出版不況だけど、魅力を伝える選択肢を増やしたくて出版社を始めた
「今って本売れないんじゃないの?」
出版社をやってますという話をするとよく聞かれます。
出版不況と言われるようになったのは1990年代後半。
出版市場は1996年をピークに減少傾向が続いていると言われていて、339PLANNINGという会社を作ったのは2021年。出版不況真っ只中でした。今も真っ只中です。
ではなぜ、339PLANNINGは出版不況の中、出版をやっているのでしょうか?
それはとてもシンプルで、お客様にとって本というメディアが広報の一つとして有効かもしれないと気づいたからです。
この一年ほど、noteでは出版(本)は広報になるということをずっと発信しています。
339PLANNINGが提案する本を使った広報は、
・本を買う→本を読んだ人が著者を知る。
という流れです。
しかし、これまでの出版の流れは、
・著者を知っている→本を買う。
でした。著者を知るタイミングが逆転しています。
なぜ、このような流れに変わったのでしょうか。
それは、本を出版するリスクが下がったからです。
これまでは、本の制作費、印刷費、販売ルートの確保、配送、在庫リスクなど、多くのリスクやコストを背負いながら本を作ることが主流でした。
このリスクを回避するために、ぼくたちはAmazonが提供する一冊から本を出版できるKDPというサービスを使って本を作っています。
販売、流通、出版まですべて無料で本を出版できるという嘘みたいな仕組みです。
すごく斬新ですよね。でも実はすでに似たようなサービスがみなさんの近くにあるのです。それは何でしょう?
…そう、YouTubeです!
YouTubeで自分のチャンネルを開設して動画を投稿すると、広告収入を得ることができますよね。
YouTubeへの動画投稿は無料でできるので、実はKDPもYouTubeも同じ仕組みなのです。僕もこれに気づいたときは目から鱗でした。
そう考えると別に本である必要はないように見えます。
ぼくたちは出版事業と並行してWebサイトの制作や、SNS運用など、Webマーケティングの支援も行っています。
でももっと広くマーケティングという枠を捉えてみると、本を出版する手段や経路を変えて、新たな仕組みを作れば出版は広報の選択肢として有効だと思い、出版事業を始めました。
発信するためには、情報を伝える媒体=メディアが必要です。
そして、ぼくたちの周りにはたくさんのメディアがあります。
SNSもメディアですし、企業が自社の事業に関わる情報を発信するオウンドメディアやポッドキャスト、YouTubeなどの動画や音声など、メディアだらけです。
さらにメディアをもっと長い目でみてみると、本は紀元前3500年前から続く、人類の歴史で一番古いメディアなのです。いつの時代も本は人類のそばにいて、伝える手段として寄り添って来たと思うと、何だか感慨深い不思議な気持ちになります。
出版不況とはいえ、出版するハードルは下がっている。
じゃあ出版という手段もあったほうがお客さんの魅力が広がるよね。
そう思って出版社をはじめました。
この理由から339PLANNINGは広報出版社と名乗っています。
6年間、お客様の広報の支援でぼく自身が気づき学んだこと。
それは、魅力を伝えるためには「魅力のかけ算が必要」であること。
WEBだけ、本だけ、ということではなく、みなさんに合ったメディアを組み合わせて、魅力を最大限に広めるということです。
そんな想いでぼくたちは仕事をしています。
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