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吠えるアルパイン

皆様、こんにちは!

FJALLRAVEN by 3NITYスタッフの小林でございます。
急激に暑くなって死の危険を感じるほどですね…。
そんな皆様に今更ながら涼しくも(極寒)熱い八ヶ岳連峰最高峰【赤岳】の山行をご紹介いたします!

クーラーのきいた場所でお楽しみください。
それでは、スタート!

始まりは極寒マイナス20℃

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2月中旬。
はじまりはいつも雪…。というより氷?
早朝3時、行動開始。
気温はすでにマイナス20℃
皮膚を出しているとすぐに凍傷が始まるレベルの涼しさです★
今回目指すルートは八ヶ岳にある【赤岳主稜】と呼ばれるルートです。
普通の登山ではなくアルパインクライミングというスタイル、つまり
特殊な登攀技術を必要とする登り方を使うルートに挑戦しました。
もっと簡単に言うと極寒の雪山で特殊な道具を使ってロッククライミングをする感覚です。

休憩で停滞してしまうと凍ってしまうので休憩なしで足早に雪をかき分け4時間くらいでクライミングのスタート地点へ。
今回登るのはこちら…

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ドーン!
岩壁は切り立っている為、あまり雪がつかず岩がむき出しになっています。
ここを登り赤岳の頂上まで抜けるのが今回の【赤岳主稜ルート】です。
それではいざ尋常にClimb On !

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なかなかの高度感、雪と岩がミックス状態で足場は悪く慎重に進まないと
簡単に滑落死する。そんな緊張感と闘いながら登っていきます。
安全を確保するための支点が雪に埋もれて見えなかったりと
危険要素な絶えず、気が向けません。

絶景も寄り添って

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山というのは不思議なもので、厳しい状況ほど絶景が目に入ります。
アルパインクライミングは常に死の危険と隣り合わせで、そのうえ厳冬期という山の環境が最も厳しくなる季節。
圧倒的な自然の造形と厳しさに揉まれながらも「俺ならやれる!」と吠えながら自分を鼓舞し頂上を目指します。

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さあさあ、この岩壁を超えればもうすぐ【赤岳主稜】を登り切ります。
このルートは最終的に一般の登山道につながり、そこから赤岳の頂上を目指します。

そしてついに…。

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のぼりきりましたーーーー!!
途中で何度も帰りたくなりましたが、ルートを抜けた瞬間「うおおおお!」と叫んでしまうくらいの達成感と安堵感。
あとは登山道を通って頂上に。
その前にちょっと休憩…。

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空が、とてつもなく青い。
八ヶ岳ブルーってやつですな。
何度も見てきましたが今回はちょっと違った見え方がした気がします。
気のせいか疲れかは置いといて最高でした。
さて、頂上まで歩きます。

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頂上到着

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疲れで写真がぶれたのはご愛敬です。
2899m赤岳山頂!
この日は本当にいい天気で助かりました。
実は途中で寒すぎるゆえに足の小指の感覚がなくなり内心ドキドキしていましたが昼に気温が上がり感覚が戻って一安心しました。

絶景を拝みながら下山!

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帰りは登山道を通り無事下山!
また違うルートに挑戦したいものです!
それだはまた、次の冒険でお会いしましょう!
FJALLRAVEN by 3NITYスタッフの小林でしたー!

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眉毛からまつ毛、鼻毛に至るまですべて凍った…。



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