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英語資格の勉強法⑶  結局、資格試験に合格する「実力」とは何なのか?①

こんにちは。

英語の資格試験に合格するための
「実力を身につける」
には
どういう方法が最適なのか?

そもそも「実力」という
つかみどころの無い力をどのように
定義するのか。

という問いを勝手に発したまま、
前稿から1ヶ月以上、間が空いてしまいました。
(夏休みを取りすぎたため、職場に戻ってからの
キャッチアップがままならず…すみません)🙇🏻‍♂️

前回の記事はコチラ↓

さて、自分で立てた上記の問いについて
結論(私見)を申し上げるならば、

(英語資格を含む)資格試験における「実力」とは
❶その資格の合格者に要求される質/量の「知識」と、
❷その資格の合格者に要求されるレベルの「お作法」と、
❸その資格分野に関するその人なりの「体系」
この3つを備えていることだと考えます。

以下、順に検討して参りましょう。

1.「合格者に要求される質/量の知識」

まず、資格試験対策というと、
なんでも「知識量」に結びつけ、とにもかくにも
知識量を増やせば試験に合格できるとの思い込みで
ばく進される方がいます。

おそらく大学受験などでご自身の経験に照らして
上手くいった方法論
をそのまま資格試験対策に転用
されているのだろうと思いますが、知識量至上主義
大学受験レベルは乗り切れても、難関試験になると
「地獄を見る」
可能性があります。

① まず、英語資格であれ、英語以外の資格であれ、
難関資格試験に対して知識量だけで立ち向かおうと
すると、大学受験レベルをはるかに超える知識量を
身につける必要
が出てきます。

 大学受験はしょせん「高校までの学習範囲」という
キャップがはめられた競争試験ですが、
難関資格試験には出題範囲として、そのような
上限が無いからです。(なお、後述の過去問分析に
より、事実上このレベルの知識量で足りるだろうと
いう上限
を見つけることはできます。)

② また、これは難関大学の対策にも一部通じる点
ですが、難関資格試験の場合、いわゆる「捨て問」を
判別して取捨選択する技量も求められます。
これは、問題作成者側が意図的に普通の合格者レベル
でも時間内に解けないだろうという難問
を織り交ぜて
きた時に、解答政策上とりあえず飛ばすという
判断ができるか、ということです。

 過去問を時間を計って解く、という正攻法の研究を
している受験生であれば「捨て問」があることには
通常すぐに気づきますが、知識量至上主義のドグマに
とらわれてしまうと、そのような難問すらも知識で
解決しようとしてしまいドツボにハマります。

その結果、合格に必要な知識の「質」が落ちることに
なるのです。

それでは、「合格者に要求される質/量の知識」とは何か
また、そのような知識を身につけるための方法は何か

禅問答のようではありますが、
「その質量の知識があれば必ず合格できるというわけ
ではない
が、合格者であれば通常その質量の知識を
備えているだろう
」というレベルの知識です。

そして、このような知識は結局「過去問でどの年度の
問題を解いても合格点が取れるレベルに達したか

で判別するしかないので、その方法は、過去問を実際
に自分で解いて分析する
というのが最も合理的です。

なお、最近の若い受験生たちは何でもショートカット
して「タスクに落とし込む」
ことがお好みでお得意の
ようです。
そのためか、初めから「これが良い」とネット上で
評判の対策本に特化して、過去問そのものに触れない
ためにかえって遠回りしているなあ、という印象を
受けます。早めに自分で「生の過去問」を解いてみて
その資格で要求されている知識の質/量の相場観
ご自分でつかまれた方が良いのではないでしょうか。

長くなりましたので、次回に続きます。

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