台本制作の舞台裏_バックヤードへようこそ_舞台裏語ります_

台本(シナリオ・セリフ)ってどんな感じて書いているの?

台本制作時間とどんな風に書いているかノウハウをまとめました。振り返りの一環です。
アイディアは直感的ですが、文章に起こす際は理詰めで行くタイプです。こんな書き方もあるんだなぁ程度に見てもらえると嬉しいです。

作業工程

次の工程を踏んで台本が完成します。
・構想:何を書くか決める
・下書き:セリフに起こす(この段階では荒くてOK。思いつくままに)
・見直し:展開が急、文章が変なところを直しつつ、台詞の足し引き調整します
・最終確認:主に誤字脱字チェック。必ず日にちを変えてチェックします。2回は確認します

制作時間

文字数、役の数にもよりますが感覚として2~3週間で約1万字書いています。1日に掛ける時間は1~2時間ほど(もっと時間が取れれば3~4時間くらい書いてたりして)。
2~3週間の期間は構想、下書き、見直し、最終確認の工程が含まれています。場合によっては構想だけで1ヶ月以上の期間を掛ける場合もあります。

シチュエーションボイスとボイスドラマにおける制作の違い

ほとんど同じだけど若干の違いがあります。ボイスドラマの方が緻密に書きがちなので工程が増えます。

シチュエーションボイス
演じ手のキャラクター、シチュエーション(場面・状況)が固まったら、頭の中で設定した人物が自分に向かって喋っていることを想像し、思いつくまま感じるままに文字に起こして行きます。ここまでが下書きです。

ボイスドラマ
役の数、台本のボリュームに制約がある場合があるので、そこを意識して題材を決めて、登場人物(キャラクター)を決めます。大まかな筋書きを起承転結で決めてから下書きに入ります。シチュエーションボイス同様、私が構成した人物像が頭の中で会話しているのを文字に起こします。ここまでが下書きです。

両者で変わらないところ
見直しのやり方、目のつけどころはおなじです。俯瞰で見てセリフを調整する。台詞を足したり引いたりします。
脳内で再生しながら、聴き手の立場で次をチェックします。
・始まりはスムーズか?
・性格や呼称、語尾のブレはないか?
・展開や急ではないか?
・盛り上がりポイントはあるか?
・終盤のセリフにインパクトや印象に残るものはあるか?
ボイスドラマは上に加えて次をチェックします。
・各キャラクターの見せ場はあるか?(場合によってはセリフ分量は均等か)
・各場面(起承転結)のボリュームは意図した通りか?(なるべく均等になるように)

[おまけ]アイディア・題材の出し方、構成の決め方

9マスや4マスのマトリクスノートを使ってに図解で整理やアイディア出しをしています。仕事で使っている技を導入しています(笑)
・9マスでアイディア出し(ブレスト)
アイディアを出して不採用になったものは捨ててしまうことになりますが、別の機会に有効活用できるので、自分の引き出しや思考を整理するのに役立ちます。とにかく短時間で沢山の内容を上げるのがミソです。


・4マスで構成決め
一枚のノートで要約して書いています。各場面で消化すべきタスクを書いてシナリオ(箇条書き)と照らし合わせることができるので、書くべきことと・書きたいことを一緒に整理できて便利です。

~最後まで読んで頂き、ありがとうございました~

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