ピアニストは 『指揮者先生』 絵本
まえがき ^^^^^^^^^^^^^^
音楽教師の彼は
かつての名高いピアニスト
事故でピアノ演奏を失い
音楽教師の道に
^^^^^^^^^^^^ さぁ第二の人生!
前略 私は 音楽の先生です
子供は良いものです 素直なメロディ 歌います
私の腕はもう ピアノを弾けません。
子供の笑顔に変わる このタクトを 私のピアノとして 子供たちに伝えたい
うまく弾こうとせず 楽しみましょう みんなで奏でる 小さなオケストラ
子供は歌います 美しい情景が
私も 歌います この タクトピアノで 心を込めて
私は音楽が好きです ピアノを失っても 捨てられない 音楽の道
腕はピアニストの 命でした。
さぁ、歌おう コンクール 審査員など 忘れて このステージを 描く 画家のように
子供たちは 一生懸命 歌いました そして 一生懸命 奏でました。
そう 結果は・・・でした。
でも みんなよくやったね 先生は嬉しいのです みんなで歌うこの時間が・・・。
歳はとりたくないものです 感極まり 涙の腕がうずきます。
私は音楽の先生です。
かつてのピアニストも いまでは ただの先生
子供たちは そんな 私をこう呼ぶ そう
それは
指揮者先生。