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FullControl GCode Designerというソフトウェアを用いて、3Dプリンター用のgcodeを作成しています。 https://fullcontrolgcode.com

最近の記事

誰でも1分でタイトル写真全て(計16モデル)の3Dプリントデータを作成できます(アレンジも可能)

・3Dプリントデータの作成方法FullControl Gcode Designerをダウンロードしたファイル内の ParametricDesignDemosからFullControl_GCODE_Designer_Heron02b_FullControlParametricVase#1のエクセルファイルを開く。 FullControl Gcode Designerのダウンロード方法は前記事を参照 エクセルファイルを開くと下図が表示される。 エクセルの78行以降にタイトル

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    • FullControl GCode Designerの直線と直方体の作成方法

      これまでの記事ではFullControlを用いた円と円柱の作成方法を解説してきた。 この記事では、直線および直方体の作成方法を解説する。 まず、直線の作成方法を説明する。 円ではline equation polarを用いたが、直線ではline equationを用いる。 下図のように各項目を入力すると、(100,100)を始点としたX軸方向に10mm伸びた直線が生成される。 次に、X-formulaとY-formulaの値を入れ替えると、Y軸方向に10mm伸びた直線が生

      • 樹脂密度可変3Dプリント(射出量とノズル速度の制御方法)

        FullControl GCode Designerでは樹脂の射出量とノズル速度を制御することができる。その方法について説明する。 まずは、円柱を2つ作成 Feature1のEoverride-formula とF-speed formulaのところに射出量とノズル速度をそれぞれ入力(赤枠)。 Feature1とFeature2で射出量と速度がそれぞれ変化していることがわかる。 画像で用いたソフトはPrusaSlicer 積層方向に射出量またはノズル速度を変化させたい

        • CADソフトでは不可能!編み物のようなテクスチャをFullControl GCode Designerで作成

          タイトル写真の表面が編み物のようなテクスチャをFullControl GCode Designerを用いて作成する。 まずは、下図のようにFeature1を入力。 正弦波を有する円が作成される。 次に、Feature2に入力。 Feature1と位相が異なる正弦波を有する円が2層目に積層される(黄色線)。 これらをrepeatすることで編み物のような造形ができる(Feature 1~3)。 これらの正弦波の振幅や振動数を変更することで様々な編み目を表現できる。 そ

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        • FullControl GCode Designerの直線と直方体の作成方法

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          数式で作る3Dプリントデータ<解説>

          この記事で作成したGcodeの解説を行う。 まずは、一層目からみていく。 Radial-formulaの値が、 「=25+12.5*(0.5-0.5*COS(12*Tval*PI()))^2.5+6*(0.5+0.5*COS(Tval*60000))+12.5*SIN(PI()*Zval/100)」である(前記事参考)。 上の式中でTvalが含まれている数式は太字で示した部分である。 この式は下図のように2つの正弦波(cos)が合わさった合成波となっている。 そのため、これ

          数式で作る3Dプリントデータ<解説>

          数式で作る3Dプリントデータ

          FullControl GCode Designerの使い方を説明しながら、上図の造形品の作り方を解説する。 Feature1のところを選択した状態でAdd Feature (to selected row)からLine equation polarを選択。 上図のような項目がFeature1に追加される。 X-centre, Y-centre:スタート時のX,Y座標 Angle-formula (radians):角度に関する式 Radial-formula:ラジア

          数式で作る3Dプリントデータ

          FullControl GCode Designerの初期設定とGcode生成

          ダウンロードしたエクセルファイルを開く。 その際、マクロは有効にする。 まずは、Settingsを変更する。 BedTemp:ベッド温度 NozzleFeedratePrinting:印刷時のノズル速度 NozzleFeedrateTravelling:印刷時以外のノズル速度FeedstockFilamentDiameter:フィラメントの直径 FanSpeed :ファン速度 StartGCODE IDは印刷する前のノズルの移動や射出量などを設定する。 下のStartGC

          FullControl GCode Designerの初期設定とGcode生成

          3Dプリンター初心者にもおすすめ!CADを用いずに3Dプリント用データを作成するFullControl GCode Designer

          3Dプリント用のデータを自分で作成する方法は主に2通りある。 1つ目が、CADソフトで3Dデータを作成した後にスライサーソフトで3Dプリント用のデータに変化する方法である。 これは3Dプリントのデータを作成する主流の方法となっている。 単純な3Dモデルを印刷する分には初心者でも行うことが可能だと思われる。 しかし、複雑な形状の3Dモデルの作成となると、CADを学んだことがある人にとっては可能だが、そうでない人にとってはハードルが高い。 3DCADソフトとして有名なのはAu

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