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コーディネーションムーブの超基本!軸の動きを意識しよう

はじめに


クライミングの動作には様々なテクニックがありますが、そのテクニックを支える基礎となるものが、体軸の使い方です。

体の中心を捻ることによって登っていく1軸の動き。そして、体の捻りを極力使わないようにして登る2軸の動きです。
どちらの動きもクライミングに必要なものですが、使い分けが大切です。

今回は体軸の使い分けと、それに伴うテクニックを紹介していきます。

1軸の登り方


1軸の登り方は、クライミングの特徴的な動作として、特に初心者の方々はクライミングジムなどで教えてもらうことが多いかもしれません。体を捻りながら登る方法です。

ゴルフのスイング、テニスラケットを振る時、バットを振る時などをイメージしてください。球技における体軸の捻りは、遠心力によって打撃の力を増やす為に使われますが、クライミングの場合は遠くのホールドを取るために距離を伸ばす手段として使います。

なので、球技のように勢いをつけて動かすことはしません。ゆっくりストレッチをするように体の中心の軸を捻って動きます。

1軸の動かし方で勢いをつけて登っている方を時々見かけますが、これではうまく登ることが出来ません。

球技では勢いをつけるのに、クライミングでは勢いをつけない。なぜでしょうか?理由は対象物が動くかどうかです。

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