見出し画像

「一流の”技術者集団”を目指す」建材コンサルタント三興商事の歩みとこれから【社長インタビュー】

建材の提案から施工管理までの流れを一貫して対応する、建材コンサルタントの三興商事株式会社

「小さくても一流でありたい」という想いを胸に、今では9年連続の黒字経営を達成。そして設計事務所やゼネコンなどの”建設のプロフェッショナル”から相談を受ける、アドバイザーとしてのポジションを確立しています。

そこで今回は、三興商事株式会社 代表取締役社長の嶋㞍行雅氏に「企業の歩みとこれから」というテーマでお話をお聞きしました。

飛躍的な成長の背景とは……?その詳細に迫ります。

「立候補して社長になった」代表取締役社長 嶋㞍氏の経歴

ーーまず簡単に、嶋㞍社長の経歴を教えていただけますか。

私は、27歳のときに三興商事に入社しました。
それまでは旧日本国有鉄道(以下:国鉄)に勤めており、国鉄に関する建物の施工管理を担当していました。

しかし国鉄が民営化することになり、それを機に退職。今後のことを考えていたときに、知人から「三興商事」を紹介されて入社しました。

ーー社長業は「世襲制」だと思っていましたが……違うんですね。

そうですね。少なくとも私は中途入社です。リフォーム事業の営業や静岡営業所の所長などを経験して、53歳のときに代表取締役社長に就任しました。

というより私の場合「社長になって、会社を良くしたい。」と自ら立候補したんですよね。

当時の社長に「私が次の社長になれないのであれば、会社を辞めて独立しようと思います...!!」と宣言したくらいです(笑)

ーー「自ら立候補して社長になった」のはなぜですか?

私が社長に就任する前、当社は赤字経営の状態でした。だからこそ早く借金を完済して、会社をより良くしたいと思ったんです。

当時はいろいろなビジネスに挑戦していたので、「何かに絞ること」が大切だと感じていましたし、その決定権が必要でした。このような理由もあって、社長に立候補したんです。

ーーそもそも社長って立候補できるものなんですか?!

他の会社だとあまりないかもしれませんね(笑)

ただ当社では、ひとつの文化として根付いています。現在の専務をはじめ、役員は自ら挙手して役職に就いています。昔から自発的な風土があるところは、当社の特徴なのかもしれません。

赤字スタートから9年連続黒字経営。企業成長の背景とは?

画像2

ーー先ほど「赤字経営だった」とお話されていましたが、今では9年連続で「黒字経営」ですよね。嶋㞍社長はどのように立て直しを図ったんですか?

そうですね。私が社長就任前の売り上げは18億円(生コン:4億円)でしたが、10年かけて26億円ほどに成長しました。その理由は、生コン事業部を撤退し、建材事業部に一本化して、取扱商材を拡大したからです。

たとえばメーカーさんの場合、自社の得意分野が明確になっていますよね。屋根に関するメーカーさんなら「屋根材」が強いですし、外壁に関するメーカーさんなら「壁材」といったところです。

もちろん、商材を販売する身として「各分野の知識」は大切です。しかし設計者さまの立場から考えてみると部材単体の知識よりも「総合的な収まり」の方が気になるんですよね。いくら屋根材の特徴を聞いたところで、壁との相性が悪ければその商材は使えません。

そこで当社では、床、壁、屋根材といった様々な商材をセットで提案できるよう「扱う商材」を強化しました。以前より取扱う商品も増え、今では30種類以上の商品が提案できます。設計内容や条件に合わせた「総合的な建材コンサルティング」が当社の強みですね。

最近では、設計者さまから「こんな建物を作りたいんだけど、どんな商材がいいかな?」とご相談いただく機会も増えましたね。よきパートナーとして認識いただき、嬉しく思います。

嶋㞍社長が考える、三興商事の3つの魅力

画像2

ーー成長し続けている背景には、他の会社にはない「特徴」があるのでは……とも思いました。嶋㞍社長が考える、三興商事の「魅力」は何ですか?

三興商事の魅力はいろいろありますが(笑)大きくまとめると、3つあります。

それは「資格取得の支援が手厚いこと」「働く人や周囲の人への心遣いがあること」「社員に対する公平公正な評価」です。

①資格取得支援
当社では「全員技術者」を目標に、施工管理技士などの国家資格の取得に対する支援を行っています。受講料の一部負担や、資格によっては奨励金を出すこともあります。クライアントの9割が設計事務所さまなので、設計や施工に関する専門的な知識を学ぶ姿勢は大切にしています。

②働く人とその周りの人への心遣い
従業員1名につき1台のハイブリッドカーを社用車として支給しています。この車は私用目的の利用も許可しているので、この車を使って家族サービスをたくさんしてほしいと思っています。また当社では毎年1回、社員旅行を企画しています。従業員のご家族もお声がけするので、家族との楽しい思い出になりますよ。

③社員に対する公平公正な評価
建設業はやはり大変な仕事ですし、頑張ってくれている社員には正当な評価をしたいと考えています。そこで給与の見直しを行い、若手社員に対して1.5万円のベースアップを図りました。また勤続年数の長い社員には、特別手当として5年ごとに10万円を支給しています。

「小さくても一流を目指す」三興商事のネクストステップ

画像3

ーー魅力あふれる三興商事ですが、今後の目標は何ですか?

今後の大きな目標は「上場」と「労働環境の整備」ですね。
この10年間で「三興商事としてのノウハウ」が蓄積されたので、今後はそのノウハウを活かして、様々な分野に挑戦していきたいです。

そのためにも、まずは上場を目指し、一流企業として認知度を増やし、信頼を獲得していきます。「三興商事=総合建材コンサルタント」として、より強固なブランドになれば、仕事の規模やジャンルもさらに広がりが出てきますから。地域密着型のスタイルは変えずに、徐々に事業所を拡大するイメージです。そのためにも今後は採用にも注力し、知識・経験が豊富なメンバーとともに会社を盛り上げたいと考えています。

それと並行して「労働環境の整備」も見直していきます。当社では現在年間120日(週休2日制)としていますが、残念ながら「繁忙期はなかなか休めない」という声もゼロではありません。当社だけの問題ではないかもしれませんが、建設業が抱える大きな課題だからこそ、改善案を検討して実行していきます。

ーーありがとうございました。最後に嶋㞍社長よりメッセージをお願いします!

三興商事では建材コンサルタントとして、一流の「技術者集団」を目指しています。若手のメンバーが活躍できるような場を設け、そして「長く働きたい」と思える環境づくりを行っています。人との繋がりを大切にできる方、そして建材の視点からものづくりに携わりたいと考えている方のご応募をお待ちしております。

「人との繋がりを感じられる会社」所長代理 原田聡さんに聞いた、三興商事で働くやりがい【社員インタビュー】はコチラからどうぞ!

三興商事株式会社では現在「営業職」および「施工管理職」を募集しております。詳しくは以下の募集要項をご確認ください。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?