17.夢でもし逢えたら

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こんにちは
上記の「1.初めまして」の記事を
必ず読んで同意の上で次にお進み下さい
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17.夢でもし逢えたら

これはまだBとの攻防戦も真っ只中で
日々Bに怯えていた日のこと

神様が護って下さっていても
結界が張ってあっても
ずぶ濡れのロングヘアーに赤いワンピースの女が
恨めしくこちらを睨みつけていたら
そりゃね怖いんですよ

人生初幽霊が突撃してきたんです
飛行機に乗る距離から…
毎晩通い妻ですよ

そんなに長距離を移動出来るだけの
強い幽霊なんて
何が出来るのか想像もつかないし
師匠はもうBのせいで言動おかしいし

怖いから家に来てと呼べる人は
数百キロ離れた距離にしか存在しない…

そんな日々の中で
トイレから毎晩水が流れる音がする
水音って霊の中でも危険度が高いらしく
思念飛ばして見に来ても
不審な所はないけれど
力を持った霊程視えないように隠れられる
と教えられた私の歯の根は合わなくなるばかり…

師匠に盛り塩のやり方を教わり
絶えず聴こえる水音に耐える日々
お風呂とトイレが一緒になった
ユニットバスから聴こえるも
水道からもシャワーからも水は漏れていない…

確認するのも怖いけど
耐えるのも怖いからと見に行ったら…
あの耐えてた日々はなんなのやら
トイレの水が漏れていた
古い建物なのでパッキンにヒビが入っていたのだ

緊張が解けるも情けなくて
グッタリしていたその日の夜中に
引越し先で唯一参拝に訪れた
土地名の付いた立派な神社の夢を見た

神社の参道から境内に入ると
お兄ちゃんとお姉ちゃんが此方へ微笑みかけた

お姉ちゃんが持っている棒を振ると
雲がホワホワと階段になって現れて
階段を登ると雲の広場になっていた

夢自体はもっと長かったのに
残念ながら覚えているのは其処だけで
起きた時にとても満たされて満足した気分だった

勘違いの情けなさからガッカリしていた私を
励ますために連れ出してくれたようだった

お兄ちゃんもお姉ちゃんも
私があまりにも怖がっているからと
目の前で結界を視えるように張ってくれたり
師匠に盛り塩の事を話すように促したのも
実はお兄ちゃんだったよう

そんなに気遣って貰っても
信用しきれない態度で怖がっていた私…
本当に神様方の優しさが身にしみました

もし皆様の中に
神様の夢をご覧になられた方が居られたら
それは神様の愛の優しさかもしれません

17.夢でもし逢えたら