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マジックナンバー
2019年8月30日 11:40
山田正紀は全然通っていなくて、たまたま四半世紀くらい昔に図書館で借りたこれくらいしか読んでいない。たぶん読んだのは1992年ごろ(出版されたのは1990年らしい)で、当時、なんとなくSFをちゃんと読みたいと思って、山田正紀をためしに一冊読んでみようと思ったのだろう。全然嫌いな作風でもないのに、なぜかこの後「神狩り」にも「宝石泥棒」にもいかなかったけれど、最近無性に再読したくなって古本を入手。ど
2019年7月2日 11:33
僕の世代の本読みのご多分に漏れず、最初に酒見賢一を読んだのは「後宮小説」だった。もう30年くらい前なので、内容は全然覚えてないけど。この「語り手の事情」は中国ものが多い彼には珍しく、ヴィクトリア朝イギリスが舞台の官能メタフィクション。1998年の出版で2001年に文庫化。表紙のミュシャのイラストが印象的。僕が最初に読んだのは2004年頃。ヴィクトリア朝イギリスの(たぶん郊外の)御屋敷に隠遁