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「痩せる=可愛い」「痩せる=カッコいい」が正しいワケではないと言う話

パーソナルトレーナーの朝日です。

今年も残すところあと僅かです。皆様そろそろ…

大掃除終わりましたか?

ちなみに自分は窓拭きが終わってません(換気扇は来年どこかで)

さて思い出したくないことが一番初めに来てしまい記事どころではありませんが、今回はダイエットについてトレーナーとしての意見を描かせていただきます。
もし何かのお役に立てれば幸いです。

換気扇まじでやべぇです

「痩せる=昔に戻る」訳ではない

クライアント様がパーソナルを受ける理由の9割以上は男女問わず「痩せたい」と言う要望が多いです。
動画サイトでは「1週間で〇〇kg痩せる!」とか「1日5分で○kgダイエット」と言う文字が踊り狂い、SNSではモデル体型のようなインフルエンサーの方々が自分の痩せた経験談を語ったり写真を乗せてます。
それを見ている人たちからすれば「自分はなんて太ってて醜いんだ」と感じる人もいらっしゃるかもしれません。
「痩せてキレイorカッコよくなりたい」「昔のように痩せた姿になって過去の栄光を取り戻したい」と言う願望は男性女性共に持ち合わせていると感じています。

しかし、残念ながら痩せる=過去の自分に戻る訳ではありません。

痩せる本質は「お腹の肉を落とす」ことではない

痩せてることの代名詞として扱われる「腹筋が割れる=シックスパック」ですが、これは果たして健康的な姿でしょうか?

そもそも脂肪とはなぜ人間の体に付くのでしょうか?

脂肪は幾つかの利点があります。

  • エネルギーの貯蔵タンク

  • 外部からの衝撃を和らげる

  • 体内温度の保護

などがあります。つまり人間は脂肪を蓄えることで「有事の際に死ぬことを避ける」と考えられます。
多すぎる脂肪は確かに不健康になったり死に近づく可能性が高まります。しかしそれを下げて脂肪を落としていく行為はは果たして生物として正しいことでしょうか?

芸能人やSNSインフルエンサーが痩せているのは「自分にはそういうキャラクター性が必要だから」であって、それを模倣することが正しいとは限りません。
そして例え「一般的に見て太っている体型」をされている芸能人の方が「魅力がない人間か?」と言われるとそれも違う気がします。

つまり

痩せる=魅力が溢れて素敵な人間になれる

訳ではないのだと考えられます。
痩せることに意味がないとは言いません。しかし過度なダイエットや体型に関して思い悩んで過激なダイエットをすることが魅力の全てではない!とトレーナーである自分は考えます。

痩せることの本質は「健康になること」です。
不健康な体型や体質の人が運動・食事・睡眠などの生活習慣を見直すことによって「今の自分がより健康で活発的な生活を送る人間になる」手助けをする程度になります。

しかし、例えば今のご自身を生活習慣を見直して健康になったらどうでしょうか?
仕事終わりに飲みに行かずに新しい運動を趣味にして活発に活動したり、本来オフの日は一日中寝ているだけだったのに新しいコミュニティに飛び込んでみたり。
そんなことをすれば新しい出会いがあったりするのは当然で、社会的にも健康に近づいていくことになります。

そういった意味での健康を手に入れるのが「ウェルネス」「フィットネス」という根幹部分にあると言うことを忘れてはいけないと感じます。

あまり考えすぎてはいけません

痩せて過去に戻れないのであればどうすればいい?

クライアント様からのヒアリングの中で「痩せて昔のようにキレイに」とか「ダイエットして以前のように魅力的に」と言う言葉を聞きます。
しかし一つ言わせてください。

アナタは痩せなくても魅力がいっぱいあるでしょ?

ってことです。

残念ながら痩せても過去には戻れません。痩せるのは「今の自分がより魅力的」になることしかできないんです。
そういった意味では痩せるより前に「自分が自分の魅力に気づく」ことが先だったりします。
もし少し痩せたら今ある100の魅力が101になるかもしれません。でも100ある魅力を自分が見つけられずに下ばっかり向いて泣いていたら101にもなりません。

なので痩せなきゃ魅力的にならないなんて嘘なんです。痩せなくってもアナタは充分に魅力的なんだから。
だから痩せる前に劇場版ワンピースでウタが歌った「私は最強」でもエンドレスリピートしてきてからダイエットを考えましょう(ちなみに自分は映画見てません汗)

実はスラムダンクもまだ観てません

まとめ

ここまで読んでいただいた方からすれば「なんだよ!子供騙しみたいだ!」って思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも実際に自分がやっていることは無理なダイエットや過度な減量方法ではありせん。
クライアント様が「社会的・心身共に健康である」ことが一番だと考えています。

もし自分の魅力に気づいて「痩せたらもっとそれが伸ばせる!」って感じた時にはお力になれることがあるかもしれません。
その時にはぜひお声かけくださいね。

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