小説創作、プロット書かないと息切れする
最近長編小説にチャレンジし始めたさわなと申します。
プロットって大事なんだなぁと身に染みたので、noteに記すことにしました。プロット書きのノウハウの内容はなく、ただの創作エッセイです。
今までプロットらしいプロットは書いていなかった
私の創作活動は音声作品向け台本(シナリオ)から始まったので、プロットらしいプロットは書いたことなかったです。
台本は以下記事のように、
演じ手キャラの設定:年齢や職業、人物像、属性的なものや口癖・口調(できれば細かく)
聴き手キャラの設定:年齢や職業、性格など(だいたい)
シチュエーション:場所、時間、ふたりは何をしてどうなるなど簡単なあらすじまで
3点をざっくり決めて構想を練ってから、白紙状態から書き進めていきます。
これがプロットにあたるものと言えるかもしれませんが、長編小説には薄いかもしれません。
リスナーが主人公。没入感が大事というシチュエーションボイスの特性があるため、想像の余地を残すために、聴き手キャラは細かく設定しません。あとはシチュエーション(日常ワンシーン切り出し)の物語なので、ヤマやオチがないこともあります。なくても成立してしまいます。
例えば、お姉ちゃんの耳かきとか(男性向け音声)、彼氏がドライヤーで髪を乾かしてくれる(女性向け音声)、彼氏の添い寝寝かしつけ(女性向け音声)など、日常のなんてことないシーンなので、ヤマやオチが作りにくいです。そこには「好きな声が彼氏または彼女だったらそれだけで幸せ」なんて言う、推しの声で疑似恋愛を体験する文化から育ったことが由来しているのかもしれません。
「台本ではプロットらしいものを書かない」に話を戻しますが、私の場合、シチュエーションをざっくり決めるだけで細かいプロットは書かず、流れに任せて書いていきます。書きながらヤマや落しどころを探し、書き進めて行きます。
行きあたりばったりに近いですね。
フリー台本を投稿する際にはあらすじを概要欄(キャプション)につけますが、それでさえ書き終わったとに書く事が多いです。つまり、書き始める時点で、書いている自分もこの話がどう運んでいくのかわからない状態で書いています。
台本は小説で言うところの短編作品で、文字数は数千字から長くても2万字。(2万字の場合音声では1時間程度になる)
下書き完成までの制作時間は数千字だと数時間。2万字だと1週間くらいです。
短距離走なので、頭の中でざっと組み立てるだけで最後まで書き進められますし、書きながらオチを探していくスタイルに合っています。
でも長編小説の場合、オチまでのプロットを細かく書いていかないと書くのは難しいと実感しました。
実は未完で休載している長編小説がある
私には未完で休載している長編小説があります。
「長編小説を書こう!」なんて思っておらず、Twitterで140字ツイートをしていたら、フォロワーさんから好反応を頂き、140字では納まらなくなったことをきっかけに、長編小説を書き出しました。
オチはなんとなく頭にあるものの、そこまでの道筋が白紙でした。それでも書き始めたときは思考が活発でアイディアも沸いていたので、「書き進めて行くうちに見つかるだろう。なんとかなるだろう」と安易に思ってしまったんですよね。台本を書くときの経験が安易に思わせていたのかもしれませんが。
結果、ネタ切れになり休載してから1年経過してしまいました。
その間に自分にとってアンチとなる感想があったり、筆が折れてしまいました。
その時の記事がこちら▼
プロットは道しるべ。やっぱプロットって大事だな
長編小説はまだ書き切ったことがないので想像なのですが、完成までに最低半年、1年程度はかかるじゃないですか。
私の執筆速度は1000字/1時間で、だいたい毎日1時間の創作時間は捻出できます。ただ、その時間の中で構想や書くための準備、推敲時間も含めると1日1000字と言うわけにはいかず、1日500字だと仮定すると、10万字の長編小説を書くには200日かかる計算になります。半年以上かかる計算ですね。
長距離走で設定とか全部覚えている自信ないぞ…!
書いているうちに話を見失いそう…!
息切れして、最後まで完走できなそう…!
なので、プロットが大事だと実感したんですよね。
台本を書くときの大まかな構想では薄いので、それ以上細かいもの。オチという山頂に向かって、その道筋をどのように通っていくのか。
道筋を立てる計画が書く前に必要ですね。
プロットは山頂にたどり着くための道しるべ。地図のようなものなんだと実感しました。
頑張るしかない
小説の場合のプロットの書き方は自主学習していますが、イマイチものになっている感じがしません。
そして、プロットを書くときに、自分の頭の中が曖昧なことに気づきます。キャラクターを形作る輪郭が曖昧で、キーワードや背景も曖昧で。
書く度に苦しんでいます。「あなたはだあれ?」と聞きながら、具体的にしていくのはとても大変です。非常に頭を使います。
プロットを書くのも経験なのかなと思います。
(小説に書き起こすにあたって、自分の中で明確にしなければいけないことがあまりわかっていないので、どこまで細かく書けばいいのかわからない状態です。書けば書くほど適度な加減がわかるといいな)
現在の長編小説の執筆状況は、序章のプロットを書いて、序章本文が完成したところです。
次章以降のプロットはまだ曖昧です。なので、息切れしないように最後まで細かいプロットを書いてから、本文制作に臨むことにします!
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