見出し画像

子供と薬イヤイヤ

子供って特に抗生剤を飲むのを嫌がりますよね。

先日まで、水剤を飲んで「おいし~」なんて言ってたのに・・・。

粉薬、特に抗生剤は苦いので、嫌がるとまぁそうだよな!と思います。


小児用のお薬は味も匂いも、子供が好むように、苦い薬を包むようにコーティング加工が工夫されていますが、飲めない場合は飲むように何かを混ぜたり工夫が必要です。

混ぜた場合、念のため、大人もなめてみると良いかもしれません。


混ぜると飲みやすくなる飲食物

味や香りが強いものは、お薬の味を感じさせることなく飲ませることができます。

例えば、ヨーグルト、アイスクリーム、ジャム、プリン、ジュース、チョコレートクリーム、コンデンスミルク(練乳)など

服薬ゼリーもありますね!

※コンデンスミルクは牛乳アレルギーがある場合はNGです。

※アイスクリームは、舌を冷やし、一時的に神経を麻痺させて、味を感じにくくします。


抗生剤は要注意!

抗生物質の中でもマクロライド系の薬(クラリスロマイシン、アジスロマイシンなど)は酸性の飲み物と混ぜると極めて苦くなります。マクロライド系抗生物質は苦みが強いのが特徴です。

マクロライド系抗生物質は甘い成分でコーティングされています。

コーティングは胃酸に触れることでがはがれ、薬の成分が出てくるように工夫されています。そのため酸性の飲み物(オレンジジュースなんかは有名ですね)と混ぜるとコーティングがはがれて極めて苦くなります。


今回の対応

今回はマクロライド系抗生物質ではありませんでしたが、

ピンク色の抗生物質で、

子供は、味以前で見た目の色でNGでした!

味じゃなくて、色だったか・・・。


色味を隠そうとまず、子供用服薬ゼリーのチョコ風味を試しました。

薬混ぜるところ見られていないけど、粉の量が多いからか、バレてる。

飲まない・・・。

実は、チョコ風味、なかなか置いてある店がなくて、購入するまでに数店舗周ったのに・・・。


次の手段、チョコ風味を混ぜたやつとバニラアイスを一緒に食べさせる。

最初は、薬の部分を避けながらも、アイスをバクバク食べる。

あぁ、私のアイスクリーム・・・。


子供が薬を飲むためなら仕方ないですね。

ってことで、子供は赤ちゃん用ではないアイスデビューしました!

薬を飲んでいる期間、アイスだけってわけにもいかないし、悩みますね。

と思いましたが、最初に色の嫌をアイスが取り除いてくれたおかげで、飲むまで時間はかかりますが、少量の水で飲んでくれるようになりました!


まとめ

・子供は色で嫌がることもある。

・薬を嫌がるときは、ヨーグルト、アイスクリーム、ジャム、プリン、ジュース、チョコレートクリーム、コンデンスミルク(練乳)などを混ぜる

・抗生剤(特にマクロライド系抗生物質)は酸性のものを避ける。

・混ぜたあとに大人もなめてみるとよいかも。


薬剤師ですから子供が薬を飲まないときの対応として知識としては当然知っています。ですが、実際に自分がやるとうまくいかないこともあるなぁ~、飲ませるの大変だなぁ~、と思いました。


経験は知識に勝る!

という話ですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?