ禍で、マスクをして距離を取っているとはいえリスクのある読み聞かせですが、それゆえ、ある程度の声を出さないと子どもたちに届きません。
感染対策を取ってくださっている教室ですが、こちらも、子どもとの距離や換気されているかなど、読む前に確認します。

そして、マスクで声が篭ってしまう今は、声の大きさよりも、ゆっくりと、はっきり発音してあげること。
単語ひとつひとつを大切に感じながら読むといいと思います。
絵も、ゆっくり見せてあげてください。少し声が聞きづらくても、絵は、文章よりも物語を語ってくれますからね。


前述しました、グループの読み聞かせの意図ですが、子どもたちが、少しでも楽しい時間を過ごしてくれることが、教室での読み聞かせの意味です。

それを常に意識して取り組んでいるのですが、先日、一年生の教室に行った際、読み聞かせの後で先生が、『では、何か感想のある人!』とおっしゃいました。一人の子が素敵な感想を言ってくれたんですが、帰宅後、先生に、どうか子どもたちに感想を聞かないでくださいませんか、と連絡帳に認めました。
クラスでの読み聞かせは、『楽しむ時間』で、良いと考えています。感想を聞いてしまうと、楽しかってはずの時間が、終わったら感想を言わないといけない…と子どもたちが思ってしまって、楽しむどころではなく、まさにお勉強の時間になってしまいます。
勉強の前のリラックスタイムのはずが、本末転倒ですよね。
先生は私の意図を理解してくださり、今後は感想を求めないとお返事くださいました。有り難いことです。
これまでも様々な場面で、連絡帳や電話で先生方とお話しさせていただいてきましたが、どの先生も真摯に向き合ってくださる方々ばかりで、先生方とちゃんとコミュニケーションか出来る学校に通えていることは、幸運なことだと感じます。

学校での読み聞かせについて詳しく知りたい方は、ぜひ東京子ども図書館が発行している『よみきかせのきほん――保育園・幼稚園・学校での実践ガイド』をご覧下さい。
とても参考になりますよ^^

それではまた。

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