食日記31:相手の気持ちを考えないとうまくゆかない5つの「相手」をご説明!
いきなりガッツを入れて突撃しても、良い結果が得られる保証はありません。唯の風車を敵と思って突撃したドン・キホーテと同じです。
でも大丈夫!この投稿をみれば、ミドル級の知恵とヒントが得られます。
■相手1:上司
入社したての時は、周りを見れば上司と先輩ばかりです。
特に上司の存在が気になります。
一体上司って何でしょうか?
経営者から見ると中間管理職の上司と言われる存在は、
このように分類されていると思います。
●現在の幹部・将来の幹部候補(Aクラス)
仕事が任せられる手堅い人材で人望もある人(人望➡面倒見がいい)
●幹部不足を補う穴埋め幹部(Bクラス)
人材不足承知で穴埋めポジションを与えられる幹部
がんばり次第、努力次第で上昇のチャンスあり
*一般会社の部課長クラスや銀行の支店長さんなど
●今の肩書止まり幹部(Cクラス)
実は俺もこの肩書止まりだなと気がついているやる気半分の
中間幹部の上司 人間味が乏しい、または人間味が多彩だが
大して仕事のキレはない人もいる
*大きな組織になればなるほど多い
こんな人たちが集まって、上司=中間管理職層が出来上がっていると
思います。
私もサラリーマンの終わりの時代の数年間は中間管理職を経験したことがありますし、コンサル経験30年間の中で、飲食企業の経営者、経営幹部、店長
料理長、若手社員の方たちと数多く接してきました。
中間管理職は、上からトップダウンでいろいろ言われて、下からもいろいろ突き上げられて、大変なポジションです
しかも、仕事ができて当たり前とみられます
完璧な有能な人格者(人間)と比較されて、とやかく言われます
(普通の人間なのに・・)
すねた仕事のできない上司は、上と下の人が上手に気持ちを汲み取って、
気持ちのコントロールをしてあげることが必要と思います。
本当は、満足した人生を送っていると思っていない人が多いのでは
と思う時もあります。
■相手2:契約先の経営者の方
30年間いろいろな経営者の方と面談してきて気の付くことがあります。
経営者の方のタイプは、
●創業者タイプ
自分の行うビジネス眼に絶対の自信を持っています。
私もFRチェーンの方や焼肉チェーンの方を知っています。
ひたすら店舗展開をして、新規出店病にかかっている人が多い。
売上も伸びますが、出店数に比例して会社の借金も多いのが実情。
上手なのは、売上-経費=黒字 をきちんと作り上げる力を持っている
ことです。
借金の多さにびくついてはいません。差額の利益を増やすことに
大きな喜びを持ち、自信を深めるタイプです。
*ワンマンタイプ、後継者育成が下手、部下にイエスマンが多い
●2代目・3代目タイプ
会社をつぶさないことを一番に考える慎重&堅実タイプが多い。
だから、創業者のように「勝率50%なら実行する」という気概がない。
勝てる見込みを70%~80%以上要求して、ビジネスチャンスを
逃すタイプにもなる。
人それぞれで、受け継いだ会社を半分壊し、半分新築する行動派に
なってくると、会社は再度脚光を浴びることになります。
●財産(金銭・人財)食いつぶしタイプ
年々会社の力が衰えて、赤字会社に陥り売却や廃業に追い込まれる
ことになります。
経営者の方はこぞって「孤独」です
うかつに他人を信用すると被害にあうことを体験で知っています
だから、小さなひとつの事でも、安心して話せる人を心から求めています
本当は会社のことも、プライベートなことも、体の調子も話したいのです
経営者の方が、自分のプライベートなことを話してくれるようになったら
それだけその経営者の人から信頼されているということになります。
■相手3:お金を借りたい金融機関
金融機関は不思議な商売の会社です。
なぜなら、一番化したくないもの(お金)を貸すのが商売だからです。
だから、金融機関からお金を借りる融資の申し込みをする時は、
金融機関さんの気持ちを汲み取りながら、こちらの要望を伝える
ことが必要です。
仲の良い支店長さん達から異句同音で聞こえてくるのは、2つのこと。
●貸したらきちんと返してくれるという心証があること
確かに金融機関さんはいっぱい不良債権を生みながら利益を出しています。もうそれは、採算に織り込み積みでやっています。
融資申込者の過去の返済データがきれい、面談の印象が良好、税理士や専門家がついている、最低限度の資料でなく最大限度の資料を作成して持参している
等があります。
●「金融機関を完璧に騙してください」と思っている
赤字でも、金融機関をきれいに騙して大金を融資させることができれば
ものすごい信用がありますし、期待度が大きいと言えます。
数値データに関しては、TKCの税理士さんと同じくらいにしっかり
正確なデータ分析眼を金融機関さんは持っています。
だから、事業計画書で変な伸長率や経費比率を入れると、信ぴょう性にかけます。
計画書の内容が80%以上きちんとできている、融資の申込者が熱心で前向き
返済する意志が固い(=約束は守る性格)など。
*追加の書類の提出の速さ、書類の内容の正確さ、日時を守る、電話での
対応が親切丁寧など、すべての接点が点数評価されます
貸したくないお金を貸すのだから
無理すぎる金額の融資を申し込んだら
断るしかないということを知っておかなくてはいけません
■相手4:パートナー
私の今のパートナーは4人目の人です。パートナーとパートナーの間には2桁のパートナー的なお付き合いの方々がいました。
私は男性ですので、いまだに女性は「謎の宇宙人」です。
半分もわかっていないし、多分30%もわかっていないと思います。
ただコツでわかっているのは、
今このパートナーが「良い気分でいるかそうでないか」を感じ取ることは
できています。(恐らく大半は・・・)
気分がすぐれない時は、自分ができることを気がついたら先にしてあげて
負担感を減らすようにしています
・昼ごはんや夕ご飯を作る
・買い物の時は必ず買い物袋を持つ
・2~3日に一度は、肩もみをする(30分間くらい)
*書き出してみるとあまりしていませんね(笑)
つかず離れずくらいがちょうどいいかなと思う年齢です。
■相手5:人生の後輩で伝えたいことがある人
相手が知りたいことより、こちらが伝えたいことを50%未満にする。
相手の性格、考え方、情報の処理能力(CPU)などを踏まえたうえで、
伝えるようにする
先日noteの読者の一人の方からメールをいただき、2度ほどlineでビデオ通話を体験しました。何と私との年齢差は50歳。
ざっと考えて、爺ちゃんとお孫ちゃんの年齢差ですが、楽しく会話できました。
若い創業者の方で、凄く前向きです。
今年スタートアップした企業のようです。
知識欲、事業欲が旺盛であり、素晴らしいなと思いました。
直接アプローチしてきた勇気を大いに評価しますと伝えて、向こう数か月は
金額設定なしで会話をしようと思っています。
なぜって、突破記念サービスをしたからです。
飲食業の顧問を捜していたということでした。
私がお役に立てることは全部しますと約束しています。
向こうは事業にノウハウを利用したい、私はなかなか反応の出ていないnoteから出てきた虎の子の「伝える人」の出現に大喜びだからです。
当面は金銭よりも伝える人ができた満足感で前に進む考えです。
他にも1~2名は欲しいところです。
やがてこの経営者の方がいっぱい儲けてお金が余るようになったら、
金銭を決めた契約をしてもいいなと思います。
line飲み会で缶ビール1本を1時間かけて飲みながら会話を満喫。
とっても充実したひと時でした。
相手の人が良かったと思うお付き合いを心がけましょう!
知らないと知っているでは大きく結果が違います
(了)
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