オタク母と長男の趣味全振りふたり旅
ワールドカップバレー2023が開幕し、ワンズハオくんがLE'V(レビ)としてデビューしたこの秋、我が家(主に私)は大忙しだった。毎日の生活に加え積極的な推し活として遠征遠征遠征の日々。普通の家庭なら母親失格と罵られることあるかもしれないが、我が家の巨人は私のことを「宇宙で一番ワガママで身勝手で手のかかる人」だと理解し常に世話を焼いてくれるし、長男はバレーをするにあたり必要な衣食住をサポートしておけば文句はない。次男は兄がこの世で一番好きなのでお風呂もねんねも長男と一緒なら毎日ご機嫌でいられるという最強の布陣のおかけで、今日も私はオタクとして生きている。そんな私の推し活と長男のバレーボール観戦の目的地が同じく東京だった9月30日と10月1日の記録を書いていきたいと思う。
前回のお話をお読みいただいた方にはおわかりだろうが私は中国人アーティストLE'V(読み方はレビ。本名はワンズハオ)の激烈クソオタク(他にもキンプリとなにわ男子のFCにも加入しているジャニオタ)である。そして長男は1歳半で石川祐希に魅了されたバレオタ小僧だ。私はバレーボールにも大塚達宣選手という推しがいて、彼もまた日本代表としてワールドカップの舞台に立つ。チケットはバレともタウンの先行予約で何ヶ月も前にゲットしており、我が家の9月の締めは長男とふたりでのワールドカップバレー観戦だった。10月1日は日曜日の夜が日本戦なので帰宅困難が予想でき、チケットは取らずにいた。日曜日の夜に帰宅して次の日学校というのはなかなかに大変だろうと母親らしく諭したりしちゃって。しかし、LE'Vくんのファンミーティングツアーが発表になり、10月1日にZepp DiverCity!?行くしかない。日曜日の夜公演後帰宅は無理だけど行くしかねえ。イギリスの登山家 ジョージ・マロリーは「なぜ、山にのぼるのか。そこに、山があるからだ」と発言したらしいが、私も同じである。そこに推しがいるかぎり遠征に行くのだ。
X(旧Twitter)でナイスでハッピーな仲間たちにお願いし、チケットを確保。本当にありがとう。協力してくれた皆さん、愛してます。これからもよろしくお願いしますね←
さて、行くことに決まったのだが問題は9月30日に一緒にワールドカップバレーを観戦する長男をどうするかということだ。幸いもともと宿泊する予定でいたので、10月1日に一緒にズハオ(LE'Vくん)観に行こうよ!と誘ってみたが…
「行かない。僕はズハオのことかっこいいと可愛いがどっちもあって好きだけど、そこには行かない。新幹線で朝帰る」(新潟県・小3)
まさかの返答にひっくり返ったが、5分ほどの家族会議の結果、長男は10月1日の朝に新幹線で帰宅することになった。
9月30日、私は前日まで大阪にいた(9月28日Zepp nanbaは行く予定じゃなかったのに巨人に無理くり休みとってもらって行ってきた)のだが、朝早い新幹線で東京へ。第一試合から見たい長男に引きずられるように代々木第一体育館へ。
海外勢の試合に大興奮の長男。幸い通路側の席だったので試合後は例のフラッグを見せるなどして第一試合から第三試合までしっかりと堪能していた。
そして第四試合はいよいよ龍神NIPPONの登場!自由席までいっぱいになった会場は圧巻だった。試合結果はバレオタのみなさんもご存知の通りフルセット勝ち。
試合内容については素人の私には語れないので割愛するが、キャプテンの石川祐希選手に代わり推しの大塚達宣選手が投入されたときにはしっかり泣いた。ワールドカップ初戦のあの場面で絶対的な支柱である石川祐希選手に代わって入ることのプレッシャーはいかほどか、想像することが難しいが、私なら確実に断るし家に逃げ帰る。その重圧を跳ね除け伸び伸びプレーした推しを仏様に祈りを捧げるがごとく震えながら見守った所存である。そんな私を長男は「ママさ、泣くのやめな?タツノリのママでもないんだからさ」と冷たくあしらった。甘いな長男よ。子供は世界一大切な他人()だが、推しってのは自分の命と違わんのだぞ?いつかわかる日が来るよ、お前にもなと思いつつ涙を拭いていた。
長男は「やっぱり明日も見たい!」とゴネるくらい、ワールドカップは特別で楽しい場所だったようだ。
次の日、私は新幹線で地元駅に帰る長男を見送りZepp DiverCityへ。ちなみにここからは私のオタ活編だがバレオタアカウントから来た人もママアカウントから来た人(いないだろ)も全員目を通して欲しい。まだまだ駆け出しのLE'Vくんですのでバッキバキに皆さんへのザイオンス効果を狙っている。いつかどこかでLE'Vくんを見たら私を思い出してほしいし、あわよくばCDも買ってほしい。そう、私は宇宙で一番ワガママで身勝手な女。
ところで、この日の東京めちゃくちゃ暑くなかった!?地元はもう秋の訪れを感じる気温なのに汗だくでZeppDiverCityを目指す。勝手にZeppDiverCityっていう建物があるかと思っていましたが、ガンダムのお膝元ダイバーシティの中にZeppがあるんですね。びっくり。
皆さんのご協力のおかけで昼の部のリハーサル見学、昼の部の公演、夜の部のリハーサル見学、夜の部の公演とほぼずっとダイバーシティから出ることなく過ごした。本当に素晴らしい公演で、特にこの日のために用意してきてくれた米津玄師さんの『LADY』を生歌で歌い踊るLE'Vくん とNCTさんの『Baggy Jeans』とStray Kidsさんの『maniac』という激アツダンス曲をダンスカバーしたLE'Vくんは後世に遺したい宝物だった。みんな見て欲しい。
ワンズハオ 王子浩で ワンズハオ 一番星も 嫉妬する光 (#推し短歌)
東京夜の部の公演後、おもしれー女たちと少しだけ飲んで夜行バスで帰宅した。帰宅してすぐにLE'Vくんのトレカアルバムがなくて深夜3時に巨人に「ズハオ(LE'Vくん)のトレカがないの!!悲しい!!」と叩き起こし一緒に探してもらう(結局普通にバッグに入ってた)など、ワガママで身勝手な女の称号を恣にする私であった。
さて、今回の遠征を終えて「LE'Vくんかっこいい。宇宙で一番推せるアーティストだよ!!」以外に思ったことはだんだんと長男が私と一緒でなくてはできない活動が減ってきたなぁ。10月1日も見たいと長男が言えばいつめんズッ友姉さん達は「一緒にいれるよ!そういう時あったら言ってね」と言ってくれる(たぶん本当に一緒にいれる)し、だんだんと手が離れていっちゃうなと。成長が頼もしくもあり、ほん少し寂しいと感じるような遠征だった。そうなったらそうなったでオタクとして伸び伸び生きていくからそれもまた強く生きれそうなだけどね。
オタクからのお知らせ
LE'Vくんは日本公式X(旧Twitter)があるので、皆さん是非フォローしてください〜🫶
☆LE'V日本公式X(旧Twitter)☆
あと、LE'Vくん最近は中国で新人賞を受賞しました〜〜🫶
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