【成功する売り方を考えるマーケティング基礎⑤】ユーザーインタビューをやってみよう
「マーケティング」という言葉を聞くと、何だかとても難しい論理のように感じられる方も多いかもしれませんが、マーケティングの基本はとてもシンプルです。それは…「必要な時と場所に、必要な人へ、必要なものを提供する」これがマーケティングの最も基本的な考え方です。
売上を作るビジネスのステップを解説したこれまでのシリーズはこちらよりご確認ください↓
https://note.com/35leyco/m/mdefde4643fc7
「誰のどんな課題をどのように解決する」
ここまでが出来れば、後は試して、問題点を見つけて、修正する、これをひたすら繰り返すだけです(忍耐力はいるけれど、やること自体は難しい事ではないですね)。今日は「試す」ことの第一弾として、ユーザーインタビューについてお話します。
まず初めに…
ユーザーインタビューをする際は、まず知りたいことを明確にしてきましょう。
・ユーザーはいつ、どんな時、どこに「不」を感じるのか。
・現在はそれにどう対応しているのか
・その対応策をどう評価しているのか
・その対応策はどこでどう知ったのか(もしくは思いついたのか)
・どんなもの(コト)があれば本来のユーザーの「不」は解決できるのか?
・その課題を解決するためにどのくらいのお金を払うことができるか
ユーザーインタビューをする際のポイント
・まずは聴くことに徹し、ユーザーにたくさん話をしてもらう
・そう考えた理由や背景を具体的に詳しく、徹底的に聴く
・理由がいまいち明確ではない時には、「どうしてそう思ったのですか?」を繰り返し、理由の理由、さらにはその理由までしっかり聴きとる。
・回答をさらに掘り下げて、その背景にはどんな事情があるのか、顧客はどんな本音を持っているのかを詳しく聴く。
・ユーザーの課題にインタビューアーが提案をしないようにする。
(提案をしてしまうと、ユーザーの思考を狭めて新しいアイデアを制限してしまう可能性があるため
・言葉以外のものも感じ取る
ユーザーインタビューをすると、本当は解決したいと思っていない場合もあります。
(あればいいけど、アクション起こすほどではない)
・他に心の底でモヤモヤしている物がないだろうかと考えてみる。
その課題の底には人に知られたくない気持ち
(例えばプライド、恥ずかしい、悔しい、嫌悪感、嫉妬のようなものが隠れていないだろうか
を考えてみましょう)
ユーザーが言葉にすることが必ずしも真実とは限らない
ユーザの言葉は表面的であることも多々あります。ユーザーが話すことが必ずしも真実ではないと思いながら、できる限り俯瞰的に、いまユーザーがどのような気持ちで話をしているのか、を考えながら話を聴くことが大切です。
このユーザーインタビューは最低でも5名程度は実施してみましょう。お話を聴いてみることでよりユーザーの気持ちに近づくことが出来ます。ユーザーインタビューの内容をしっかりサービスに反省させられるかどうか、はビジネス成功の大きな鍵を握ると言っても過言ではありません。インタビューは必ず実施し、自分の仮説があっているかを確認してみましょう。