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どうやって生まれてどうやって生きて、死ぬのか。

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哲学というハッシュタグを使っていますが、別にショーペンハウアーとかニーチェとかの話をするわけではなくて、私個人が考えている人生についての話をします。 私は精神障害(ASDと二次障…
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#生き方

生き方の選択。

ずっと記事を書いていませんでした。書けなかった、が正しいです。なぜなら、育児は私には相当ハードルが高いもので、体力が削がれ、noteを書く暇がなかなか取れなかったからです。
私は、以前の記事にも書きましたが、かつて反出生主義者を自認していた時期があります。

子どもは生まれたいと思って生まれるものではない。しかも、特に親からひどい扱いを受けたとか、幼い頃に性被害に遭ったとかいう逆境体験がない(軽い

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徒然と物を書くことは幸せである。

今日はただ、思っていることを書き連ねたい。単なる連想エッセイと思っていただいてもよい。まずは、私の生まれ故郷の話をしようと思う。
私はのどかな山の麓の小さな集落に生まれた。富山の端、石川県との県境の近くである。今でも齢八十を越した祖母が営む裏の畑から、せいぜい標高200〜300メートルほどの針葉樹で覆われた小山が見える。冬を終えて初々しい新緑が見えると胸のすく思いがする。ウグイスの鳴き声やモズの声

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「善く生きたい」と「反出生」のあいだ

※筆者の不勉強のためやり方がわからず、Amazonリンクがうまく貼り付けられていません。原著を確認したい方はタイトルで検索してみてください。

6年前の7月26日、相模原のやまゆり園で、重度障がい者を標的にした残忍な殺傷事件が発生した。犯人となり、現在は死刑判決が確定した植松聖死刑囚。彼の裁判を傍聴した雨宮処凛さんが著した『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』を私は

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今回は単なる愚痴こぼし

5時〜6時にならないと眠くならないので仕方なく起きています。本当は眠るためのお薬があったらいいんだけど、いま妊婦の身ですでに抗不安薬を一錠飲んでいるから、これ以上は増やしたくない。

私はいま苦悩している。
それは、この子が私の元に生まれてきてどれだけ苦労するだろうか、嫌な思いをするだろうかということ。だったら産むなよと言われそうだが、驚くべきことにプチ不妊治療(?)をしてまで望んだ子どもだったの

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