Hiro Kjm

岩手県釜石市にあるお菓子屋を経営しています!妻は同系列のカフェを運営。共働きで2人のか…

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岩手県釜石市にあるお菓子屋を経営しています!妻は同系列のカフェを運営。共働きで2人のかわい子ちゃん達の育児に翻弄されながらも、自分がお菓子屋に生まれてきた意味を探しています。そんな迷いだらけの想いを可視化してみます。

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僕たちが、“偏食”に悩む子どもと親を助けるためにお菓子をつくる理由。

みなさん、はじめまして! 菊地広隆(きくち ひろたか)と申します。 僕は、岩手県釜石市で小島製菓というお菓子の会社を経営しています。 70年くらい続く和菓子の会社で、いわゆるスーパーなんかで並んでいる3本セット100円のお団子等を作って、卸している会社です。 僕は、そんな会社の3代目として家業を継ぎました。割と最近のことです。 地方の中小企業、卸が中心のビジネス。正直継いだはいいものの、単純にこれまでと同じことを続けていくことは嫌でした。 ビジョンを持って課題解決や

    • MUSUBit製作秘話「添加物を使わないお菓子ってむずかしい!」

      日々美味しさを追求し、試作を続けるムスビです。 以前の記事では、中身に白あんを使っていることをお伝えしました。 その手法で一旦は完成に近づいたかと思われましたが、そう簡単にはクリア出来ませんでした。 今日は、現在ムスビが抱えている問題を公開してみようと思います。 フルーツクリームの固さ問題 ムスビは外側がビスケット生地で、中にはフルーツクリームが入っているお菓子です。 フルーツピューレだけだと、ゆるくて生地の中にとどまっていられず成形できません。 そのため、粘性のあ

      • 餅の季節到来!岩手のくるみだれは沿岸と内陸で違う!?

        ムスビの製造に取り組む小島製菓ですが、もともとは餅屋で、お正月を前に今餅の製造がピークを迎えています。 岩手県内を中心に秋田県と山形県の新庄までお届けするため、今季15,000個製造する餅祭りの日々です! もち米は岩手県産ヒメノモチを使用、伸びの良い美味しいお餅を作っています。 そして岩手のお正月と言えばくるみ餅! ということで、餅につけるくるみだれのお話を。 岩手県はとても広いので(四国四県に匹敵するほど!)、沿岸部と内陸部や、沿岸部の中でも昔の南部藩領と伊達藩領など

        • MUSUBit製作秘話「息子の舌は重要なバロメーター」

          5歳の息子はお菓子が好きで、普段はチョコレートを好んでよく食べます。 香りの強いお菓子が大好きです。 2歳の途中くらいから保育園のおやつでお菓子の味を覚えました。 僕も妻もじいちゃんばあちゃんも「可愛い可愛い!」と言ってお菓子をどんどんあげてきたので、息子は“そういう舌”になってしまいました。 そしてご飯は食べない偏食くん!パーフェクトボーイ! 問題ばかりかと思いきや、このお菓子で鍛えられた舌が実はすごいという話。 写真はみなさんご存じ、小島製菓の『ラグビーパイ』です。

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          小島製菓の工場見学〜ムスビの製造工程をご紹介します!

          みなさん、こんにちは!小島製菓 菊地広隆です。 今日はみなさんを僕の工場へご招待します。 ぜひ、ムスビの製造現場をご覧ください! フィリングとは中身のことです。フルーツピューレに混ぜている企業秘密の“アレ”とは?・・・和菓子屋の僕がいつも使っている「餡子」なんです! 白餡を使って餡クリームにしています。 普段饅頭を作ったりしている包あん機を裏技的な使い方で作っています。 小さいビスケット生地に水分を閉じ込めておくむずかしさ!ここは和菓子の技術でなんとかクリア! 子どもた

          小島製菓の工場見学〜ムスビの製造工程をご紹介します!

          「子どもの偏食」を助けるお菓子「MUSUBit(ムスビ)」はカスタマイズで楽しめる!

          こんにちは!小島製菓 菊地広隆です。 note3回目の投稿ですが、まだまだムスビを紹介させてください! 今日は味のカスタマイズが可能なムスビの魅力についてお話しします。 MUSUBitとは ムスビは子どもの偏食をきっかけに作り始めたお菓子です。 偏食だけでなく、子どもの食に関する悩みは多くの親御さんがお持ちなのではないでしょうか? ムスビの味のバリエーションを考えていた時、それらの悩みを解決できるよう、素材の組み合わせをカスタマイズできたら?と思ったんです。 2×4×

          「子どもの偏食」を助けるお菓子「MUSUBit(ムスビ)」はカスタマイズで楽しめる!

          安心・安全に栄養が取れる「MUSUBit(ムスビ)」は輝くお菓子になれるか

          こんにちは!小島製菓 菊地広隆です。 前回は子どもの偏食をきっかけに作り始めたお菓子のムスビについて、僕の想いをお話しさせていただきました。 今日はさらに、ムスビにまつわるお話とどんなお菓子なのかもう少し詳しくご説明したいと思います。 子どもたちにとって輝くものは ある日の出来事です。 僕は子どもたちに出来るようになって欲しくて、縄跳びをさせて遊ばせていました。 10~20分経った頃、飽きた様子だったので終わりにしようと思ったら「パパあそぼ!」「今からあそぶの?」と言っ

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