感情

「自分の感情にふたしないでね」
「そのままだったら死んじゃうよ」

大好きな先輩がかけてくれた言葉だ。わかっているようで、ここのところ忘れていたな、と思う。

わたしの所属している部活で先週とても悲しいことがあった。部長として耐えなきゃ、前に進まなきゃと思いながらも、ふとした時に涙が出てきて、あらゆることに感情が追いつかなくなっていた。

どうしようもなくなっていたわたしに先輩がそんなことを言ってくれるもんだから、画面越しにじめじめ泣いて、でもたぶん彼も泣いていたのだと思う。それくらい、わたしたちみんながどうすればいいのかわからなくなっていた。

「悲しいってことがもうわからない」「わたしが悲しんじゃいけないんじゃないか」とつらつら話すわたしにひとこと「あなたの感情はあなたのものなんだから、いいんだよ」と。「そうやってふたをしているといつか爆発しちゃうから、悲しいときは悲しい、腹立つときは腹立つでいい」「ひとりで傷つかないでいいんだよ」と、どんどん泣かせてきた。笑

あぁ、折れないように折れないようにと一週間保ってきた(ように見える)心を、ようやく折ってもらえた。そんな気がした。もう何もしなくていいよと言われて、やらない訳にはいかないこともあるけれど、気が楽になった。このたとえが適切かわからないけれど、漸近線的に保っていたいろんな感情が、ゼロを突き抜けた感じ。いい意味で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?