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オタク母はスポーツキッズの親になれるのか??


 何を隠そう私はオタクである。というか、隠していたことはなく、今現在もバリバリ現役のオタクである。そんなオタ活に勤しむ私がバレーボールチームに入る長男の親として純然たるスポーツキッズの親として擬態できるかどうかというのが今回のnoteのテーマである。

 まずは私の話を。私の現在の最推しは中国人アイドルのワンズハオくん。漢字で書くと王子浩というひとりKing & Princeみたいな本名のイケメンである。ワンズハオくんが韓国のオーディション番組BOYS PLANETに出演していたのをきっかけに推し始めた。元々アイドル好きかつ、ダンスが出演者の中でも1、2を争う実力でありながら歌も上手く、顔もめちゃくちゃにぶっ刺さったのでもちろん秒で堕ちた。

タレ目が可愛いワンズハオくん

 韓国人気よりもグローバル人気が高かったワンズハオくん、BOYSPLANEは韓国のオーディション番組なので中国人のワンズハオくんはあまり画面に(ちょっと露骨なくらい)映してもらえず、さらに投票システムがグローバル票が多ければ多いほど韓国票の比重が重くなるというヤ◯ザシステムだったのでグローバル人気が爆裂高い彼はバチクソに不利だった。
各国のオタクも頑張り、ワンズハオくんも本当に素晴らしいパフォーマンスをいくつものこしてくれたのだが、残念ながらはワンズハオくんはファイナルに残れずデビューを逃した。(単純な票数だけならデビューしてたという悲しさ)

個人カメラ再生回数1位のワンズハオくん

 しかし、彼が表舞台に立ち続ける以上私たちオタクの旅は終わらない。なんと脱落後のワンズハオくんは日本人出演者とふたりでファンミーティングを東京、大阪で4公演、デビュー前にも関わらず東京国際フォーラムとグランキューブ大阪を満員御礼チケット完売という快挙を成し遂げた。もちろん4公演全部行った。

東京国際フォーラム1日目のワンズハオくん

 信じられないかもしれないが、やっとここからがこのnoteの本題である。東京と大阪でのこの公演に参戦するために6月と7月にそれぞれ私は母親業を一泊二日で放棄してルンルンで参戦した。ここで問題なのがそれぞれ長男のバレーの試合と丸かぶりしてしまっていたことだ。ただ、家庭内だけで言えば理解ある巨人(旦那)は私が幸せそうなのが一番幸せという徳の高い巨人だし、長男はそもそも私にバレーを観に来てほしいという感情は薄め、次男は大好きなおやつさえあれば四六時中ご機嫌でいられる食の妖精だ。しかし、他の一生懸命な保護者の皆さんからはとても驚かれてしまった。中でも「長男の試合、観ないんですか?活躍しますよ!」というお声がけに「え、でも、私の推しもめちゃくちゃ活躍するじゃないですか、ファンミで」と返してしまい、擬態失敗減点3のスコアを叩き出してしまった。しかも、大阪は三連休の1日目と2日目がファンミーティングだったので、減点3を回復すべく3日目の1日練習試合には参加の意思を表明した。偉い。とても偉い。
 そして迎えた大阪公演2日目、最高のファンミーティングに感動しつつもワンズハオくんが次いつ日本に来てくれるのか、いやもうこんな機会ないかもしれないなんてセンチメンタルな気持ちを抱え、返りの電車を待つ間、仲良くなったワンズハオくんファンの若者たちとお喋りに興じた。大阪梅田ダンジョンを攻略もできず、37歳初めてのHEPに足を踏み入れ「若者しか入れないHEPでしょ?怖い怖い怖い怖い」と震えながらもワンズハオくんファンの仲間たちと充実した時間を過ごし、新大阪駅へ。ここから私はサンダーバードに乗り、金沢へ。そこからさらに地元方面へ帰る新幹線に乗るのだ。さようなら、西の大都会。さようなら、ワンズハオくん…。

日本を発つワンズハオくん

 しかし、私はここで重大なミスに気付く。時間を間違えてしまい、金沢から地元への新幹線の終電にギリギリ間に合わないことに。私はしょんぼりしながら金沢で一泊することにした。ここで困るのは次の日朝から私は長男の練習試合に帯同する旨をチームに伝えていたことだ。送りは巨人がしてくれるが、どんなに頑張っても私は遅刻である。減点3を取り戻すどころかさらなる減点!?
 次の日、私はちゃんと朝早い新幹線に乗り、「いのちだいじに」をスローガンに掲げ運転し、悠々と遅刻をして会場入りし、巨人とバトンタッチした。スポーツキッズママとしてギリギリ擬態できたのではないか?と胸を撫で下ろした。そして、昼食時、長男は巨人が用意しておいた弁当をチームメイトと食べ始めた。手ぶらの私は周囲を見渡し、ママたちのそばに行き「みんなでランチとか行く感じですか?」と聞いてみた。最近この体育館の近くに新しくオープンしたお店もあるし、良い案じゃないか?と思ったのもつかの間…「行かないですよ、みんなでここで食べるんだよ」と返答された。ここで?体育館で?暑いのに?という心の声は全部音声で出てしまっていた。もう減点できるポイントも残ってなかろう。結局、面倒見のいいママに連れられ、コンビニで買ったお弁当を暑い体育館でのろのろと食べた。
 結論から言うとオタクは、というより私はスポーツキッズママにはなりきれなかった。擬態は大失敗である。長男は呆れ、巨人は爆笑し、次男はもりもり餃子を食べていた。

 しかし、私は思う。こういう時、スポーツをしているのはいつも子供であり、応援とは一心同体になることではないんじゃないかなと。勝ち負けも嬉しいも悔しいも全部全部子供のもので彼らの権利だと。一部の親は一心同体になりすぎると感情に同調しすぎたり、活躍できないことを子供本人より悔しく思い口を出し、指導者への不満を声にする。活躍できることもできないことも彼らの経験で、そこで得られる感情も彼らだけのものだ。悔しく思う子が負けん気があって偉いわけでもなければ、指導者の言うことをどう捉えて消化していくかも彼らの意思だ。私はきっと一心同体にはなれない。長男は長男、私は私、巨人は巨人、次男は次男、あまりスポーツに一生懸命じゃないタイプの家庭だが、我が家はそれでいい。

 もしも、スポーツをする上で親子ともにいっぱいいっぱいになり、二進も三進もいかなくなってる方がいるならオタクとして僭越ながらアドバイスをしたい。

とにかく推しを作れ!夢中になれる推しを!!

以上である。

お知らせ📢8月18日に我が最大の推し、ワンズハオくんのデビューが決定しました。アーティスト名はLe'v(レビ)。元EXOのLAYさんの初プロデュース。8月にLAYさんがプロデュースするのはポケモンとワンズハオくんです!よければ各公式SNSをフォローとささやかに反応していただけると泣くほど喜びますし「フォローしたよ」「いいね押したよ」と教えてくださればBIGLOVEです。さらに友達にも宣伝したよ!という方がいれば会うたびに五体投地します。

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ワンズハオくん改めLe'vくん
Le'vくんデビューおめでとう


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