16時間、食べない、やってみたけど
「16時間食べない」
オートファジーという、人間に備わっている機能を利用しましょう、ということのようです。
さっそく感化されてやってみようと思いました。
最初にして最大の壁は「家族」です。なにせ家族は、「3食を絶対に食べなければいけない」、これが世界でいちばん大事だと思っているので、異論をいくら言っても受け付けません。
「食べてないの?」
「食べないの?」
「食べなきゃダメなんじゃないの?」
「食べなきゃダメでしょ」
育ちざかりの人間が相手であればそうなのかもしれませんが、もう50歳をすぎた上に運動不足もこのうえない状態である私は、元来そこまで食べる必要もないと思うのですが、異論は絶対に受け付けません。
そんなわけで、ムリはせず(著書にも「週1回でいいから」と書いてあるので)、「チャンスだ」と思った時にやってみよう、と思いました。
「16時間」は寝ている時間もOKみたいなので、食べ終わりが「夜9時」→次の食事は「翌日午後1時」。これをやってみようと。
平日は、私がいちばん早く起き、家族が起きる前に食事を済ませるのが日常です。なので、食べずにいても見つかることはありません。
勤務の日。「食べた?」と聞かれたので、(飲み物しか飲んでないが)「食べ終わった」と言って、家を出ました。
もう一つの手段としては、前日の夕方4時に食べ終えてしまい、次の日の朝8時まで食べないという方法。休日の前の日、遅めに会社で仕事をするという時にはこの手が使えます。
よく考えてみれば、「16時間食べない」=「食べるのは8時間以内」という事です。ときどき、ちょっとツラい(空腹で)と思う日もありますが、1ヶ月ほど続けることができました(当然、実践していない日も4分の1以上はあります)。
もともと身体が不調だったわけではないので、これで何かが変わったか、分かりません。新たな発見としては、
◯10分長く寝れる
たったの10分〜15分にすぎませんが、これが毎日の積み重ねとなると結構大きいと体感しています。
◯夜をまたぐと意外に空腹にならない
起きているうちに16時間も空腹でいるのは結構きついかもしれませんが、寝る時間を挟むと、最初のうちは違和感がありましたが数日で慣れてきました。
ただ、私、これをやって1・2週間後に風邪をひいてしまいました。抵抗力が低くなっちゃったからなのか、単に流行り風邪にかかっただけなのか、今ひとつ原因が分かりません。また風邪をひいたりしたら、少し考え直す必要があるかもしれません。
という、いわば「途中経過」みたいなものでした。
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。