タマネギ大量収穫~🙌 喜びの中の微かな不安…
うちの畑では、半月ほど前から新タマネギを次々と収穫しています❗
今年も上々の出来😊
下の写真は先週末の収穫です。
タマネギの特長といえば、
🧅その変幻自在な味❗ 辛み、甘み、旨み、そして香ばしさも
🧅加えて保存がきく❗ 種類によっては数か月間も保存できて便利
🧅さらに栽培が楽ちん❗ 実は手間いらずなんです。
うちの台所でも欠かせない野菜。今回はそんなタマネギを栽培する魅力について、色々と書いてみますね~🥰
タマネギは「球根」…でも地上にある
ネットで調べてみたら、タマネギの原産地は中央アジアらしい。
現存する最古の栽培植物の一つで、なんと古代メソポタミアやエジプト文明でも食べられていたそうです。そりゃあ魅力的だからね。
長い歴史のなかで品種改良を重ねて、大きな球ができるようになった。日本で普及したのは明治以降と意外に遅い。
タマネギとして食べているあの球は、いわゆる球根。
といっても根っこではなく、地上に伸びた茎の根元が膨らんだもので、鱗茎(りんけい)という球根の一種だそうです。
写真は、畑で引き抜いた直後のタマネギ(2年前)
茎の根元が膨らんで球になり、その下から本当の根っこが生えてますね。
私も夫も、タマネギを自分で栽培する前は、ユリやチューリップの球根のように地中にできると思ってました😅
ちなみに、球の上に伸びた緑色の葉っぱも食べられるんです❗
これ、葉ネギの代わりになります。でもちょっとボンヤリした味かな…
タマネギは普通、葉が枯れ始めたら収穫するので、葉は切り落としてしまう。自家栽培ならではのオマケですね💗
タマネギの美味しさの秘密🤤
タマネギには、ネギやニンニクと並んで、独特の刺激臭がありますよね。
大量に収穫して車に積むと、数日後まで車内がくっさ~い。おえ~🤮
ところがこれを食べてみると、生なら爽やかな辛みがあり、火を通せばぐっと甘みや旨みが出てくる。焼いたり揚げたりすればたまらない香ばしさ。
ほんと万能~💪
あのツンとした臭いや辛みの元は、「硫化アリル」という物質だそう。このブログで何回か登場した、フィトケミカル(害虫とかの攻撃を防ぐために植物が発する化学物質)の一種です。
タマネギを切り刻んだ時に涙が出ちゃうのも、この物質の刺激臭のせい。
このフィトケミカルも人間にとっては有用で、香りや辛みを楽しめるだけじゃなくて、抗酸化作用、血液サラサラ効果、消化促進、疲労回復、解毒・抗菌作用などなど、健康にもいいらしい。
タマネギを加熱するとこの物質は溶けて消え、香りは残しつつも今度は甘みや旨みが前面に出てくる。
あっ、以前書いたキャベツとかのアブラナ科と同じだね。
ちなみに、かなり知られていますが、犬や猫にタマネギはNGです❗❗
食べると「タマネギ中毒」といって、赤血球が壊れて貧血を起こし、元気が無くなるらしい🙀
こちらの原因物質は「有機チオ硫酸化合物」という、似て非なるもの。これは加熱しても消えないらしいので、要注意です😨
↑うちの猫、なぜか畑で採ってきた野菜には、何でも興味を示すんです。
😻へぇ~何これ、変なにおい~。このヒラヒラしてるの面白~い💗
あっコラ❗❗ 食べたらあかーーーん❗❗ おそろしや…😱
タマネギの種類と保存
タマネギにはすごくたくさんの種類があるようで、調べたけど頭が混乱😵
ざっくりと、まとめてみます❗
まず黄・赤・白タマネギがあって、日本では黄タマネギが主流。
日本ではまた、大きく春まきと秋まきの品種に分かれる。春まきは、春に種をまいて秋に収穫する品種で、北海道で栽培される。本州以南では主に、秋にまいて初夏に収穫する秋まきの品種が栽培されています。
うちは愛知県なので秋まき。ていうか、春まきがあるって初めて知った。北海道はタマネギの生産量日本一なんだって😲 淡路島ではなかった、、、
秋まきタマネギにはさらに、収穫時期が微妙に違う色んな品種があります。早い順に、極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、中生(なかて)、中晩生(なかおくて)、晩生(おくて)などがある。
さっき、タマネギは保存がきくって書いたけど、極早生や早生は保存可能期間が短く、新タマネギとしてみずみずしい味を楽しんだほうがよい。晩生になるほどその期間が長くなって、来春までOKのものもあるんだって😮
