定年退職しました。
すっかりご無沙汰しているうちに定年退職してしまいした。
35年勤務しました。
振りかってみると…
入社直後、クライアント先のワープロのヘルプデスクに配属となり、仕事が嫌でいつ辞めようかばかり考えていたのですが、唯一の先輩が1年後に退社。後から入社した後輩も1年、2年くらいで代わる代わる辞めてしまい、後任者の教育などに追われているうちに、やめる意味が分からなくなり、そのまま勤務し続けました。
入社10年後に男の子を出産。
息子は、生後4か月でぜんそくとなり、入退院を繰り返したのですが、そんな中、保育園で発達の遅れを指摘され、なんだか打ちのめされた気分でした。
療育に通えば、普通学級に通えるようになるかと思っていましたが、検査によりいろんなことが分かって、普通に生んであげられなかったことを申し訳なく思い、よく泣いていました。
私は、家族やいろいろな方の支援を受けながら仕事を続けていくことができたので、息子のことばかりの生活ではなく、自分の時間を作ることができました。
正社員として働き続けていたので、「定年まで働くぞ!」思っていたのですが、大きくどよ~ん、とした気持ちになってしまう出来事が…。
それは、息子が特別支援学校の小学部に入学し、学童クラブを利用しながら仕事を続けていましたが、私が住んでいるところは、事情があれば学童クラブは6年生まで利用できます。でも、その先を考えた時に…。
当時は、今のような放課後等デイサービスが制度としてできておらず、その先の預け先がなかったんです。
自分のワークライフバランスを考えた時に、それまでは、ずっと仕事を続けられることに何の疑いを持っていなかったのですが、改めて考えると小学部を卒業後どうしたらいいのかわからず、
ただただわからず…悶々とした日々が始まりました。
その先、私は、会社を辞めるしかないだろうな。
辞めたら何したらいいのだろう。
短時間なら働けるのかな?
こんなことを漠然と繰り返し考えて、答えの出ないことでモヤモヤして…。
そんなある日、仕事の関係で人材教育関係のフェアに行ったときに、
「コーチング」に出会いました。ここが私の大きな転機です。
コーチングを学んだことで、いろんなことが変わりました。
一番は、コミュニケーションの取り方が変わったこと。
人との会話の仕方が変わっただけではなく、いろんな側面から相手のことを考えることができるようになったので、私自身のストレスも減りました。
そして、コーチングで学んだことをさらに深めたくなり、いろいろな講座へも参加し、いろんな方と出会い、また学び、その時は40歳台後半でしたが、すごーく成長したと感じました。
今更…とか、
もう遅い、なんてことはないですね。
私は、学んだスキルをもとに部下育成のためにコーチングを行っていたのですが、
最近、その中の一人から「あの時、櫻澤さんのコーチングがなかったら辞めていたかもしれなかった」と教えてくれました。
その他にも新任管理職の人達へもコーチングを行い、翌年、ほとんどの人が昇進・昇格したのですが、先日、退職の挨拶へ行った時にも「あの時のコーチングは、ありがたかったです」と言われて、
自分がやってきたことは、間違いなかったな~って思ってしまいました。
私の仕事は、
コールセンターのオペレーター
コールセンターのスーパーバイザー
管理職になってからは、
コールセンターオペレーターの管理や育成
従業員教育
取引先の大学でのビジネスマナー講座やコミュニケーション講座
などを行っていました。
そして、私の最後の職場となった障がい者雇用のためのセンター
この仕事も今の私に大きな影響があった仕事でした。
この続きは、また次にします。
障がい児ママのための未来を描くコーチングプログラム
クライアントさん募集しています。
遠慮なくお問合せくださいね。
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