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英語資格の勉強法⑵ 「2か月で難関試験に合格」は事実か?

こんにちは。今日のお題はこちらです。

1.「2か月で難関試験に合格」は事実か?


チマタにはこの手の煽り文句があふれていますね~。

    <何事もスピード重視

の社会にあっては、それなりに目を引くセリフです。

一方で

  「ホントかよ?」

と、ウサン臭さを感じてしまうセリフでもあります。

  「ずいぶん盛ってるんじゃないの?」

こう感じられた方は、正しい判断力の持ち主です。

でも、
「対策期間2ヶ月」で「難関資格試験に合格する」
ということがまったく無いわけではありません。

実際、私自身
英検1級と、行政書士試験(東京都)は
いずれも ”2ヶ月の対策期間で” 合格しています。


急いで申し上げますと、
これは決して
<マウント>とか<自慢ばなし>ではありません。

ここでは
「合格した」に力点があるのではなく、
2ヶ月で」に着目して頂きたいのです。

しかも、
ネイティブの人たちがよくやる 

  いわゆる〜(クイ、クイ)”

のジェスチャーつきの「2か月」
というところです笑。

こんなハナシの枕で引っ張っても仕方ないので
サッサと種を明かしてしまうと、、

試験対策として『全問題集』や『過去問』を解いて
「傾向と対策」を練って、試験に臨むまでの期間は
ホントにいずれも、2か月ポッキリでした。

ただ、、、ね…。

各試験の「傾向と対策」に取り組むずっと前から

いったい、どれだけの「時間」と「カネ」を
英語と法律の学習に費やしたことか(笑)!


ありていに言えば、私の20代は

「オモテの顔である予備校の英語講師
「ウラの顔である兼業司法試験受験生

の2枚看板にすべて捧げられた、
と言っても過言ではありません。


そりゃ、必死でした。
英語の勉強には生活(含む学費)がかかっていて、
法律の勉強には人生がかかっていたんですから。。

まあ、それはどーでもイイことです。

さて、私はここで、
いったい何を申し上げたいのでしょうか?

そうです!

以前「英単語の高速回転法」の記事で論じた

その論者のバックグラウンド(属性)を疑え!

ということです。(詳しくはコチラ↓)

「2ヶ月で合格」と書かれた時の
合格」は、読者が手に入れたい結果です。

そして、

2ヶ月で」は、読者にとってその結果が、
わずかそれだけの期間の努力で手に入るとするなら
その方法を知りたくなるような数値目標です。

でも、表面に現れた2点だけで判断すると
人は容易に煽り文句に乗せられてしまいます。

正しい判断を導くためには、
言葉の表面に現れない
3点めの視点(その論者の属性など)に
常に目を向ける必要があります。

  が、しかし!!



ここでハナシが終わってしまったのでは、

  「英語資格の勉強法」

の名を冠すべき記事とは言えません。

私が掘り下げて考えたいのは、次の点です。

まず、前提として
2ヶ月の試験対策で合格という結果が出た
ということは、当該学科についての
   「一定の実力がある」
という事でしょう。

各種資格試験の目的
そのような「一定の実力の有無の判定」
にある以上、それを疑ってしまっては
話がアサッテに飛んでしまうので、
ここは疑わずに前提とさせて下さい。

そしてもう一つの前提が、
特に英検やTOEICなどの英語資格を
目指しておられる方の多くは、
そのような「試験に合格する英語の実力」
を身につけることを第一の目標とされている
だろうということです。

もちろん、TOEICで高いスコアを取っておく
ことが就職に有利だということで、
瞬間値であってもハイスコアを取りたい
という需要もありうるでしょう。
  
そういう方達には、この後の記事は
さほど有用ではないかもしれません。
とりあえず、ここでは
英語の実力が身についているかの判定
が英語試験受験の目的であること
議論の2番目の前提とさせて下さい。

さて。
果たしてしからば、
「英語の実力」を身につけたいと日々研鑽を
積んでおられる英語学習者の方たちが求める
英語の「実力を身につける」ためには
どういう方法が最適なのか?

また、そもそも「実力」という
つかみどころの無い力をどのように
定義するのか?

ここで、逆説的ではありますが、

「2ヶ月の対策で資格試験に合格する」

ことの意味を
改めて考える価値が生まれるのではないか。

そのように考えてみました。

(つづく)


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