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2023年旅行会社の初詣 鉄道で巡る京都 後編

https://note.com/3j_tabi/n/n366aa586c6a9

前回の記事の続きです。

電柱に時刻表?山ノ内駅

西院駅から再び嵐電に乗車します。

嵐電嵐山本線のうち西大路三条~山ノ内間と蚕ノ社~太秦広隆寺間の一部は電車が道路上を走る併用軌道になっています。
併用軌道上にある山ノ内駅で下車してみました。
写真の前面展望に写っているのが山ノ内駅です。

嵐電の併用軌道区間

道路の幅が狭くなった場所にあるため、安全地帯(ホーム)が狭く、電車とホームとの段差も高くなっています。

下車後に撮影した写真がこちら。

山ノ内駅に到着


嵐電は通常の路面電車より床が高いので健脚な人でも上り下りには気を使う段差です。

通常の駅ですと乗客はホーム上で電車を待ちますが、
この山ノ内駅はホーム上で電車を待つことが難しい為、路肩で待つことになります。

路肩も狭いため、停留所のポールを設置できないのか電柱や信号機器箱に時刻表が貼られているのも特徴です。

電柱に時刻表

安全地帯(ホーム)が狭い路面電車の駅は日本中探すと他にもありますが、京都の街中で高床の電車からこのように乗り降りする光景は1つの名物とも言えるかも知れません。

車折神社で色々な祈願

嵐電に乗車し、次の参拝場所である車折神社で下車します。

車折神社駅


乗車したのはモボ21形。1994年に平安京遷都1200周年を記念して製造されたレトロ調の電車です。
車折神社駅のホームは車折神社の玉垣などをイメージし朱色に塗られています。

駅から徒歩0分の車折神社

車折神社は駅から徒歩0分の神社。
JR嵯峨野線(山陰本線)の嵯峨嵐山駅からもアクセス可能です。
平安末期の貴族、清原頼業(きよはらのよりなり)を祀っており、その学徳から学問や金運などのご利益があるそうです。

大鳥居と本殿

この車折神社には個性的な境内社が複数あります。
一番有名なのはこの「芸能神社」ではないでしょうか。

芸能人神社

芸能・芸術の祖神である天宇受売命(あめのうずめのみこと)を祀っており、芸能・芸術の分野の方々からの信仰を集めています。

拝殿や参道には芸能関係者から奉納された玉垣がズラり。

スターの名前が並ぶ玉垣


この玉垣を目当てに車折神社を訪れる方も多く、この日も推しのタレントさんの玉垣を撮影している方が沢山いました。

旅行業は芸能・芸術の分野ではありませんが、「面白いツアー、楽しいツアー」を作れることを願い、芸能神社にも参拝しました。

清少納言が清原頼業の同族である事から、清少納言を祀った「清少納言社」も特徴的。

清少納言社


優れた学力や才能とともに、美しさを兼ねなえる才色兼備のご利益があるそうで、特に女性から人気のようです。

お仕事関係では金運や財運を願う「弁天神社」も境内にあります。

弁天神社


商売繁盛を願い、多くの会社や経営者からの玉垣が奉納されていました。
中の人も商売繁盛を願い参拝しました。

本堂の裏には八百万の神々を祀る「八百万神社」があります。
八百万の神々→津々浦々→ネットワークという事にあやかり、人脈拡大のご利益がある神社として知られています。
この「八百万神社」の「人脈拡大お守り」はカード型をしており、名刺入れに入れて持ち運びます。

人脈拡大お守り

様々な境内社がある「車折神社」
駅から徒歩0分のアクセスで、年齢、性別、職業を問わずお参りができる神社ですね。

再度嵐電に乗車し嵐山へ。
訪れた日は平日でしたがまだお正月休みの方も多く、賑わっていました。

嵐山駅の門松

この日は嵐電嵐山駅の屋上が開放されており、京都の山々と空を背に走る嵐電の様子を見ることができました。

嵐電嵐山駅の屋上から

2023年の初詣は嵐電を使って「旅行安全」や「商売繁盛」にご利益がある神社を巡ってみました。
京都に行かれた際は時間も読めて、短時間でも楽しめる鉄道を使った観光もいかがでしょうか。

ご覧いただきありがとうございました。


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