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『Search Spaceが考える今後の松本ビジョンとは?』

Q,Search Spaceの経歴を教えてください。

Search Space株式会社 代表取締役 後藤良輔さん

データ分析をメインで行っており、
映像、3次元データの取り扱いや、画像分析をしていました。
近年は、そこに優秀な映像を撮ることができるドローン技術を加え、主に農林業のスマート化や橋の点検等のインフラ事業、防災での活用をターゲットにサービスを提供しています。

例)
・ドローンの映像からインフラの危険を察知して管理者に通知
・橋梁三次元点群AI(東京大学との連携事業)
・ダム外壁のひび割れ検査  etc…

元々は医療関係でのAI分析がメインでしたが、
今は建設やインフラ、サザンガクサテライトオフィス入居企業の株式会社ふるさと未来様とも一緒に仕事をしています。

Q,松本に来たきっかけを教えてください。

私は福島出身です。
元々東京で働いていて、Uターンを考えていましたが、東日本大震災が起きてしまいました。
子育てを考えた時に、松本の環境が福島に似ていると感じ、移住を決断しました。

福島に戻ることも考えましたが、
松本で知り合った方々とのご縁も大切にしたく、
現在も松本に住んでいます。

Q,Search Spaceの強みを教えてください。

ドローンで撮影・編集・分析解析の全てができることが強みです。

ドローン機は、3次元データの作成・AI分析が可能です。
また、データをどのように撮影するかを理解しているため、
撮影のみに留まらず、分析した結果を実際に活用するところまで一連で行っています。

現在は、国を挙げて3次元データ活用に力を入れているので、
私たちも強く支援をしたく日々取り組んでいます。

今後は、建設・建築・点検・林業・農業など、
街を支えている方々と一緒に仕事をしていきたいと考えています。

Q,長野県内での取り組みを教えてください。

安曇野市でコンクリートの生産を手がけている株式会社ヤマサ様と共同で
実証実験をしています。

初めは、「うちはアナログなんでAIは・・・」という反応でしたが、
お話を伺うことで現在は課題が見つかり、
その課題解決に向け、ドローンを活用してアプローチしています。

Q,松本をより良くする取り組みについてお聞かせください。

“データ・サイエンスで「まち」を支える”

農業・林業・建設業は我々が住む環境と直結している仕事だと思っています。

日々、日常を守っている人たちは、実は人手不足に悩まされています。
田が広がり、里山が保全され、道路を通れることは、当たり前のこととされていますが、
「ちゃんとした食べ物を届けたい!」
「街を守っていきたい!」
という使命感のある農業・林業・建設業の現場の方たちが困っている事実を放って置けず、力になりたいと考えています。

Q,「人の仕事がAIに奪われる」という考えについて、どうお考えですか?

人の仕事の量は減る可能性はあリますが、
人の仕事がなくなることはないと考えています。

人にしかできない仕事をして、
AIに任せられるところはAIに任せてしまう。

農林業・建設業・土木業はAIから離れているように見えますが、
そういった業界だからこそ、
AIをどんどん活用していきたいと考えています。

Q,今後の展望をお聞かせください。

松本市周辺の方々と顔を合わせて協力しながら、
様々な地域にドローンの可能性を広げていきたいです。
(困っていたら顔出しますよ、といった関係性を構築していきたいです。)

街、インフラを皆で維持しなければならない時代に突入していると思っています。
皆で街を盛り上げていく一貫として、今の事業に取り組んでいます。

ドローンを飛ばして、データを取得し、人の役に立つ実績を集めている段階です。

皆さんのお困りごとを是非お聞かせください!
日常業務での困りごとを聞かせて欲しいです。
ドローンの撮影・編集・分析を用いて、
プラスにできるところまでご提案させていただきたいと考えています。

Q,学生さんに向けてメッセージはありますか?

若い人たちは、
・何が得意だろうか
・どこに就職すれば自分の力稼ぎ食ベてくことができるのか
などの情報は持っていますが、
自分の気持ちが整理できていないと思います。

好きなものを見つけるプロセスを踏み、
身につけたスキルをどこに活かしたいのか、
気持ちの整理をつけていけばいいと思います。

また、若い人たちは意外と建設・土木・農林業といった
実は面白い世界の仕事を知らないんだと気付きました。

若い人たちにこそ、こういった仕事の尊さをアピールしていきたいです。
今度、公民館でドローン体験を子どもたちに向けて行うのですが、
農林業や建設・土木業の方々を交えて、
ドローンはただの趣味ではなく、
仕事にも繋がるものだという魅力を普及していきたいです。

最後にメッセージをお願いします。

日常の業務をしているときに「なんかちょっと違和感あるなと」
と思ったら是非ご相談ください。

街を良くしていくことをみんなでやっていきたい!

地域を支えている皆の輪に入り、
一緒に支えていきたい一心でおります。

松本が好きで、松本が良くなる事例をもっとたくさん作っていきます。
将来的には他の地域とも共創していき、
地域全体のインフラを良くしていく事例を作れれば、と考えています。

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