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もっと足に乗って!とは言われるし、足が大切なのも分かる、でも、、、
足に乗るというのは
足を使って体の安定を保つ状態を指します。
私自身もまだクライミングを始めたばかりの頃にはよく「ぜんぜん足に乗ってないぞ!」などと言われました。そのたびに「こんなツルツルのスタンスに乗れるわけないだろう」という思いがあって、初心者ながらそれはほとんど確信に近い反論でした。
それは10年を超えた今になっても変わりません。やはり初心者~中級者に対し、足に乗るというアドバイスはロジックとして不正確だったのだと今は思っています。
![paradigm shiftを登る浅井](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17309666/picture_pc_395834362ca360329a21228a15052379.jpg?width=1200)
そもそも、クライマー的ではなく一般的な解釈としての「足に乗って登る」というロジックが通用するのは、ある程度難易度が低いグレードまでであって、それ以上は足を手のように使って登る、という段階に移ります。
「足に乗って」というアドバイスをするベテランの方はおそらく、そのあたりを感覚的に行っているため、足に乗る、という表現の幅がかなり広いのでしょう。そのため「梯子は足で登るだろう、それと一緒だ!」というような体育会系なアドバイスになるのだと著者は考えます。
ここではクライミングは足で登るという基本を軸にして、足を使うとはいったいどういうことなのか、課題の傾斜、ホールドの種類などから、細かく分けて考えていきます。
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