スーパーで1年中タマネギを売ってるのは、この極早生~晩生に北海道の春まきも加えたいくつかの収穫時期があり、さらに貯蔵もしてるからだね。
それにしても、もっと品種の名前に統一性も持たせようよ、、、ねえ。”ネオアース”って名前どうよ。”ケルたま”って何😲
あと、収穫したタマネギの保存の仕方としては、葉の部分をひもでくくって、軒下とかに吊して干すのが正統派。
うちもかつてはベランダに吊してました。この写真は2006年のもの。
でも、正直めんどくさい😟 今は、ベランダの床に転がしてしばらく乾かしたあと、風通しの良いかごに入れて日陰に置いています。
楽ちん手間いらず❗ タマネギの栽培
さてさて、それではうちのタマネギ栽培のお話を。
今期は、早生の”ソニック”50本と中晩生の”ネオアース”50本、計100本を昨年10月末に植え付けました。
種から育てるのは手間なので、苗を買っています。大量に作る農家さんならともかく、家庭菜園なら苗で十分。
苗は写真のように、根元が鉛筆ぐらいの太さになってるやつが良いそうです。細いのは頼りなく、植えた後に枯れてしまったことも数知れず…
うちのタマネギ苗の植え付け方は、ちょっと面白いんです❗
去年秋のブログでもご紹介しました↓
畝を作ってマルチシートを張り、そこに細い棒をブスッ、ブスッと刺して、マルチと土に穴を開けます。
その穴に、買ってきたタマネギの苗を次々と差し込んでいく。
これで完了❗
根元の土をキュッと押さえたりせず、スポッと差し込んだだけ😲 めっちゃ楽ちんじゃん😄
このやり方は、夫が知多半島の有機農家さんへお手伝いに行って学んだ。
これでちゃんと根付くんです。ていうか、タマネギは根腐れしやすいので、キュッとしないほうがかえって根付きやすいそうな。
あとは基本、放置。水やりもしない。春先にマルチの穴にパラパラと追肥をするだけ。こんなんでも、ちゃーんと育つんです。
以下、写真で振り返るタマネギ成長の軌跡
📷昨年10月末。苗を植え付けたばかりの姿
📷今年2月上旬。厳寒の中、しっかり根付いて葉が立ってきた
📷3月中旬。さらに葉が成長、根元に少し膨らみも
📷4月上旬。立派な球が出来た❗
今年の収穫❗ と温暖化について
葉が枯れて倒れたら、収穫期のサイン。
ズボッ、ズボッと勢いよく引き抜いていきます。これがかなり爽快😁
↑先週末の収穫の様子
子どもにとってはちょっと力がいるけど、それがまた盛り上がるんだ~🥰
下の写真は小さい頃の娘たち。「採れた~」って叫んでます😆
友だちや親類を招いての収穫会も、何回かやってきました。
今年のタマネギも順調に成長し、がっつり収穫。ところが夫には一抹の不安があるそうなんです。
早生(下の写真手前)は先週末4/25に収穫を終え、中晩生(写真奥)のほうの収穫も始まった。
でも、今年は早過ぎる、、、😓 上の表にもあるように、例年なら早生は5月上旬、中晩生は5月下旬が収穫期だからね。
これはたぶん、今年の春がかなり暖かかったから。この調子でいくと、この夏の暑さは相当ヤバイんじゃないの❗❓と心配だそうです。
ここ数年、愛知県では毎夏40度近い酷暑になって、夏野菜の栽培にも支障が出ている。明らかな気候の温暖化を、畑で体感しているんです。
このままだと、亜熱帯の作物に切り替えなきゃいけないかも。
私たちに出来ることは限られるかもしれないけど、温暖化は何としても食い止めないと❗❗
今日の料理🥂
今回も締めは、我が家の玉ねぎ料理たち🤤
↑ 玉ねぎのステーキ バターを乗せて、じっくりゆっくり蒸し焼きにして、最後に醤油をひとたらししたらでき上がりです♪🌈 玉ねぎがフワあま〜
↑ 玉ねぎの肉のせ 豚ミンチの脂がジュワーっと染み込んで、美味しいです😍 後ろにチラッとスライスのサラダも写ってます。
↑ 玉ねぎのポタージュ💖 バターで炒めて、圧力鍋で煮て、フードプロセッサーですり潰して、豆乳を混ぜれば出来上がり♪ コクがたまらん🤤
↑ 玉ねぎドレッシング 玉ねぎ、オイル、ゆず麹、塩胡椒
↑ 酢玉ねぎ♪ 玉ねぎのスライスを寿司酢につけちゃう。3日ほどで辛味の抜けた美味しい玉ねぎ完成。サラダに乗せたら、いくらでも食べれそうです。
タマネギは日持ちするし、どんなお料理にも万能です。
この時期しか味わえない新タマネギを存分に楽しも❗️
🍅宣伝:はたすけっとAICHI(ケータの個人事業です)🍅
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