【3分で読める】デザイン思考「本当の問題」を解決するための考え方
営業も、販売も、マーケも。世の中は先行き不透明感(VUCA)が続き、今までの当たり前が通用しなくなっている世の中。今までと同じではなく、工夫し常に「考える」癖が必要。
マーケティングでデータを集め、仮定して物事を判断することも大事ですがこんなVUCAの時代では、過去のデータが参考にならないことも多々。
ということでデザイン思考の話です。
デザイン思考とは
「ユーザーも気づかない本質的なニーズを見つけ、変革させるイノベーション思考」のこと。
自分の衝動が起点の自己表現である「アート」とは違い、「デザイン」思考は、クリエイティブの人のためだけの言葉ではなく、ビジネスをする人には欠かせないもの。
デザインとはプロダクトや制作物にだけ使われるものではなく、現に2018年に「おてらおやつクラブ」という貧困層の解決策を考えたNPO法人で、起業家でもデザイナーでもない人がつくったサービスが2018年グッドデザイン賞を受賞していたりします。
何か困っていることを見つけ、それをアウトプット(形・サービス)にする、という思考の重要性の話だと思ってもらえればと思います。
■まずは主観を信じる力
デザイン思考の強いクリエイティブな人とは、ただ発想力に優れている人ではなく、自分の主観を信じる力が強い人。
自分は何かを生み出し、実行する力がある!という自信を持ち、それを言語化や形にすることの繰り返しから、想像力は育まれることも多い。日頃から思っていること、感じていることを遠慮せずに発信してみることが大事。
■良質な問いの設定
デザイン思考のプロセスとしては
①観察・共感
②問いの設定
③ブレスト&コンセプトづくり
④試作&検証
というステップがあるのですが…
観察・共感は、人が本当に求めていることは何か。表面的な認知課題よりも、普段言葉にしてないような無意識・深層の課題。
いつも普通にやってるけど、無意識にネガティブな感情持っている等、常にユーザー視点を持って、課題を見つめてみるという感じ。
消費者は、サービスを欲している企業は、いま何を考えているんだろう…とその上で「問いの設定」ですが「良質な問いの設定」が重要。
これは様々な場面で使えると思います。
例えば、このチョコの商品をたくさん販売したいので…
「パッケージのデザインを変えたらどうか?」
「子供だけでなく、大人もチョコを楽しむ文化を作るには?」
「日本人のチョコレート消費量を上げるには?」
この3つの問いは自社の商品を売りたいという方向性は同じですが、大小粒度がバラバラ。普段の目標達成に向けた問いの設定も同じ。
部下に指示を出す時、誰かに何かを依頼する際、どんな問い・依頼を設定し、進めるかでアウトプットは大きく変わります。
問いの設定が甘い人は、普段からもっと深く見つめて観察する癖付けや、言葉の選択を今一度考え、自信を持ってアウトプットを繰り返してみる、というデザイン思考で新しい行動や結果、イノベーションに繋げていきましょう。
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