キンミライ(自由詩)
−キンミライ−
今現在
今を乗り切るがやっと、立っているのがやっと。
だから、この先を見る余裕なんて無い。
それなら、その向こうは見えるのだろうか、
結局、何のためにここにいるのかわからない。
近未来
近い未来すら見えない。見ようとしていないのか、
見えているのに、見落としているのか、
遠い未来は無理でも、近未来なら見えるはずなのに、
すぐそこにあるはずなのに、見えない。
遠未来
未来に不安しかない、実際は見てもいないのに。
勝手に想像して、勝手に堕ちていて、
それでも日々を、何だかんだ過ごしているのは、
不安が、無形で無色でいてくれるからかな。
近未来
近い未来すら見えない。見ようとしていないのか、
見えているのに、見落としているのか、
遠く未来は無理でも、近未来なら見えるはずなのに、
すぐそこにあるはずなのに、見えない。
時間だけは前に進むけど、未来とは別物だし、
未来は其々に違うものだから、自分次第だ。
月日だけは前に進むけど、道のりとは別物だし、
だから、せめて近未来くらいは、自分で創りないな。
花壇の現在地で、太陽に向かう直向きな姿勢は、太陽を未来とか目標にして見上げているのではなく、明日訪れる陽の光りを楽しみにしながら、今日を生きる直向きさだから、自分もそんな近未来の中を生きていけるように、この「陽曲」を和える。
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