ストレス解消!ヘビメタ通勤 ジプシーとかよく分かんないけどカッコいい!!“Gypsy Road”-Cinderella
ヘビメタ通勤のすゝめ、本日ご紹介するのは、BON JOVIに見出されてデビューしたハードロックバンドCinderella(シンデレラ)の名曲“Gypsy Road”です。
プリンセスのような可愛らしい名前とは裏腹、ブルースに根差した骨太な音楽性を持つバンドです。
ジャンルとしては“LAメタル”に分類されますが、個人的には他のLAメタルバンドより少し硬派な印象を受けます。
「チャラ男のグループ属してるけど、実は空手三段」みたいな感じでしょうか(よく分からん)。
さて、今回ご紹介する”Gypsy Road“についてですが、私はイントロのセクシーなギターリフでもう心を掴まれてしまいました(笑)。
ビジュアルやサウンドは当時の流行を押さえつつ、フレーズなどの音楽面は本人たちの好きなブルースやロックン・ロールを反映させている感じがします。
Cinderellaというと、何となくBON JOVIやGuns N' Rosesの陰に隠れがちな感じもするのですが、当時流行していたポップなメタルに古き良きロックの要素を取り入れるセンスという意味では、これら2バンドにも負けないかなり優れたバンドだったではないかと思います。
また、サビの歌詞もまたすごくカッコいいんですよね。
“My gypsy road can't take me home
I drive all night just to see the light
My gypsy road can't take me home
I keep on pushin' cause it feels alright”
歌詞全文: https://genius.com/Cinderella-gypsy-road-lyrics
(俺のジプシー・ロードは家に帰しちゃくれないぜ
光を求めて夜通し走り続けるんだ
俺のジプシー・ロードは家に帰しちゃくれないぜ
ただ気持ちいいから走り続けるんだ)
正直この”ジプシー・ロード”っていうのがどんな道なのかはよく分からないのですが(笑)、そこもロックン・ロールでカッコいいじゃないですか。
意味はよく分からないけど歌声と演奏の勢いで何か説得力を持たせるというのは、伝統的なロックのやり口です(そこが好き)。
PVにいたっては、“道なき道を放浪してるぜ!”感を出してるかと思いきや、終盤ですごくちゃんとした格好のウエイトレスさんが飲み物を持ってきて興醒めするという(しかもメンバー4人に対してグラス1つ)。
それでも、この曲を聴いていると、何だか”ジプシー・ロード“を冒険したくなるんですよね。
そういった、古き良きロックの勢いと説得力を持った曲だと思います。
「仕事が終わったらすぐさま真っ直ぐ家に帰りたい」という方も多いかもしれませんが、たまにはこの曲を聴きながら、いつもと違った道を通ってみるのも良いかもしれませんよ!