3good 光川和子

3goodGift  幸福感の循環するインタビュー「声のアルバム」 というサービスを企…

3good 光川和子

3goodGift  幸福感の循環するインタビュー「声のアルバム」 というサービスを企画運営しています。 https://3goodgift.com/

最近の記事

  • 固定された記事

人生の話を、聞きに行く。大事なことを声で残す「声のアルバム」

はじめまして 3goodGift 幸福感の循環するインタビュー「声のアルバム」 を企画運営しております光川和子と申します。 声のアルバムは、高齢期の親子様(親80代・子50代前後)をメインターゲットに子供さんより依頼を受け、親御さんのもとにインタビューに伺います。 2時間じっくりとお話を聞き、30分に編集した「声」を依頼主である子供さんに届けるというサービスです。 どういう想いで自分を育ててきてくれたのか、 親自身はどのような人生を歩んできたのか、 そして今、人生の終盤を

    • 帰省で感じた&考えたこと 2024夏

      私の事業は「地方出身者による遠距離介護の苦しみを減らしたい」という事が発端であって、それを医療や介護とは別のアプローチでなにかできないかというのが大学院に通っていた時から一貫してある。 元々の構想のハードルを考えた時、まずやりやすいところを切り出して始めてみたのが「声のアルバム」だが、どちらかというと個人の心の平穏というか「親との残り時間をどう過ごすか」→これを「子自身が意識するきっかけ」になればという心持ちでやっている(というかそうなった)。死んだ後では伝えたい事もやれば

      • 戦時中に子どもだった方のお話

        今日は8月6日。 広島に原子爆弾が落とされて79年となりました。 「声のアルバム」は80~90代の方にお話を聞く事が多いので、少なからず戦争の話が出てきます。 85歳の方だったら6歳前後。日常のいろいろな断片は記憶にしっかり残っていらっしゃます。 関西の都市部で生まれた方は結構な割合で学童疎開をされていて、いい思い出・悪い思い出も様々。 田舎の学校に都会から行きいじめられたという話もあれば、その土地の友人とは今でも交流があり、遠浅の海でみんなで泳いだことが人生で一番楽しか

        • 「行きます芸人」モニター3組募集!

          お笑い芸人があなたの親御さんにインタビュー 7/18より、松竹芸能とのコラボ企画で「行きます芸人」という企画をはじめました。 声のアルバムは雑談スタイルのフランクなインタビューが特徴でもありますが、これを「笑いのプロ」がやってみるとどうなるのか・・? かねてよりお笑いの世界とタッグを組んでみたいと思っていた目標がひとつ叶いました。 当日は、以下の芸人さんがご実家に伺い2時間たっぷりと親御さんにインタビュー、家族のヒストリーをスペシャル版「声のアルバム」にしてお届けします

        • 固定された記事

        人生の話を、聞きに行く。大事なことを声で残す「声のアルバム」

          声のアルバムの原点④ ~4人のおじさんの友情

          父が倒れたのは55歳の時でした。 私の父は田舎の長男坊ですので、若い時に仕事の修行で一時家を離れた以外は実家を出たことがありません(たぶん)。確か一度民間企業に入社した後、地元の公務員になってずっと町の役場で働くという人生を送りました。 育った町ですしあの年代ですから、学校の運動会なんかでも親同士が幼なじみだらけでわきあいあいと平和なものでした。明るくひょうきんな性格でしたから、友達は多くいたような気がします。なんとなく、そんなに仕事はできるほうじゃなかった気が笑。適当に仕

          声のアルバムの原点④ ~4人のおじさんの友情

          立春に新年の抱負を立ててみる

          二十四節気では本日から新しい1年が始まるということもあり。 今朝フォローさせていただいているみきまよさんの投稿を読んで、 改めて「豊かさ」とはなんだろうか、私が目指していきたい世界とはなんだろうかと今一度考えてみました。 3goodでは Mission(使命) ・「幸福感」で健康寿命をのばす ・第三者が間に入る をベースに事業企画を立てていますが Vision(目指したい世界) は 「幸せに死んでいける世の中を作りたい」 です。 今の日本はとても平和で、物資も情

          立春に新年の抱負を立ててみる

          29年目に動き出した家族の時間 ~阪神淡路大震災・遺族のことば

          2024年は、とても心痛む出来事が多かった年の始まりでした。 今年は特にいろいろなことを考えた年末年始でしたが、神戸の近くに住む私にとっては1月17日の阪神淡路大震災が身近に存在します(震災発生時はまだ地元にいましたが、進学した大学の友人や知人からも、生々しい被災の状況を聴くことが多かったです)。神戸市役所横の東遊園地では毎年追悼の集いが行われており、私はテレビですが中継を見て黙とうしています。 5:46 正直寝巻の寝ぼけまなこで毎年見てますが、 今年の遺族代表・鈴木佑一さ

          29年目に動き出した家族の時間 ~阪神淡路大震災・遺族のことば

          声のアルバムの原点③ ~地方の子の進路選択

          地方の子というのは、進学しようと思うと大体は強制的に実家を離れることになります。 18歳での一人暮らし。寮に入るかアパートを借りるかで結構違うが、今の子だったら大体がワンルームマンションを借りるのではないでしょうか。とりあえず最低限の生活用品と寝具、電化製品を揃えた簡易な引越し。手伝いに来ていた親を、見知らぬ都会の駅で見送る。恥ずかしいから別れの時に涙は見せなかったけど、ホームを出て一人知らない都会のまちを歩き、誰もいない家に帰る。18歳の田舎者は鼻の奥がツンとしたものでした

          声のアルバムの原点③ ~地方の子の進路選択

          声のアルバムの原点② ~地方の病室の風景

          私の父が入院していたのは地方の総合病院ですが、倒れた時から何度か部屋の移動がありました。 気管切開している部分に痰がつまると息が止まってしまうので初期は24時間誰かがついており、それこそ夜勤のように泊まり込む日も。今こういうことができるのかは分かりませんが、簡易ベッドが設置できない大部屋の時は、畳を一畳分持ち込んでそこで寝たこともありました。 基本的に個室か2人部屋でしたが、一時期4人部屋の時があり、その時同室だったご夫婦がやけに記憶に残っています。おそらく90近いおじいさ

          声のアルバムの原点② ~地方の病室の風景

          ひきこもり支援のNPO法人との業務提携

          2023年8月より、吹田市でひきこもり支援事業をされているNPO法人フルハウス様との業務提携を開始しました。 ※3goodからの音声編集業務委託契約です ■NPO法人フルハウス https://npofullhouse.com/ フルハウスは代表の桑田さんが大学時代から始めた不登校児童へのサポート活動が始まりで、すでに25年の実績がある団体です。まだ当時はひきこもりという言葉もなかった頃でしょう。千里山の駅前の事務所を中心に、通いの場として3ヶ所ありますが、若い男性スタッフ

          ひきこもり支援のNPO法人との業務提携

          声のアルバムの原点① ~父が倒れた日

          私が起業した経緯は、以下の記事が分かりやすいかと思います。 https://www.projectdesign.jp/articles/54cfc092-0959-4831-8e44-82ba92307876 noteではもう少し、気持ちの部分を補足できればと。 私は18歳まで、山口県の典型的な地方のまちで育ちました。 地方の子は、多くが18歳で家を出ます。私は大学への進学でしたが、大半の友人も進学や就職などで家を出て強制的に一人暮らしを始めました。はじめはおっかなびっく

          声のアルバムの原点① ~父が倒れた日