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訪れた古墳

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これまでに訪れた古墳を紹介します。
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2017年10月の記事一覧

きょうの一枚+α(野毛大塚古墳・東京都世田谷区)

きょうの一枚+α(野毛大塚古墳・東京都世田谷区)



閑静な住宅街の中に、その古墳は突然現れる。

等々力渓谷にもほど近く、夕涼みにはぴったりだ。

一般的には古墳探索には春・秋が適しているが、この古墳は夏場の夕涼みの時間帯に訪れるのもオススメだ。

きょうの一枚+α(龍角寺岩屋古墳・千葉県印旛郡栄町)

きょうの一枚+α(龍角寺岩屋古墳・千葉県印旛郡栄町)



全国第2位の規模を誇る方墳。築造は、古墳時代終末期の7世紀頃とされる。律令国家の中央である近畿地方で古墳が縮小していく中、都から遠く離れたこの地でなぜこれほどの規模の古墳が築かれたのだろう。

きょうの一枚(竜佐山古墳・大阪府堺市)



現代では、現実世界の人・モノが拡張現実の中で再現されつつある。古墳もその例外ではない。その一例が、大仙陵古墳の陪塚のひとつである竜佐山古墳。この周辺でポケモンGOを起動すると、お墓であることにならったのだろうか、ムウマが頻繁に出現する。

きょうの一枚(上石津ミサンザイ古墳・大阪府堺市)



全国3位の規模を誇る前方後円墳。古代の大建造物が、中世以降の人びとには「謎の存在」に見えるという事例は世界各地にあるようだ。ローマの水道橋は悪魔の賜物だと言われ、エジプトのスフィンクスなど、ピラミッド建設の時代には既に用途がわからなくなっていたという。当時の人々の目には、この古墳はどのように映っていたのだろう。この「鍵穴型」に最初に気づいた人物は誰なのだろう。また一つ疑問ができた。

きょうの一枚(ホケノ山古墳・奈良県桜井市)



箸墓古墳に先立つ、3世紀の日本最古級の古墳とされてきたが、近年の炭素年代測定法によると4世紀築造の可能性があるという。"ホケノ山"という響きがなんともいえず素敵だ。春先の天気がいい日など、墳丘の上でぼんやり周囲を見渡したい。マムシにはご用心。