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生活の中に楽しみを見つけているお手本

日ごろ、私は身近な日常生活に関連する本はあまり読みません。どちらかといえば少し違う世界、遠い世界、大きな世界を見たくて本を読む、という事が多いのです。ただ、こちらの本はフォロワーさんがおススメしていたので、「では」と手にとってみました。

「生活の知恵」的な部分は家事にうとい私にはピンと来ませんが、それでも、何げない日常生活の中に楽しさを見つけていくという感じが見え、うらやましさを感じます。

それから、「生き方」に関する奥さまの発言には「深いなぁ」と思います。

親から受けた恩は親に返すのではなく、子どもに返す。そうすれば、それはまた次へ、とつながる。

↑私はこれをなんとなく(=無意識に)やっていましたが、こうして言葉で言われると「なんてすばらしい考え」って思います(別に私がすばらしいわけではなく)。
そう考えると、恩着せがましい言葉をひと言も発しなかった私の親ってすごいなぁと思ってしまいます。

昔教えられたことを思い出すようになったのは80歳を過ぎてから。

↑ なんと! ではその年齢になれば新たな発見があるという事。そこまで生きる意味はあるという事か、と思うとうれしくなりました。

それから、このご夫婦は、「自分で選択する」を貫いた生き方をしています。その理由は、「生き残った」から。自分の選択の結果、生き残った事がきっかけとなっているのです。それだけで非常に重みを感じます。

取材は、1年間編集者がご自宅に通い、1日テープを回しっぱなしで敢行されたんだそうです。この労力はすごい。

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167910068


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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。