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お客さんはそこにお金を出せますか?

コーチがコーチとなり誰かのサポートをしたいと思う時、
過去にご自身同じ悩みを抱えていた体験があるからこそ、
同じ悩みの人をサポートしたいと、考えるコーチの方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。多くの方が、コーチとしてビジネスを始める時に、このようにご自身が経験した悩みを原点としてターゲットを設定されています。

顧客の悩みだけではなく、顧客の背景も理解する

顧客の悩みを理解できることはとても大切で、だからこそサポートできる商品づくり、だからこそターゲットにリーチできるカスタマージャーニーが描けたりするわけですが…。一方で、顧客の背景への考察をもう一度深めた方がよいのではないか、というターゲットを持っているコーチの方も少なくないように見えます。
ご自身の過去の経験を元にコーチングサービスを提供しようと考える場合、
悩んでいたその当時の自分はそのお悩み解決のために、どのくらいの出費をしようとしていたか、どのくらいお金でそれを解決しようとしていたか、それをぜひ思い返してみてください。

お金を払ってでも解決したい悩み

もちろん誰もが悩みを解決したい。でも一方で、その悩みにどれくらいお金をかけて良いと思っているか。もしくはお金をかけることでその悩みを解決することができると思っているかどうか。そこがコーチングビジネスを展開する際に重要となるポイントです。

クライアントからお金をもらうだけがすべてではない

お金を払えない層へのサポート
例えば…
就活や将来のキャリアなどに悩んでいる学生を対象にしたコーチング。
子育て中で社会から孤立感を感じているお母さんを対象にしたコーチング。
など。学生や子育て中で収入の少ない層に向けたコーチングサービスは実際にはビジネスとして成立させるのはなかなか困難な場合があります。
このような層に向けてコーチングサービスを提供したい場合には、お金の出どころはクライアントからはなく、

大学や企業にスポンサーをしてもらう、
NPO団体を立ち上げて寄付を集う、
地方自治体からの受託を受ける、
補助金制度を活用する、

などなど色々な方法があります。
ご自身のサービスがクライアントからお金をいただくことが難しいと感じていらっしゃるなら、別の所から支援をしてもらう、という考え方でもう一度ビジネスを見直してみることをお勧めします。



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