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鈴のついたnote


私は神社が好きだ。

親が信心深くて、毎月自動車でお参りに行っていたというのもあるが、神社に来るとやはり心が落ち着く。

境内のお賽銭箱の真上には大きな鈴がついていて、鈴の下の紐を引っ張ると『からん、からん』という乾いた音色がする。

noteにも『鈴のついたnote』が存在していて、私はたまにその本を手に取る。

                       ◇


私にとっての『note』という存在は、結構日々目まぐるしく変わっている。

竜宮城のように、きらびやかで美しくて、すっかり長居してしまう夢の国にもなったり、ヒョイと襟首をつかまれて現実にほっぽり出されるツールになったりもする。

自分でも、たまにnoteを書く理由がわからなくなる。

いや、本当はわかっている。ただ、noteでないと書けない絶対的な理由がわからなくなったりするだけだ。

道がわからなくなって、岐路にしゃがみこむと『りん、りん』という音色が何処からともなく聴こえてくる。

立ち上がると足元にはあの鈴のついたnoteが置いてある。

私はそれを拾ってゆっくりと熟読する。


褒めあう文化をぬるま湯にしない為に|ヤマシタ マサトシ @OFFRECO1 #note https://note.com/offreco/n/n920271272370

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このnoteを毎回読む度に、自分の道がぼんやりと浮かんだり消えたりしている。

はっきりしないのは、まだ悩んでいるからだろう。未知のものへ足を踏み入れるには、心の器も潤しておかなければならないから。

けれど、何度読み返しても、また鈴が鳴るということはそれが答えなのかもしれない。

noteを捨てるわけでも破るわけでもないけど、夢中でしたためる時期は過ぎ、いよいよ窓を開ける時なのかも、なんて薄ぼんやりと考えてみた。

鈴のついたnoteは今、机の上に置かれている。

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