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陶芸教室に通いたい

年明けに、今年は陶芸教室に通うぞ!と思っていたら5月になってしまった。

とりあえず色々調べて良さそうな陶芸教室を発見。
本格的に通う前に教室の雰囲気を見たいので、陶芸体験の予約をした。

そこでは、絵付け、手びねり、電動ろくろの3種類の体験の中から選べるとのこと。絵付けと手びねりは、他のところで何度か体験をしていたので、やったことの無い電動ろくろにしてみた。

体験では、粘土の量が決まっていて、作りたい物に合わせて、大きい物なら1つ、小さな物なら2つまで作ることができた。わたしは欲張って、小さな湯呑みと茶碗を作ることに決めた。

電動ろくろの陶芸といえば、映画『ゴースト』をまず思い浮かべる。何となく簡単なイメージ。柔らかい粘土を勝手に回る土台の上で、手を添えるだけ。たまにグニャってなるよ。みたいな。

しかし、実際やってみると色っぽい雰囲気を出す余裕はなく、めちゃくちゃ難しい。手足も固定しなければいけないし、集中力もかなり必要だった。映画みたいに背後から手を回されても前傾姿勢なので、おんぶしてるみたいになるだろう。

こんな感じでスタンバイ

付き添いで体験に参加した彼は、肩に力が入り過ぎて手が変な方向に向いている。極めつけに作っていた器はグニャりとへしゃげてしまった。ひとつの茶碗を作っただけでヘトヘトになり『もうしたくない…』と弱音を吐いている。わたしが今どきの女子なら蛙化待った無しだっただろう。

一方でこちらは、そんな彼を横目に、最高に楽しい!と心が踊っていた。こんなに夢中で創作活動をしたのは久しぶりだったし、最初にできなかったことが、先生の指導通りにやってみると出来るようになるのも楽しかった。何事も基礎は大事だよなと思う。

手を固定すると厚さが分かりやすい

2個目の茶碗はほぼアドバイス無しで作ったが、けっこう上手くいった。先生にも褒めてもらい嬉しい。

どろどろになった手を洗い、塗ってもらう釉薬を選ぶ。釉薬とは、素焼きの段階で表面に塗っておく薬品だ。さらに焼くとガラス質になり、水の浸透を防ぎ、色や艶を出す。

釉薬は、色味の違う白や黒、青などのたくさんの種類があったが、わたしは緑っぽい色が気になり、織部と青銅というのを選んだ。

たぶんこんな色になる

今回は、体験なので成形のみで、後は先生がやってくれる。教室に通えば他の工程もできるので、ぜひやってみたい。実は通い出したら作りたい物ももう決めている。大人になってからの習い事、思っていたよりもワクワクが止まらない。

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