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CADソフトでは不可能!編み物のようなテクスチャをFullControl GCode Designerで作成

タイトル写真の表面が編み物のようなテクスチャをFullControl GCode Designerを用いて作成する。

まずは、下図のようにFeature1を入力。

正弦波を有する円が作成される。

次に、Feature2に入力。

Feature1と位相が異なる正弦波を有する円が2層目に積層される(黄色線)。

Feature 3はskip

これらをrepeatすることで編み物のような造形ができる(Feature 1~3)。

これらの正弦波の振幅や振動数を変更することで様々な編み目を表現できる。
その際、任意の変数を決めておくと楽である。
矢印で示した枠に任意のparameter nameとparameter valueを入力し、Assign parameter namesを選択。入力した変数を式中に導入することで、簡単に変数の値を変更することができる。

この記事で説明した内容と前記事での内容を組み合わせると、以下のような造形物となる。

この記事までの内容を把握できれば、自分が3DプリントしたいデザインのGcodeは概ね作成することが可能だと思われる。


編み重ねを用いた造形品で有名なのが新工芸舎のtilde
このようなGcodeもFullControl GCode Designerを用いて作成することは可能である。しかし、そのデータ通りに造形するためには樹脂の特性や3Dプリンタの知識と経験が必要である。

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